おしゃれでハイセンスな窓辺を演出するロールスクリーン。
「新築のお家はロールスクリーンにしたいな」と検討中の方も多いのではないでしょうか?
だけど、気になるのはロールスクリーンの”透け具合”ですよね。
【シースルー】など薄手の生地タイプは、夜になると屋外から室内の様子が透けて見えてしまいます。
ですから、大通りに面した窓やお隣との距離が近い窓には、目隠し効果の高い【遮光ロールスクリーン】がおすすめです。
この記事では『タイプ別!ロールスクリーンの透け具合比較』を写真つきでご紹介します。
目次
ロールスクリーンが夜透けるかどうかは「遮光性」で決まる!
夜になって照明をつけたとき、気になるのは『外からの視線』です。
昼間は気にならなくても、夜になって屋外の方が暗くなると室内の透け具合にハッとすることがありますよね。
とくにロールスクリーンの場合は、カーテンとちがって凹凸がなくフラットな形状をしています。
そのぶん、物の色やシルエットが外からくっきり透けてしまうことがあるんです。
もし外から透けてしまっていたら、プライベートが守れません。防犯上もよくありませんよね。
では、透けないロールスクリーンってどうやって見分けるのでしょうか?
ロールスクリーンが透けるかどうかは、遮光性のあるなしで決まります。
つまり「遮光性のないタイプだと透けやすい」「遮光性のあるタイプだと透けにくい」ということです。
え?遮光性ってなに?と思ったあなたにご説明しますね。
ロールスクリーンが光をさえぎるパワーのこと。
遮光性が高いロールスクリーンは屋外からの光をさえぎって室内の暗さをキープします。ですから、休日の朝ゆっくり眠れるなどのメリットがあります。
さらに、室内の光を外に漏れにくくする効果もあります。遮光性が高いロールスクリーンを設置した窓は、室内が透けて見えにくいんです。
つまり、遮光性は外からの視線をさえぎるためにも一役買う!ということですね。
遮光ロールスクリーンの特徴や選び方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
【夜】外から見たときのロールスクリーンの透け具合
ロールスクリーンが透けやすさが気になるのは、昼よりも夜ですよね。
ロールスクリーンの透けやすさは”遮光性のあるなし”によってちがいます。
とはいっても、言葉だけの説明だとピンとこないですよね。
ということで!「ロールスクリーンの種類によって透け具合にどれくらいの差があるのか?」を写真で比較してみました。
まずは、「夜に外から見たときの透け具合」の比較してみましょう。
◆遮光機能のないもの(シースルー・標準・やや厚め)
遮光性のないタイプのロールスクリーンを比較しています。
【シースルー】【標準】【やや厚め】の順に並べて比較しています。
閉めた状態
ロールスクリーンを閉めた状態での比較写真です。
室内の物の色や形がわかります。お部屋の奥の方までよく見えますね。
室内にある物の形はなんとなくわかりますが、色まではわかりません。
室内にあるものの影がぼんやりとわかる程度です。
半開き状態
ロールスクリーンを半開きにした状態での比較写真です。
遮光機能のあるもの(1級・2級・3級遮光)
続きまして、遮光機能つきのロールスクリーンの比較をしてみましょう。
物の色や形は透けて見えませんが、光の漏れ具合がちがいます。
ちなみに遮光性は光をさえぎる機能が強いものから順に【1級】【2級】【3級遮光】に分類されています。
閉めた状態
ロールスクリーンを半開きにした状態での比較写真です。
わずか隅から光がもれている程度。
全体にほんの少し明るくなっていますね。
外から室内の電気がついていることがわかります。
半開き状態
遮光機能のあるロールスクリーンを半開きにした状態での比較写真です。
どのくらい遮光性が欲しいのかに合わせて、遮光等級を選んでいきましょう。
光が漏れないという事は、外からの日差しも差し込まないので「真っ暗は嫌!」という場合は3級遮光がおすすめです。
逆に、「寝室に取り付けたい」「ホームシアターのスクリーンに代用したい」など室内を真っ暗にしたい場合は1級遮光を選びましょう。
ホームシアター用のロールスクリーンは、遮光性以外にも選ぶポイントがいくつかあるので、よければこちらの記事もご参照ください。
【昼】外から見たときのロールスクリーンの透け具合
続きまして「昼間の屋外からの透け具合」を比較してみましょう。
昼間は外の方が明るいことが多いので、夜ほど気になることはないと思います。
遮光機能のあるなしで比較しても、それほど大きな差は感じられないという印象です。
遮光機能のないもの(シースルー・標準・やや厚め)
【シースルー】【標準】【やや厚め】の順に並べて比較しています。
閉めた状態
ロールスクリーンを閉めた状態での比較写真です。
いかがでしょうか?
比較すると【やや厚め】タイプの方が安心感がありますが、【シースルー】タイプでも目隠し効果は十分という印象ですね。
半開き状態
ロールスクリーンを半開きにした状態での比較写真です。
遮光機能のあるもの(1級・2級・3級遮光)
さらに、遮光機能のあるロールスクリーンでも「昼間の屋外からの透け具合」を比較してみましょう。
順に【1級】【2級】【3級遮光】に分類されています。
閉めた状態
ロールスクリーンを閉めた状態での比較写真です。
遮光機能ありのロールスクリーンも、透け具合は気になりませんね。
ただし、屋外からの光をさえぎるので使用時は室内が暗くなります。
室内が真っ暗になるのを避けたいなら、遮光等級が低い3級がおすすめです。
半開き状態
ロールスクリーンを半開きにした状態での比較写真です。
【夜】室内から見たときのロールスクリーンの透け具合
室内側からの透け感や雰囲気もチェックしてみましょう。
厚めの生地や遮光タイプのロールスクリーンは、窓の面積や設置場所によっては閉塞感をもつことがあります。
ロールスクリーンは目隠し効果・質感・雰囲気など、トータルのバランスを意識して選びましょう。
遮光機能のないもの(シースルー・標準・やや厚め)
まずは、遮光機能のない【シースルー】【標準】【やや厚め】の3タイプを比較してみます。
閉めた状態
ロールスクリーンを閉めた状態での比較写真です。
外の景色までは見えませんが、窓枠は透けて見えます。
シースルーより厚みがあるので透け具合もやわらぎます。
窓全体をしっかりカバーしています。
半開き状態
ロールスクリーンを半開きにした状態での比較写真です。
遮光機能のあるもの(1級・2級・3級遮光)
続きまして、遮光機能のある【1級】【2級】【3級遮光】の3タイプで比較してみます。
閉めた状態
ロールスクリーンを閉めた状態での比較写真です。
いずれも透け感は気になりません。これなら安心ですね。
色味によって異なるお部屋の雰囲気にもご注目ください。
半開き状態
ロールスクリーンを半開きにした状態での比較写真です。
スクリーンの種類ごとの夜の透け具合について
調光ロールスクリーンやプリーツスクリーンなど、ロールスクリーン以外にもスクリーン系のアイテムはたくさんありますよね。
そこで、ここからはスクリーンの種類別に夜外から見たときの透け具合について解説します。
ダブルロールスクリーン
ダブルロールスクリーンとは、2枚の生地がついているロールスクリーンのことです。
透け感のあるシースルー生地と、透けにくい生地の2枚セットで使われます。
カーテンのように採光や目隠しを両立できるロールスクリーンです。
気になるダブルロールスクリーンの透け具合ですが、1枚物のロールスクリーンと同じで遮光性のあるなしによって決まります。
透けいにくい方のスクリーンに遮光性があれば、昼も夜も透けにくいです。
逆に、シースルー生地のみでは夜透けやすくなります。
透け感が気になる方は、夜はシースルー生地と透けにくい生地の両方を閉じておくようにしましょう。
調光ロールスクリーン
レース生地と透けにくい生地が交互に並んでいる調光ロールスクリーン。
細かく日差しをコントロールできることから人気の高いアイテムですが、レース生地の部分から室内が透けて見えちゃいそうですよね。
せっかくなので、調光ロールスクリーンの透け具合についても解説していきます。
まずは、実際の透け感を写真で見てみましょう。
日中も夜も、スクリーンを閉じている状態だとそこまで室内が透ける心配はなさそうですね!
日中は、ボーダーが目隠しになってくれるので「室内が丸見え!」になることはないと思います。
ですが、夜は室内の方が明るいため、スクリーンを閉じていないと室内がはっきりと見えてしまいます。
夜に使うときは、薄手の生地を閉じておくように気をつけてくださいね。
調光ロールスクリーンについてもっと知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
プリーツスクリーン
プリーツスクリーンとは、蛇腹折りになっている生地を上下に開閉するスクリーンのことです。
直線的なデザインは障子のような風合いがあり、和室の窓の目隠しとしても人気がありますね。
プリーツスクリーンの透け具合は生地の種類によって違います。それぞれ写真で見てみましょう。
一番透け感があるのはレースタイプです。
外からの視線が気になるときは、透けにくい生地と上下で切り替えできるペアタイプのものを選びましょう。
ノーマルタイプは、昼にはあまり透けませんが夜になると室内の明るさが漏れてしまいます。
シークレット生地や遮像生地なら、非遮光でも室内が見えにくくなりますよ。
遮光生地なら、室内の明るさも漏れないようにしてくれるので夜も透けにくくて安心です。
ロールスクリーンの透け具合は色でも違いがある
ロールスクリーンの透け具合は、色によっても違いがあります。
まったく同じ生地を使っていても、薄い色は透けやすく(光を通しやすく)、濃い色は透けにくい(光を通しにくい)という特徴があります。
そう言われてみれば、紙でも洋服でもなんだって濃い色の方が透けにくいですもんね。ロールスクリーンでも同じことが言えるのも納得です。
また、青や水色などの寒色系は、赤やオレンジと言った暖色系よりも透けにくい性質があります。
ということで!ロールスクリーンの透け具合を少しでもおさえたいなら『濃いめの色』『寒色系』を選ぶことをおすすめします。
透け具合の確認はサンプル生地請求で!
今回はロールスクリーンの透け具合を写真比較でご紹介してきましたが・・・
ひとつお願いがあります。
それは、
「ぜひ!実際に手にとって、確認してみてください。」ということです。
(※当店ではロールスクリーンのサンプル生地を無料でお届けしています。)
なぜかというとその理由は、
- 透け具合を写真だけで確認することには限界があるから。
- 設置場所の環境によっても見え方が変わるから。
です。
もしかすると、ご購入後に「思ってたより透けてる!」とか「透けないけどのっぺり感が気になる!」とか、イメージちがいがあるかもしれません。
そうならないように、あらかじめサンプル請求をして透け具合や素材感を確認したうえでご購入されることをおすすめします。
サンプル請求で生地が手元に届いたら、必ず確認してほしいことがあります。
それは「夜、外からどのように見えるのか?」ということ。
ちょっと手間だけど、夜に室内の電気をつけた状態で屋外に出て、サンプル生地を窓にかざして室内の見え方を確認しましょう。
そのときに家族に窓際に立ってもらったり、目印になるようなインテリアを設置しておくと生地ごとの透け具合のちがいを比較しやすくなります。
まとめ
ロールスクリーンの透け具合を想像するのって難しいですよね。カーテンと違いフラットな生地ですので、思った以上に人影や室内の物が透けて見えてしまうことはあります。特に夜に室内の明かりをつけた状態だと、外から部屋の中が透けやすい条件となります。
この記事では、ロールスクリーン生地の【遮光なし3種&遮光等級1~3級の6パターン】で、それぞれの透け具合をまとめました。
遮光ロールスクリーンは、紫外線や日光の侵入を防ぐだけでなく、夜の透け具合にも一役買ってくれる機能です。
また、透け具合は生地の色によっても印象がちがいます。
購入前には生地サンプルを請求し、実際の取り付け場所で夜の透け方を必ず確認するようにしましょう。
※なお、この記事で記載した『透け具合』に関する表記は、あくまで個人の印象をお伝えしたものです。
ロールスクリーンの生地や設置環境によっても透け具合はことなるので、ご紹介した内容は参考程度にお考えください。