みなさんはラグをどのように使っていますか?
「とりあえずリビングにラグを敷いたけどイメージと違った」
「ラグの使い方がよくわからない」
「何のためにラグを敷くの?」
ラグを使ってみたいけど、部屋のどこにどうやって使えばいいのかイメージできない。
そんなラグの使い方がわからない、今のラグの使い方に不満を持っている人は意外と多いのではないでしょうか。
一度はリビングにラグを敷いてみたけど、イメージしていた完成図と違ったので、ラグを押し入れに閉まったという人はいませんか?
ラグを使いこなすことが出来れば、部屋をいまよりもずっとおしゃれで快適な空間にすることができます。
ここでは、部屋をおしゃれにするラグの使い方について解説します。
目次
そもそもラグってどんなもの?
「ラグとカーペットって何が違うの?」
ラグとカーペットを混同されている方は多いのではないですか?
ラグとは、部屋の一部に敷く厚手の敷物のことを指します。
とは言っても、「厚手の敷物」だけではラグとカーペットの違いを想像するのは難しいと思います。
簡単に違いを解説するなら、ラグは部屋の一部に敷く敷物、カーペットは部屋全体に敷き詰める敷物を指すことがあります。
また、「敷物のサイズ」でラグとカーペットを分類することがあります。
ラグ | 1畳~3畳の敷物 |
カーペット | 2畳~12畳以上の敷物 |
家に和室が無くて1畳を想像するのが難しいのでしたら、1畳のサイズ『縦176.0㎝×横87.8㎝=1.54㎡』(江戸間の場合)を参考にしてください。
ただし、畳のサイズは江戸間の他に中京間や京間など種類によって1畳ごとのサイズが違うため、これはあくまで参考のサイズとなります。
実際にラグやカーペットを購入する場合には、敷く場所の実寸を測ってから商品を購入してください。
当店では、ラグのサイズをセンチ表記で記載していますのでご購入時の参考にしてください。
ラグサイズの参考画像
ラグのサイズが気になる方は、サイズの参考画像を下記に掲載していますので、ラグのサイズを確かめる際にお役立てください。
▶ 二人掛けソファーの前に敷いて丁度いいサイズ |
▶二人+三人掛けソファーで囲んで丁度いいサイズ |
▶ソファーとテーブルの下に敷き込む場合のサイズ |
▶ソファーと床の両方でくつろげるサイズ |
おしゃれ&便利なラグの使い方
どうすればラグで生活空間を快適にして、部屋をおしゃれにすることができるのでしょうか。
ここでは、「リビング」、「ダイニング」、「子供部屋」、「和室」の4部屋と「アウトドア(屋外)」の計5つの場所でラグの使い方を解説したいと思います。
それぞれの場所でラグの使い方に少し違いがあります。
部屋によってラグの使い方がどのように違うのか、目的と場所でラグの使い方の違いを確かめてください。
リビングでのラグの使い方
まずは、リビングでのラグの使い方について解説します。
リビングは「家族がくつろぐ場所」ですから、ラグを敷く場所は、リビングの中でも家族が居心地良く過ごせる場所です。
ラグを敷くことでリビングをより快適な空間にするラグの使い方は2通り考えられます。
- リビングの中で最もリラックスできる場所にラグを敷く
- 足元を冷やさないためにソファーの足元にラグを敷く
例えば、家族がテレビの前でゴロ寝することが多いのでしたら、リビングのテレビの前にラグを敷くことでゴロ寝がより快適になります。
また、リビングのソファーで過ごす時間が多いのであれば、ソファーの足元にラグを敷くことで足元の冷えを低減することができます。
家の間取りやリビングにある家具の種類、家具の設置場所によってリビングの居心地の良い場所は違うと思います。
リビングにラグを敷く場合は、リビングのどこにラグを敷けば家族が居心地よく過ごせるかを考えましょう。
- リビングで一番くつろげる場所にラグを敷く
- 足元の冷えを防ぐために毛足の長いラグを敷く
- ソファーの脚がラグを踏んでしまってもOK
- 季節に合ったラグを敷くことでくつろぎ度UP!
リビングは家族がくつろぐ場所ですが、場合によってはお客様をリビングに招くこともありますよね?
特にワンルームマンションに暮らす一人暮らしの方は、リビングにお客様を招くことになります。
そのお客様が親しい友人であったとしても、見栄えの良い部屋に招きたいというのはごく自然な感情です。
リビングにラグを敷くことで、部屋の見栄えを良くできるだけでなく、ラグの上にお客様をご案内できるのでフローリングの上にお客様を座らせなくて済みます。
お客様を招くことができるリビングにするためにも、リビングのインテリアに合ったデザインのラグを選びましょう。
ダイニングでのラグの使い方
ダイニングにラグは必要ないと思っている方は多いのではないですか?
ダイニングにラグを敷くのは何もおかしな事ではありません。
ダイニングでのラグの使い方として、「保護と見た目」を意識した使い方をします。
例えば
- ダイニングの床を保護するためにラグを敷く
- ダイニングの見た目を良くするためにラグを敷く
です。
ダイニングの床はテーブルや椅子が動くことでキズ付きやすく、食べこぼしで床を汚してしまうことがあります。
そこで、床のキズや汚れを防ぐために、ダイニングのテーブルや椅子の下にラグを敷きます。
- ダイニングのテーブルと椅子を囲うようにラグを敷く
- 椅子を引いた時のスペースを考えてラグを敷く
- リビングとダイニングを分けるようにラグを敷く
リビングとダイニングの境界があいまいなリビング・ダイニング(LD)だと、ダイニングとリビングそれぞれにラグを敷くことでワザと境界を作るといったラグの使い方があります。
例えば、リビング部分とダイニング部分で別々のラグを敷き、リビング部分は普段の生活環境を維持して、ダイニング部分には来客を迎えられるようにテーブルと椅子を置くといった使い方ができます。
このラグの使い方は、1LDKなど単身用賃貸マンション、広いリビング・ダイニングを持つ一戸建てなど様々な間取りに応用することができます。
部屋の中をラグで区切ることで、使用目的ごとに必要な空間を作ることができます。
子供部屋でのラグの使い方
子供部屋にラグを敷く理由はいくつかあります。
例えば
- 子供部屋のフローリングのキズ・汚れ防止
- 子供が床の上で寝っ転がることが出来る
- 子供がフローリングで滑ってケガをしないようにする予防対策
- 子供の足音が階下へ届きにくくする防音対策
など
子供部屋にラグを敷くと、フローリングのキズや汚れを防ぐだけでなく、子供が飛んだり跳ねたりしたときの音を階下に届きにくくすることができます。
小さなお子さんだと、子供部屋で飛んだり跳ねたりすることもあります。
マンションやアパートだと子供の足音が階下に届いてしまって、階下の住人と騒音トラブルになってしまうかもしれません。
そこで、子供部屋に遮音機能があるラグを敷くことで、階下に足音を届きにくくすることができます。
遮音機能があるラグは、ラグの商品説明欄に遮音等級で表記されています。遮音等級については下記の画像を参考にしてください。
遮音等級が「ΔLL(I)-6」以上のラグなら、子供の足音をかなり低減することができます。
- フローリングの汚れを防ぎ、拭き掃除ができるラグを敷く
- ラグが激しく汚れても家庭の洗濯機で洗えるラグを敷く
- ベッドや椅子の側にはクッション性のあるラグを敷く
- 子供が床でごろ寝できるようタンスや机から離してラグを敷く
- 勉強机や椅子、ベッドの下にラグを敷き込んでもOK
- 子供部屋の中でも子供がよく遊ぶ場所には遮音機能があるラグを敷く
子供部屋でのラグの使い方は、子供の成長や健康状態でも変化します。
子供が成長して子供部屋の模様替えするなら、勉強に集中できるように青色などの寒色系のラグに替えて集中力UPを狙うこともできます。
また、子供の喘息などアレルギー症状が心配というご家庭なら、ハウスダストの原因となるダニやホコリが発生しにくいラグを敷くなどの使い分けが必要です。
ハウスダストを防ぐなら、合成繊維を生地に使ったラグがあそび毛が出にくいのでおすすめです。
和室でのラグの使い方
和モダンなどインテリアとして和室にラグを敷くのは珍しくなくなり、畳の上でラグを使うケースは増えています。
その和室に敷くラグはインテリアとしてだけでなく、別の使い方もできます。
例えば
- 和室を作業スペースとして使うためにラグを敷く
- 和室をリビングとして使うためにラグを敷く
など
最近は畳が敷かれた和室のある家も減ってきましたが、日本人なら和室でくつろぎたいという願望を持った人が少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
和室を自分の居室や作業スペースとして使いたいと思っている方は、家具の下にラグを敷くことで畳が傷つくのを防ぐことができます。
また、和室をリビングとして使うならソファーやリビングテーブルの下にラグを敷き、畳とラグの組み合わせでくつろぎ空間を作ることもできます。
- 畳の傷みを防ぐためにラグを敷く
- 家具の下にラグを敷いて家具の脚跡が畳に残らないようにする
- 定期的に和室の換気を行う
- ラグの汚れをそのままにしない
- ラグは定期的に陰干しする
和室の畳の上にラグを敷くとダニやカビが発生する、という話を聞いたことがある方もいると思います。
確かに、畳の上にラグを敷くとダニやカビが発生することがあります。
でも、それはラグの種類や使い方が悪かっただけで、畳の上でもラグを使うことは可能です。
【和室で使えるラグ】
- 防虫・防カビ加工が施されたラグ
- はっ水加工が施されたラグ
など
ラグにダニやカビが繁殖してしまうと、畳までダニやカビに汚染されてしまうため、防虫・防カビ加工が施されたラグを使ってください。
また、畳は湿気に弱く、湿気があるとダニやカビが繁殖しやすい環境になってしまいます。
そのため、ラグにジュースをこぼすなどして水気が浸透するのを防ぐために、はっ水加工が施されたラグを畳の上に敷くことをおすすめします。
畳にダニやカビが発生する原因は、通気性が悪く湿気やゴミがラグと畳の隙間にたまることで、ダニやカビの繁殖しやすい環境をつくってしまうことです。
これを防ぐには、こまめに和室の掃除や換気を行い、ラグを動かすことでゴミや湿気が溜まらないようにするとダニやカビの繁殖を防ぐことができます。
ラグのこまめなお手入れ方法は、掃除機やコロコロクリーナーでラグ表面の大まかなゴミを取り除き、ラグに残ったシミなどの汚れは雑巾に薄めた中性洗剤をしみ込ませて拭き取るようにしてください。
このお手入れを行うときの注意点として、ラグに洗剤が使用できるか確認してください。また、ラグに残った水気が完全に乾いてから畳の上に敷くようにしてください。
▼ お手入れの方法はコチラ
和室でラグを使う場合は、ダニやカビを発生させない方法を確かめてからラグを使いましょう。
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アウトドアでのラグの使い方
ラグは家の中だけでなく、アウトドアにラグを持ち出すことができます。
アウトドアでのラグの使い方として、「お座敷スタイル」という従来のアウトドアとは少し違う冬のキャンプスタイルがあります。
お座敷スタイルは、テントのリビングスペースにチェアやテーブルをそのまま置くのではなく、リビングスペースにラグを敷いて直に座るスタイルです。
テントの中にラグを敷くことで、日本人が慣れ親しんだお座敷をキャンプに取り入れることができます。
お座敷スタイルでのラグの使い方は、テントのリビングスペースにラグを敷き、その上にテーブルなどを置きます。
また、ラグを使ってお座敷スタイルを楽しむなら、やわらかいクッションやあたたかいブランケットなどの暖房器具を用意しておくと、冬のキャンプをより楽しむことができます。
- ラグは持ち運びができる大きさの物を使う
- テーブルの上にラグを1枚敷いて簡易コタツとして使う
- ラグを複数枚重ねて使ってもOK
- ラグの上でシュラフを使いそのまま寝てもOK
お座敷スタイルでわざわざラグを敷かなくてもインナーシートだけで十分なのでは?
そのように考えた方もいるかもしれませんが、インナーシートは地面からの冷気を防ぎつつ、デコボコした地面を気にせずシュラフで寝ることができるようにするための物なので、座り心地に若干不満が残ります。
そこで、インナーシートとラグを組み合わせて使うことで、地面からの冷気を防ぎながら座り心地の良いくつろぎの空間をテント内に作ることができます。
また、アウトドアでラグを使うもうひとつの理由として、アウトドアをカッコよくするためです。
せっかくアウトドアに来たのですから、アウトドア上級者のようにカッコよく見栄えを良くしたいですよね。
ラグはテント内部に敷くだけでなく、アウトドアチェアに敷いておしゃれに見せるアイテムとして使うこともできます。
カッコよくアウトドアを楽しめる、ラグのデザインにもこだわってみてはいかがでしょうか。
テーマ毎にラグをおしゃれに使う方法とは
おしゃれに興味をお持ちの方は、部屋に使うラグのデザインにもこだわりたいと思ったのではないですか?
ラグには様々な大きさやデザイン(色や柄)があり、部屋に配置した家具と組み合わせることでおしゃれな部屋を作ることができます。
でも、どうすれば部屋をおしゃれにすることができるのか、おしゃれのやり方がわからなくて困った経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そんな、おしゃれな部屋創りで困った方は、テーマを決めて部屋に配置するインテリアを選ぶという方法を試してみてはいかがでしょう。
ここでは「ナチュラルインテリア」、「モダンインテリア」、「西海岸風インテリア」の3つのテーマからおしゃれなラグの使い方を解説します。
ナチュラルインテリアの部屋
ナチュラルインテリアは、木の質感やぬくもりを感じさせるのが特徴のインテリアコーディネートです。
このナチュラルインテリアでは、ホワイトやベージュをベースカラーにして、そこに自然や植物の色であるグリーンやブラウンなどの色がアクセントとして入ります。
ナチュラルインテリアで使うラグは、グリーンやブラウンなどのアースカラーで無地のラグか、動物や植物をモチーフにした柄の入ったラグを合わせるとおしゃれに見えます。
部屋に備わっている家具の木材をコーディネートに活かしたい、落ち着いた雰囲気の部屋にコーディネートしたいという人には、こちらのナチュラルインテリアがおすすめです。
落ち着いたベージュをベースにゆるい波の柄が入ったラグで、手触りも良いのでラグの上でゆっくりくつろぐこともできます。
モダンインテリアの部屋
インテリアでモダンとは「近代的」とか「今風の」といった意味が当てはまります。
モダンインテリアは、ベースカラーにホワイトやブラック、グレーが多く使用され、家具には曲線があまり使われず、無機質ですが上品な印象を与えます。
このモダンインテリアで使うラグには、ベースカラーでもあるブラックやグレーの無地のラグが合います。
また、大理石などの石材をモチーフにした柄や幾何学模様のラグも合わせることもできます。
前衛的なデザインの家具がコーディネートに取り入れられることもあるモダンインテリアでは、アクセントカラーにレッドやイエローといった原色を取り入れることでおしゃれを演出することがあります。
でも、ラグに明るい色を使うとせっかくのモダンな雰囲気が崩れてしまいます。モダンインテリアで使うラグに困ったら、シンプルな石材をモチーフにしたラグを選んでみてはいかがでしょうか。
西海岸風インテリアの部屋
西海岸風インテリアとは、アメリカ西海岸をイメージした家具や小物で統一したコーディネートです。
アメリカの都会的なイメージの中に、海や自然を感じさせる要素をちりばめることで開放的な部屋を演出することができます。
アメリカンカジュアルが好きな方なら自分のファッションと部屋をセットでコーディネートして楽しんでもいいですね。
西海岸風インテリアでは、ベースカラーを開放的な明るいホワイトにして、海や空を連想させるブルーをインテリアに多く取り入れたコーディネートです。
西海岸風インテリアに似合うデニム生地のラグなら、そのままコーディネートに取り入れることができます。
ラグを効果的に活用するには『機能性』も大切
ラグを使う場所によっては「こんな機能があると助かる」ということがあります。
例えば、子供部屋でラグを使う場合。
子供がフローリングを汚したり傷つけるのを防ぐためにラグを敷くことがありますよね?
この時、「洗濯機洗いOK」の機能が備わったラグなら、子供がラグを汚しても洗濯機で簡単に洗えるので、すぐに汚れを落とすことができます。
ラグは部屋をおしゃれにしてくれるだけでなく、生活を快適にしてくれる優れた機能が備わっています。
そして、ラグの機能は「洗濯機洗いOK」だけではありません。
「洗濯機洗いOK」以外にどのような機能があるのかというと、以下のような機能があります。
機能性ラグの種類
- 手洗いOK
- はっ水
- 抗菌防臭
- 防炎
- 防音
- 防ダニ
- 消臭
- スベリ止め
- ホットカーペット床暖房対応
- 遊び毛が出にくい
- ホルムアルデヒド対策品
このように優れた機能がいくつかありますが、注意して欲しい点もあります。
全てのラグにこれらの機能が備わっているわけではありません。
ラグを敷く場所とラグを使う理由によって求める機能があります。
これまでにご紹介してきたダイニングや和室でのラグの使い方で、それぞれの部屋に必要な機能の言及もしているので、そちらも参考にしてください。
その求めている機能を備えたラグを選ぶことが重要になります。
ラグが必要な機能を備えているかを確認する方法として、当店の商品には機能表記があります。
機能表記には、下記に掲載した画像のようにわかりやすいアイコンでご案内していますのでラグを選ぶときの参考にしてください。
▼ ラグを機能で選ぶならコチラ
ラグを敷く場所によってラグに求められる機能は違います。リビングやダイニングで快適に過ごしたいなら、ラグにどんな機能があるのか、購入前に必要な機能を洗い出してみてください。
まとめ
この記事では、ラグの便利な使い方について解説しました。
部屋におしゃれなラグを敷くことで、部屋に彩りを添えるだけでなく、より暮らしを快適にしてくれます。
みなさんそれぞれに生活スタイルやこだわりのコーディネイトがあると思います。
ここで解説したラグの使い方を参考に、生活スタイルやコーディネイトをよりおしゃれにするラグを探してみてください。