寝室カーテンを選ぶときのポイントってなんでしょうか?
たとえば、
- 夜勤があるので、昼でも眠れるように遮光カーテンがいい。
- リラックスしたいので、心和むデザインがいい。
- 「夏涼しく冬はあたたかく」過ごせる遮熱機能つきのカーテンがいい。
など、いろいろな希望があると思います。
「何を重視したいか?」優先順位をつけて選びたいですね。
この記事では「寝室のカーテン選びのポイント」や「おすすめの寝室カーテン」についてお伝えしていきます。
目次
寝室に適したカーテンとは?
寝室のカーテンを考えるとき、一番のポイントになるのが「遮光付き」or「遮光なし」かを決めることです。
「遮光」とは、屋外の光をさえぎって室内を暗くするための機能です。
遮光カーテン生地には、
- 黒糸を織り込んだもの
- 裏側に合成樹脂をラミネート加工したもの
- アルミ粉末をコーティングをしたもの
- 裏地を縫い付けたもの
などがあります。
もし「昼夜関係なくぐっすり眠りたい。」という希望があるなら、「遮光カーテン」はゆずれない条件になりますよね。
一方で「朝寝坊が心配。」「朝日をあびて自然に目覚めたい。」という希望があるなら、「遮光なしカーテン(非遮光タイプ)」を選びましょう。
遮光付き vs 遮光なし
遮光付きのカーテンか、遮光なしのカーテンか・・・。
大事な条件になので、どちらにすべきか慎重になりますよね。
次に『遮光付きカーテン&遮光なしカーテンのメリット・デメリット』をまとめたので、選ぶときの参考にしてみてください。
遮光付きカーテンメリット&デメリット
■遮光付きのメリット
- 屋外の光を遮るため、熟睡できる。
- プロジェクターなどで映画鑑賞をするときに、暗室にできる。
- 遮熱・断熱、UVカットなど機能面も充実しているタイプが多い。
- 厚手でしっかりした生地感。
■遮光付きのデメリット
- 目覚めがアラームだより。朝寝坊が心配。
- 選べるデザインの幅が減る。
- ナチュラルな雰囲気にやや欠ける(?)。
遮光なしカーテンメリット&デメリット
■遮光なしのメリット
- 朝日を感じて、自然に目覚めることができる。
- やわらかい手触り、優しい風合いのものが多い。
■遮光なしのデメリット
- 朝ゆっくり眠りたいときも目覚めてしまう。
- 薄手の生地で、機能面は遮光カーテンと比べて劣るものが多い。
遮光等級にも注意が必要
遮光カーテンは、遮光性能の高いものから順に1級(遮光率99.99%以上)、2級(遮光率99.80%以上99.99%未満)、3級(遮光率99.40%以上99.80%未満)に区別されます。
遮光1級の中でも完全遮光は外からの光を100%さえぎります。
夜勤などがあって、昼間ぐっすり眠りたい人におすすめです。
実際の明るさを目で見て比較してみましょう!
光漏れにも要注意
「遮光カーテンにしたから、昼間も真っ暗にできる!」かというとそうではありません。
たとえカーテン生地の遮光率そのものが高くても、窓枠・床のすき間から光が漏れてしまうことがあるからです。
このような光漏れを完全に防ぐことは難しいですが、カーテンサイズを工夫をすることで軽減することができます。
次の点に注意しましょう。
- 幅に余裕をもたせる
- 裾を長くする(床にするくらいの長さにすると◎)
寝室のカーテン実例
ちなみにわが家のカーテンは3級遮光です。
「朝、気持ちよく目覚めたい」という希望がまず一番。
そのうえで「厚手生地」「好みのデザイン」という条件をクリアできたものの中から選びました。
カーテンの種類にもよりますが、3級なら朝のおとずれととともにお部屋の中がほんのり明るくなるので目覚めはさわやかです!
そして起床時間は、夏は早くて冬は遅いです。笑
一方で、「遮光1級にしとけばよかった~」と思ったこともあります。
それは夜寝ているときにお隣さんの照明の光が気になったときです。
わが家はお隣さんとの窓の距離が近いので就寝時に真っ暗にしていると、お隣さんの照明のON/OFFがカーテンをとおしても伝わってきます。
うとうとしているときに、急に明るくなって「ん!?」ってなるときがありました。
慣れると気にならなくなりましたが、お隣さんとの距離が近いときは遮光レベルの高いカーテンにしておく方がいいかもしれませんね。
どんな色が適しているか
1日の疲れを癒す寝室。
心落ち着く静かな空間にしたいですよね。
大切にしたいのは色選びです。
寝室のカーテンにおすすめの色ってどんな色なのでしょうか?
リラックスしたいならナチュラルカラー、ブルー系、グリーン系が心理的に適しているとされています。
また、遮光機能をより重視したいなら濃いめの色を選びましょう。
おすすめカラー
寝室におすすめのカラーは次のとおりです。
- ナチュラルカラー(アイボリー、ベージュ、ブラウンなど)
- ブルー系
- グリーン系
反対に寝室に不向きなカラーは、赤やオレンジなど。
興奮作用があるため、気持ちが高ぶってしまいます。
ナチュラルカラー(アイボリー、ベージュ、ブラウンなど)
アイボリー、ベージュ、ブラウンなどのナチュラルカラー。
自然界にある色なので他の色と調和しやすく、お部屋をやわらく包んでくれます。
ブルー系
ブルー系には沈静作用があるといわれています。
「仕事とプライベートの切り替えがなかなかできない。」「気持ちが高ぶってなかなか寝つけない」という人には、ブルーのカーテンがおすすめです。
カラーによっては肌寒い印象になることもあるため、あたたかみのあるブルーを選ぶといいですね。
また、「白地ベース×青の模様」という組み合わせもおすすめです。
風水で選ぶおすすめカラー
カーテンの色を風水から選びたい方もいますよね。
寝室の場合は、健康運をアップさせるグリーン系のカーテンがおすすめです。
心を安らげ、健康を促進する効果があるので、一日の疲れを癒す寝室にぴったりです。
遮光率重視なら、濃いめの色合い
遮光率を重視したいなら、濃いめの色合いをおすすめします。
同じ種類のカーテンでも色の濃淡によって遮光率が違う場合があります。
しっかり遮光したいのであれば、濃い色を選ぶのがベスト!
非遮光タイプ(遮光機能がない)でも厚手で濃い色のカーテンなら、遮光カーテン並みの効果を期待できるものもあります。
必要な機能を考える
最新カーテンには、本当にいろいろな機能があります。
「え?こんな機能までカーテンにあるの!?」と驚いちゃうほど。
寝室のカーテンにおすすめの機能を順番にご紹介していきますね。
遮熱・断熱
夏の夜、エアコンを入れていても蒸し暑さを感じたり
冬の夜、ひやっとする冷気に目が覚めたりしたことはありませんか?
質のよい睡眠を確保するためにも、温度管理は大切ですよね。
遮熱・断熱カーテンなら、お部屋の心地よい温度をしっかりキープしてくれます。
★遮熱・断熱機能とは?
遮熱・断熱機能とは、「夏すずしく、冬あたたかく」お部屋の温度を快適に保つためのもの。
夏は屋外の熱気の侵入をシャットアウト、冬は室内のあたたかい空気を逃さない効果があります。
冷暖房効率もUPするので、環境にもお財布にもやさしいカーテンです。
防音
「さあ寝よう!」と布団に入ってから、サイレンや踏切の音、車の走行音が気になったことはありませんか?
大通りや線路の近く、人通りの多い道に面しているお部屋は、なかなかくつろげませんよね。
そんなときは防音カーテンがおすすめです。
★防音機能とは?
外からの音を遮り、室内の音漏れを防ぐ機能。
防音カーテンなら、当店のオリジナル商品『エコカクテル』がおすすめです。
カーテン生地には4層におよぶ樹脂コーティングがほどこされており、高い防音性を発揮しています。
室内の音が外に漏れにくいようにする効果もあるので、赤ちゃんや小さいお子さんがいらっしゃるご家庭にもおすすめです。
▼完全遮光で光をしっかりシャットアウト!断熱性にも優れています。
防炎
火災時にそなえて、寝室を防炎カーテンにしておくと安心です。
夜間の火災では、就寝時の逃げ遅れが原因で多くの方が命を落としています。
カーテンは繊維なので、ひとたび着火するとあっという間に炎を広がってしまうのです。
ですが、防炎カーテンなら「燃えにくい加工」がほどこされているので、火災時の延焼を防いでくれます。
また、高層マンション(高さ約31メートル以上/11階建てくらいの高さ)では防炎カーテンの仕様が義務付けられているので、必ず防炎カーテンを選びましょう。
★防炎カーテンとは?
火災時に燃え広がりにくい加工がされているカーテンのこと。
万が一、カーテンに着火しても延焼の拡大をおさえます。
日本防炎協会によって行われる防炎性能基準試験をクリアしたカーテンだけが「防炎カーテン」を名乗ることができます。
ミラーレース、UVカット
ミラーレース
レースカーテンは屋外からの視線をシャットアウトするミラーレースカーテンがおすすめです。
ミラーレースカーテンは特殊な光沢糸を使用していて、太陽光や可視光線を反射することでプライベートを守る仕組みです。
ただし、ミラーレースは夜や曇りの日など屋外が暗い状態では効果が期待できません。
このような場合は、ドレープカーテンを併用するようにしましょう。
昼夜関係なく目隠し効果のある「遮像レースカーテン」もおすすめです。
UVカット
お休みの日は、インドア派のあなた。
寝室でのんびり過ごしたいなら、UVカット機能つきのレースカーテンが安心です。
窓から侵入する紫外線(UV-A)は、なんと80%にも及びます。(直射日光のあたる戸外の紫外線照射量を100%とした場合。)
室内だからといってあなどれませんね。
お昼寝する赤ちゃんのお部屋は、UVカットのレースカーテンにしましょう。
自然光を優しくとりいれつつ、紫外線からお肌を守ります。
まとめ
寝室につけるカーテンは、ご自身の生活スタイルに合わせてどのような機能・デザインがいいかをじっくり考えてから選びましょう。
- 夜勤があるので昼間に寝たい。→遮光・防音
- 自然光で目覚めたい。→非遮光(遮熱なし)
- 西日が差し込む。→遮熱、ミラーレース、UVカット
- 隣の家の窓との距離が近い。→ミラーレース
- 赤ちゃんや子ども部屋の寝室。→UVカット
- 心穏やかに過ごしたい。→ナチュラルカラー、ブルー、グリーンなどの色
1日の疲れを癒す寝室だからこそ、お気に入りの1枚を見つけたいですね。