「賃貸だけど、ウッドブラインドにしたいな~」
「ブラインドをカーテンレールに設置できるって聞いたことがあるけど、詳しい情報が知りたい」
こんなふうに思っていませんか?
壁に穴をあけずに、おしゃれなウッドブラインドを楽しみたいですよね。
ですが、残念ながら・・・
木製ブラインドは基本的にカーテンレールに取り付けることはできません。
なぜかというと、ウッドブラインドはアルミブラインドよりも、ずっと重量があるからです。
無理にカーテンレールに取り付けると、ある日突然、ガッシャーンと落下する可能性があります。
とても危険なので、必ず壁(下地のある場所)に穴をあけて固定しましょう。
賃貸物件にお住まいの方で穴をあけたくない場合には、ウッドブラインドではなく木目柄のアルミブラインドの使用がおすすめです。
ウッドブラインドよりも軽量なので、カーテンレールへの取り付けも可能です。
ではでは、詳しく解説していきますね!
目次
カーテンレールへウッドブラインドを取り付けるメリット・デメリット
カーテンと比べてウッドブラインドは何が優れているのでしょうか?
ウッドブラインドのメリットとデメリットをご紹介しますね!
ウッドブラインドのメリット
- 見た目がとてもおしゃれ
- プライバシーを守れる
- 調光ができて風通しが良い
一番のメリットは「見た目がとてもおしゃれ」という点です。
スタイリッシュな見た目で、木の温もりも感じることができる抜群のインテリアアイテムです。
カーテンからウッドブラインドに取り替えるだけ、部屋の雰囲気がガラッと変わります!
スラットを操作することで簡単に調光することができて、スラットを閉じればシッカリと外からの視線をシャットアウトしてくれるのでプライバシーも守ってくれます。
ウッドブラインドのデメリット
- ビス(ネジ)で固定する必要がある
- スラット(羽根)のお手入れが大変
- カーテンと比べて断熱性が低い
ウッドブラインドのデメリットは、天井や壁に穴を開けてビス止めする必要があることです。
賃貸だと天井や壁に穴を開けるのは難しく、簡単に取り付けることはできません。
また、ウッドブラインドのお手入れはカーテンのように洗濯機で丸洗いとはいきません。
スラット部分にほこりが溜まると、スラット一枚一枚を丁寧に拭き取る必要があります。
特に黒の塗装がされたウッドブラインドにほこりが溜まると目立ってしまいます。
それに、ウッドブラインドは通気性が良い一方で断熱効果が低く、室内の暖かい空気が外に流出して、屋外の冷たい空気が室内に侵入しやすいというデメリットもあります。
ウッドブラインドはカーテンレールへの取り付けがNG!?
ブラインドを取り付けたいけど、賃貸物件に住んでいるから穴をあけられない!
そんなときに便利なのは、ブラインドをカーテンレールに取り付ける方法です。
このように(↓)カーテンレール専用の取り付けパーツを使えば、簡単に設置することができるんです。
ただし・・・!
この方法が通用するのは、アルミ製のブラインドだけです。
木製のブラインド(ウッドブラインド)は、カーテンレールへの取り付けはできません。
残念ながら・・・ウッドブラインドをカーテンレールに取り付けることはできません。ほかの方法を検討しましょう。
カーテンレールへの取り付けができない理由
アルミブラインドならカーテンレールへの取り付けができるのに、ウッドブラインドだとダメなのはどうしてなのでしょうか??
その理由はずばり・・・
ウッドブラインドが重たいからです~~!
ウッドブラインドは天然木を使用しているので、スラット(羽根)の1枚1枚に厚みがあり、そのぶん重量もあります。
アルミブラインドと比較すると、なんと2~3倍の重さがあるのです。
(一般的な掃き出し窓のサイズだと、重量が8キロに及ぶこともあります)
実際に操作してみないことには、ピンとこないかなと思うのですが・・・ウッドブラインドは重たいです。
そもそもカーテンレールは、カーテンを吊り下げることを想定してつくられています。
比較的軽量なアルミブラインドなら耐荷重をクリアできたとしても、木製ブラインドはさすがに無理!!
仮に取り付けができたとしても、時間をかけてじわじわと傾いてくるかもしれませんし、あるときガッシャーンと落ちてくる可能性大です。
特に、ブラインドの昇降操作をするときは危険です。
ただでさえ重量があって負担なのに、ぐぐっと力を入れてコードを引っ張られると、カーテンレールが悲鳴をあげます。
これまたガッシャーンと落ちてくる可能性大です。
ということで・・・残念ながら、木製ブラインドをカーテンレールへの取り付けることはできません。
国内の大手ブラインド3社(タチカワ、ニチベイ、TOSO)でも、ウッドブラインドのカーテンレールへの取り付けは不可としています。
カーテンレールに取り付けできるウッドブラインドを取り扱っているお店もゼロではありませんが、極めて少ないのが現状です。
商品開発が進み、ウッドブラインドが軽量化すればカーテンレールに取り付けできるタイプも増えてくるかもしれませんね。
木製ブラインドがガッシャーンと落下する危険性があるので(壁ごと落ちてくることもあります)、カーテンレールへの取り付けは避けましょう。
縦型のウッドブラインドも取り付けはNG
横型(バーチカルブラインド)のウッドブラインドをカーテンレールに取り付けるのがNGなら、縦型なら取り付けられるのでは?と考えた方もいるかもしれません。
縦型ウッドブラインドも通常のカーテンレールに取り付けはNGです。
縦型ウッドブラインドのルーバーは木製なので、布製縦型ブラインドと比べても本体重量が重くなります。
そのため、ウッドブラインドの重量にブラケット部分が耐えられず、カーテンレールと一緒に破損する危険があるので、カーテンレールには取り付けないようにしてくださいね。
賃貸物件にウッドブラインドを取り付ける方法は?
ウッドブラインドは重量があるので、カーテンレールへの取り付けはできません。壁(下地のある場所)に穴をあけて、しっかり固定するのが基本です。
この条件は持ち家であっても、賃貸であっても同じです。
もしも賃貸物件に、どうしてもウッドブラインドを取り付けたいのであれば、壁に穴をあける覚悟を持ちましょう。
取り付けが中途半端な状態だと危険です!
壁に穴をあけて、しっかりビス(ネジ)で固定しましょう。
壁に穴を開ける覚悟を決める
賃貸物件に住んでいると「壁に穴をあけられない!」というイメージがありますよね。
たしかに賃貸物件は大家さんから借りている住居なので、『借り物』という意識を持って大切に使いたいですよね。
ですが、それだと制限されることも多く、賃貸に住んでいる限り希望をなかなか実現できないという葛藤もあると思います。
ウッドブラインドの場合も「壁に穴をあける/あけない」について、きっとたくさん悩むんじゃないかなと・・・。
そんなときには、賃貸契約についてふり返ってみることをおすすめします。
違う角度からの視点をプラスすると、自由度が高まりますよ。
賃貸物件の約束ごと
賃貸物件の借主は、退去時に原状回復をさせなければいけません。
原状回復とは「お部屋を元の状態に戻してから、大家さんに返してくださいね」という約束のことです。
これは、借りている側が守らなければいけない義務です。
ですが、裏を返せば「ちゃんと元の状態に戻せるなら、住んでいる期間は自由にしてもいいよ(通常の使用の範囲で)」というふうにも解釈できますね。
ふむふむ
つまりは元の状態に戻すというのが、契約のネックとも言えます。
ということは、壁に穴を開けるのは絶対ダメってわけではないけれど、その代わりに退去するときには、
- 借主が穴を修繕する(業者に依頼orDIY)
- 大家さんに修繕の費用を支払う
などの方法で、約束を果たす必要がありますね。
(契約内容については各自でご確認ください。)
借り物である住居に手を加えるならば、そのぶん多くの責任を負わなければいけません。
また、何を基準に「元通りの状態」だと捉えるかは、人によってそれぞれです。
つまり、どのレベルの修繕を求められるかはケースバイケース。
大切なのは、貸主も借主も双方が納得して、契約を終了できることです。
場合によってはトラブルになったり、大規模な修繕を求められることもあるので、事前に想定しておき、柔軟な対応を心がけましょう。
「自由」と「責任」はペア。
どちらも大切なので、ちょうどいいバランスを探りながら、楽しみを広げていきましょう。
カーテンレールの穴は再利用できる?
新しく壁に穴をあけたくない場合、既存のネジ穴を再利用して、木製ブラインドを設置するという方法もあります。
さてさて、その既存のネジ穴とはどれのことなのか?
それは・・・カーテンレールを取り外したときに、残っているネジ穴のことです。
これを利用して、ブラインドを設置するという方法もあります。
ただし、この方法だとネジ穴が大きくなってしまうので、ネジがゆるんでしまいやすいので、強度としてはやや不安が残ります。
また、取り付けに必要なブラケット(ブラインドやカーテンレールを取り付ける際にに使用するパーツ)の個数が異なり、設置する位置がずれることが多いので、それによってこの方法が使えないこともあります。
▼カーテンレールのブラケット
いずれにしてもカーテンレールの穴を再利用して、木製ブラインドを取り付ける方法はリスクが高いので、あまりおすすめできません。
何度も言いますが、木製ブラインドは超重量級なアイテムです。
ほかの窓回りアイテム(カーテンやアルミブラインドなど)で通用する方法も、木製ブラインドではアウト!になることが多いです。
たとえ同じブラインドであっても、アルミ製と木製とでは重量が全然違うので、『別物』と捉えておきましょう。
カーテンレールの穴を再利用してウッドブラインドを設置する方法は、固定が不十分になる可能性があります。
壁に穴を開けたくないときはディアウォールを活用
ディアウォールを使えば、ウッドブラインドを賃貸の窓にも穴を開けずに取り付けることができます。
ディアウォールとは、室内に柱を取り付けることのできるインテリアアイテムで簡易な物なら100均でも購入することができます。
ディアウォールの柱(木材)は、天井と床でつっぱって固定するので、壁や天井に穴あけなどの工事を行う必要がありません。
柱一本の耐荷重は10kg~20kgほどもあるので、ウッドブラインドぐらいの重量なら十分耐えてくれます。
窓の両端にディアウォールを設置し、ウッドブラインドを設置したいところに柱や板を取り付けましょう。
ウッドブラインドは重量があるので、下地にしっかりと固定する必要があります。
そのため、下地が無い場所にはウッドブラインドを取り付けることができませんでした。
ですが、下地の代わりに柱を使えば、壁(下地)に穴を開けずウッドブラインドを取り付けることができますね。
注意点として、ディアウォールに使われている柱(木材)が細い物は、耐荷重がそこまで高くありません。
ディアウォールを使ってウッドブラインドを取り付ける際は、ホームセンターなどシッカリした木材を用意してくださいね!
木目調のアルミブラインドで代用する
手軽にナチュラルな雰囲気を味わいたいのであれば、木目調のアルミブラインドで代用する方法もあります。
木目の模様がプリントされているので、アルミブラインド特有の無機質・メカっぽい雰囲気は少ないです。
むしろナチュラルで温かみのある風合いをお楽しみいただけます。
アルミブラインドと同じ重量なので、カーテンレールにも設置できて便利ですよ。
【賃貸におすすめ】木目調アルミブラインドがおしゃれ
「我が家は賃貸だから、やっぱり穴はあけられないな~」
「だけど、スタイリッシでナチュラルな雰囲気が素敵なんだよね」
「あー やっぱりあきらめられない・・・」
ここまで読んでいると、こんな気分になってきますよね。
ですが、あきらめるのはまだ早いです。
ウッドブラインドじゃなくても、ナチュラルでおしゃれな窓辺は楽しめるので、ご紹介させてくださいね♪
おすすめしたいのはこちら。
アルミ製ブラインドに木目柄をプリントした『木目調アルミブラインド』です。
素材はアルミだから、ウッドブラインドよりもずっと軽量!
素材はアルミだから、木製よりもずっと軽量!
カーテンレールにも取り付けられるので、穴開け不要で設置できます。
カーテンレールに取り付けたい場合には、専用の取り付け金具を使用します。
こちらの金具は本体を購入するとおまけでついてくるので、別売りパーツを購入する必要はありません。(びっくりカーペットの取り扱い製品の場合)
▼カーテンレールの取り付け金具
優しい木目柄は、ナチュラルでおしゃれな雰囲気を楽しみたいときにもぴったりです。
ウッドブラインドを泣く泣く断念した方にもおすすめです。
びっくりカーペットでは、全6種類の木目調ブラインドをご用意しております。
お部屋の雰囲気やお好みに合わせて、お気に入りのブラインドを選んでくださいね♪
こちらはお客様からいただいた、すてきなレビュー写真です↓
和モダンテイストの小物&植物が映えて、とってもおしゃれな窓辺です~(^^)♡
木目調アルミブラインドならウッドブラインドよりも安い
木目調アルミブラインドはウッドブラインドと比較して価格がリーズナブルです。
例えば、掃出し窓(丈200cm×幅120cm)にウッドブラインドを取り付け場合、ウッドブラインドの本体価格は約27,410円です。
※弊社ウッドブラインド標準タイプの価格を参照
一方で木目調アルミブラインドの場合、同じ条件の掃出し窓に取り付けるアルミブラインドの本体価格は約11,900円です。
※弊社アルミブラインド木調タイプの価格を参照
このウッドブラインドと木目調アルミブラインドの価格は、メーカーなどで若干違いはありますが、ウッドブラインドよりも木目調アルミブラインドの方が2万円前後安くなっています。
アルミブラインドをご購入頂いたお客様から「リーズナブルなのに品質がよくて、とても気に入りました!」という、うれしいお言葉もいただきました。ありがとうございます。
あなたもぜひ!木目調ブラインドで、窓辺をすてきにコーディネートをしてみませんか?
木目調アルミブラインドをカーテンレールに取り付ける方法
アルミブラインドのカーテンレールへの取り付け方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ合わせてお読みください♪
カーテンレールもいらない!つっぱりタイプが便利!
カーテンレールのない小窓に取り付ける場合は、つっぱり式の木目調アルミブラインドが便利です。
内側から外側に向かってつっぱる力を利用して取り付けるので、下地がない場所にも取り付けることができます。
壁に穴を開けなくてすむので、賃貸住宅にも設置が可能です。
取り付けも簡単なので、DIYが人もぜひトライしてみてくださいね。
【賃貸OK】激安!木目調のナチュラルなつっぱりアルミブラインド
『つっぱり式アルミブラインド 木調タイプ』
1cm単位でオーダーできる当店オリジナルアルミブラインド!とってもお買得です!
つっぱりアルミブラインドの取り付け方法
つっぱりアルミブラインドの取り付け方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
この記事では「ウッドブラインドを賃貸物件の窓に取り付けたい!」と考えている方に向けて、くわしい情報をお届けしてきました。
ウッドブラインドは重量があるので、カーテンレールに取り付けることはできません。
もし取り付けができたとしても、日々の操作でじわじわと負荷が加わり、落下してしまう恐れがあります。
ですからウッドブラインドを設置する場合には、ビス(ネジ)で壁に穴をあけて固定しましょう。(壁の下地のある位置に設置してください。)
「ウッドブラインドのナチュラルな雰囲気が好きだけど、壁に穴をあけられないからあきらめよう」と思っている方には、木目調アルミブラインドがおすすめです。
素材はアルミなので軽量ですし、カーテンレールへの取り付けも可能です。
スラット(羽根)の表面には木目柄がプリントされているので、ナチュラルで優しい雰囲気を楽しめますよ。
木製と比較すると、価格もずっとリーズナブルです。
ぜひ検討してみてくださいね♪