カーテンをコインランドリーで洗濯したいけど、
「カーテンが縮まないか心配!」
「乾燥機にかけても大丈夫?」
「費用はどれくらいかかるの?」
などなど、気になることが色々ありますよね。
カーテンの洗濯にはトラブルが多いので、正しい洗い方によく確認することが大切です。
この記事では『コインランドリーでの洗濯方法』について、詳しく解説していきます。
目次
はじめに洗濯表示をチェック
「コインランドリーでカーテンを洗濯できるのか?」
これについてお話する前に、お伝えしておきたいことがあります。
それはカーテンの『洗濯表示』のこと。
カーテンをどこで洗濯するかよりも、そもそも洗濯できるカーテンなのか?をチェックすることが大切なんです。
ここをすっ飛ばして、コインランドリーにカーテンを投げ込むと大変なことになっちゃいます。
洗濯表示とは、その製品の適切なお手入れ方法を教えてくれる記号のこと。
通常はカーテン裏面に縫い付けられているタグに記載されているので、端っこの方を探してみてくださいね。
洗濯機を使用できる場合には、このように「洗い桶」の記号が書かれています。
▼洗濯機OKの場合
洗濯表示の見方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
中には手洗いNGだったり、手洗いはOKだけど洗濯機やコインランドリーはNGなカーテンもあります。
洗濯方法を間違えるとカーテンが縮んだり、しわしわになったり、色褪せたり、風合いが変化するなどのトラブルにつながるのでご注意ください。
▼手洗いOKの場合
ちなみに、洗濯桶の図の中に手のあるマークは『手洗いOK』という意味です。
このマークしか記載がない場合には、『洗濯機NG』の可能性があるので、必ず上記の洗濯機OKマークの有無をチェックしてくださいね。
カーテン洗濯はコインランドリーでできる?
カーテンの洗濯表示に洗濯機OKの記載があるなら、コインランドリーでも洗濯できます。
自宅の洗濯機よりもサイズが大きいですし、カーテンをまとめて洗濯したいときに便利そうなイメージがありますよね。
ですが乾燥機の使用はできないので、運搬する手間などを考えると、コインランドリーを利用するメリットはあまり大きくないかもしれません。
つまりコインランドリーでの洗濯はNGじゃないけど、すごくおすすめだよ!ってわけでもないのです。
その理由は、次の3つです。
- カーテンは自宅で洗濯できることが多い
- コインランドリーでは洗濯はできても、乾燥機にはかけられない
- 自宅で洗濯した場合と比較すると、シワ・ヨレが目立つかも
ではでは、くわしく解説していきますね。

カーテンはコインランドリーでも洗濯できます。
ですが、自宅に洗濯機があるのにわざわざコインランドリーを利用するメリットは、それほどありません。
カーテンは自宅で洗濯できる
カーテンは衣類などの洗濯物と比較すると、カサ高いので「家の洗濯機で洗えるかなぁ?」と、ちょっぴり心配になるかもしれません。
でも大丈夫!
一般的なサイズのカーテンや洗濯機なら、ほとんどの場合は洗濯できます。
ただし、一度に洗える枚数は限られているので、ぎゅうぎゅう詰めにならないように注意しましょう。
洗濯物の適量は、洗濯槽の6割以下の容量だと言われています。
洗濯槽の中にゆとりがある方が、十分な水流が確保されるのできれいに洗濯することができます。
カーテンを畳んで洗濯槽に入れてみて、どれくらいの枚数なら洗えそうか確認してみましょう。
全体の6割以下を意識して、無理なく洗える枚数に調整してくださいね。
▼わが家の洗濯事情
ちなみに、わが家の洗濯機の容量は8キロです。
1回の洗濯でドレープカーテンなら2枚(レースカーテンなら4枚)ほど、まとめて洗っています。
自宅のカーテンを全部洗濯しようと思ったら、7~8回にわけることになるのですが、スイッチオンしたら洗濯機が自動で洗ってくれるので、さほど手間はかかりません。
それよりも、わざわざコインランドリーまで運搬する方が大変そうだな~と思うので、もっぱら自宅で洗濯しています。

自宅の洗濯機で洗えるなら、コインランドリーを利用するメリットってそんなにないかもしれませんね。
乾燥機の使用はNG
洗濯機OKのカーテンなら、コインランドリーでも洗濯できます。
ただし、乾燥機の使用はNGです!
なぜかと言うと、乾燥にかけるとカーテン生地が傷んでしまうからです。
乾燥機の中は70℃を超える高温になるので、熱で生地が縮んだり風合いが変わったり、本来備わっている機能(遮光、UVカット)が損なわれる可能性があります。
洗濯表示にも、ほとんどのカーテンには乾燥機NG!の記載があります。
【乾燥処理不可の洗濯表示】
つまりカーテンは・・・コインランドリーでは洗濯まではできるけど、乾燥はできないのです!
ということは、ぬれた状態のカーテンを自宅まで持って帰らないといけないということですね。
カーテン(特に厚手のドレープカーテン)は、水分を含むとずっしり重たくなります。
脱水を掛けて水分を飛ばしていても、複数枚のカーテンを運搬するのはなかなかの体力仕事です。
また事前の準備として、ぬれたカーテンを入れる洗濯かごや、車で移動するなどの段取りを考えておく必要があります。
カーテンを乾燥機に掛けてはいけない理由については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
自宅で洗濯した方がきれいに仕上がる
カーテンはコインランドリーよりも、自宅でのお洗濯がおすすめです。
それは・・・カーテンの洗い上がりが美しくなるからです!!
カーテンを洗濯した後、しわしわヨレヨレが気になったことはありませんか?
せっかく汚れが落ちてすっきりしても、これじゃぁガッカリですよね。
では、どうしたらいいのでしょうか?
しわしわヨレヨレを防ぐためには、この3つのポイントを押さえておくことが大切です。
- 脱水時間を短めに設定(1分弱くらいが目安)
- 脱水が終わったら、すぐに取り出す
- 水分を含んだ状態のカーテンをレールに吊るして、自然乾燥
これは自宅で洗濯するときには、簡単に実践できます。
ところがコインランドリーで洗濯するとなると、この条件をクリアするのは難しいのです!
自宅とは違ってカーテンレールまで距離があるので、少ししか脱水をかけていないずぶ濡れのカーテンを持ち運びするのは大変ですよね。
ポタポタ水滴が落ちてしまうかも。
コインランドリーを使用する際には、カーテンに多少のシワがつくのは覚悟して、しっかり脱水をかけた方がよさそうです。
スピードよりもあくまで仕上がり重視の方は、自宅での洗濯をおすすめします。
汚れさえ落ちればOK!見た目は気にしない派の方は、コインランドリーでの洗濯を検討してもいいでしょう。
カーテンをご家庭で洗う方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

一般的なサイズのカーテンであれば、自宅での洗濯がおすすめです!
自宅に洗濯機がない場合には、コインランドリー利用を検討しましょう♪
コインランドリーの料金・所要時間の目安
コインランドリーでのカーテン洗濯にかかる料金・時間は、利用する店舗や機種によって異なります。
こちらでご紹介するのはあくまで一例ですが、おおよその相場感として参考にしてくださいね♪
掃き出し窓サイズ(100×178cm)の1級遮光のカーテンの一般的な重さである1.5kgを目安にしています。
カーテンはサイズや生地によって重さが大きく変わるので、カーテンを洗濯するときは重量を測ってくださいね。
▼カーテンの洗濯にかかる料金▼
洗濯槽のサイズ | 料金 | 洗える枚数 |
中型サイズ(11~16kg) | 600~800円 | 7~10枚(3~5組) |
大型サイズ(17~24kg) | 1000~1200円 | 11~16枚(5~8組) |
※乾燥なし、洗濯のみの料金です。
※洗える枚数はあくまで目安です。実際に洗濯するときは、洗濯槽の6割程度に留めておきましょう。
コインランドリーの魅力は、家庭用洗濯機よりも容量が大きい洗濯機があることです。
つまり、それだけ一度にたくさん洗える量が多いということ。カーテンをまとめて洗うときにも便利です。
一般的な家庭用洗濯機の容量は8~10キロくらいなので、コインランドリーで洗濯できる量はその2倍~3倍に相当します。
次は、カーテンをコインランドリーで洗うとどのくらい時間がかかるのか見ていきましょう。
▼カーテンの洗濯にかかる時間▼
所要時間 | 30~40分 |
※乾燥なし、洗濯のみの所要時間です。
複数台の洗濯機を同時に使えば、さらにまとめて洗濯することができます。
うまくいけば、小一時間のうちに自宅のカーテンを全部洗濯できるかもしれませんね。
ただし、乾燥機の使用はおすすめできないので、濡れた状態のカーテンを持ち帰りご自宅で干すことになります。
何枚くらいまでならスムーズに持ち運べるのか、あらかじめ検討しておきましょう。
コインランドリーでカーテン洗濯!5つのポイント
ここからは、コインランドリーでカーテンを洗濯するときのポイントをお伝えしていきます!
心がけてほしいのは、次の4つです。
- ほこりを落とす
- カーテンフックを全部外す
- カーテンをじゃばら織にして、洗濯ネットの中に入れる
- 洗剤を選ぶ
- 洗濯が終わったら、なるべく早く取り出す
①ほこりを落とす
ほこりなどカーテン生地表面に付着している汚れは、洗濯をする前に衣類用ブラシなどでササッと落としましょう。
カーテンを数回開け閉めしたり、パタパタ動かす方法も有効です。
ほこりは水分を含むと扱いにくくなるので、乾いているうちにできる限り取り除いておきましょう。
②カーテンフックを全部外す
カーテン上部についている「カーテンフック」は、洗濯前に必ず外しましょう!
洗濯するとフックが生地に引っかかって、生地が破れてしまったり、フックがぽきっと折れてしまうことがあります。
カーテンフックは数が多いので、見逃さないように気を付けましょう。
③カーテンを畳んで、洗濯ネットの中に入れる
「カーテンはくるくるっと丸めて、洗濯機へポイ!と入れる」
このやり方はNGです。シワシワになっちゃいますよ~!
カーテンを洗濯するときは、まずカーテンをじゃばら織(カーテンのウェーブに合わせて織る)にたたみます。
その後、蛇腹折りを崩さないよう気をつけながら、カーテンを洗濯ネットに入る大きさに折りたたみます。
綺麗に畳んだら、大型用洗濯ネットの中に納めて洗濯機の中に入れましょう。
大型用の洗濯ネットは、洗濯による生地の傷みや破けを防止する目的で使用します。
ホームセンターやネット通販で販売されています。
カーテン・カーペット・シーツなど大物が洗える!
3畳用対応サイズ洗濯ネット
カーテンだけでなく寝具やラグの洗濯時にも役立つので、自宅に大型ネットがない方はこれを機に購入を検討しましょう。とても便利です!

カーテンを「洗濯ネットなし」で洗濯するのは、リスクが伴います。
ネットには生地の破けや摩擦を防止する効果があるので、ぜひ活用してください。
④洗剤を選ぶ
コインランドリーは自分で洗剤を投入するタイプと、自動で投入されるタイプがあるので確認しましょう。
カーテンの洗濯には、中性洗剤を選ぶことが大切です。
おしゃれ着用の中性洗剤なら、生地への負担も少なくカーテンの風合いを長持ちさせることができます。
洗剤を自動で投入するタイプの洗濯機は、中性洗剤が使用されているとは限りません。
心配な方は、自分で洗剤を投入する洗濯機を選び、中性洗剤を持参していくと安心でしょう。
⑤洗濯が終わったら、なるべく早く取り出す
洗濯が終わったら、なるべく早く取り出しましょう。
なぜかと言うと、その方がシワになりにくいからです。
カーテンを洗ったことをうっかり忘れて、洗濯機の中に何時間も放置しているとシワがたくさんできてしまいます。
コインランドリーで洗濯するときには、洗いあがりの時間をチェックしておくといいですね!
脱水をしたカーテンは水で重くなっていますし、持ち帰る間にも水滴が垂れてきてしまいます。
大きめのビニール袋など、水が漏れない袋に入れて持って帰ってくださいね。
洗濯するカーテンの枚数が多いときは、車での持ち帰りを検討しましょう。
カーテンの洗い方にさらに知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
コインランドリーで洗濯した後のカーテンの乾かし方
洗濯・脱水が終わったカーテンは、自宅に持ち帰って干しましょう。
カーテンを干す方法には、『カーテンレールに干す』『物干し竿に干す』の2種類があります。
手軽にカーテンを乾かしたいときは、カーテンレールに干すのがおすすめです。
ただし、ドレープカーテンとレースカーテンの両方を干すと乾きにくくなるため、どちらか1枚のみを干すようにしましょう。
カーテンの水滴が床に垂れないよう、カーテンの下にタオルや新聞紙を敷いておくと安心です。
また、カーテンは濡れているとかなりの重量があります。
あまりに重いとカーテンレールが損傷してしまうこともあるので、厚手のドレープカーテンを干すときは注意してくださいね。
物干し竿を使って干す場合は、2本の物干しざおを使ってM字干しします。
カーテン生地の上に薄いガーゼを被せてから洗濯ピンチでとめると、洗濯ピンチの跡が残りにくくなりますよ。
カーテンの干し方を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。
カーテンが汚れる原因と洗濯頻度の目安
カーテンが汚れてしまう原因はどこにあるのでしょう。
■カーテンが汚れる原因■
- 外からのゴミ・花粉
- 手垢
- 料理やたばこの煙
- 結露によるカビ
カーテンには、外から入り込む小さなゴミや花粉などをキャッチする役割があります。
そのため、目には見えない小さな汚れが知らないうちに蓄積してしまっているのです。
また、開け閉めするときの手垢や、室内で発生する煙(料理・煙草など)も汚れの原因の1つです。
梅雨や、暖房器具を使用する季節は、窓の結露によってカーテンにカビが生えてしまうこともあります。
カーテンは少しずつ汚れてしまうので、定期的に洗濯をして汚れをしっかり落としましょう。
カーテンの洗濯頻度は、ドレープカーテンは年に1回、レースカーテンは年2~3回が目安です。
季節の変わり目の大掃除に、カーテンを洗濯するとうっかり忘れる心配もないですね。
カーテンの日頃のメンテナンス
カーテンは目に見えない小さなゴミが付着しています。
長く美しく使用するためには、日頃からメンテナンスをしておくことが大切です。
日常の掃除のときに、カーテンにも掃除機のブラシを使って表面のホコリを吸い取ってあげましょう。
ブラシを使って、織り目の中の汚れをかき出すようにブラッシングするのも効果的です。
忙しいときは、カーテンを何度か開け閉めするだけでもホコリを落とすことができますよ。
カーテンにカビが発生したら?
カーテンにカビが発生してしまったときは、つけおき洗いがおすすめです。
カーテンを酸素系漂白剤につけ置きすることでカビを落とすことができます。
歯ブラシなどを使ってカビの発生している部分の汚れを落とし、ぬるま湯で薄めた酸素系漂白剤につけておきましょう。
30分ほど放置したら、通常通りの方法でカーテンを洗濯してくださいね。
カビが発生したカーテンの汚れ落とし方法はこちらの記事で紹介しています。
当店おすすめ洗えるカーテン
ここからは、当店びっくりカーペットおすすめ!洗濯できるカーテンを紹介します。
【最短当日出荷】幅・長さサイズオーダー可!遮光・防音・遮熱機能付き人気のくすみカラー全13色の洗濯機で洗えるおしゃれな日本製ドレープカーテン
『パレットカーテン』
お急ぎ便!大人可愛いくすみカラーでお部屋ごとに色を変えて揃えたくなる!遮光ドレープカーテン
【100サイズから選べる】ナチュラルインテリアにピッタリ!お洒落な遮光ドレープカーテン
『カフェッタ』
安心の日本製!おしゃれな英字柄デザインの遮光・ウォッシャブル・形状記憶ドレープカーテン
【最短当日出荷】幅・長さサイズオーダー可!UVカット&遮熱断熱&昼夜透けにくい遮像機能付き!洗濯機で洗えるおしゃれな日本製レースカーテン
『フェイト』
お急ぎ便!高機能UVカット・遮熱断熱・遮像効果・ミラーレースカーテン
まとめ
カーテンは普通の洗濯ものよりも、サイズが大きいので「自宅では洗濯できないかも~」と心配になるかもしれません。
でも、大丈夫!
きれいに畳んでみると意外とコンパクトにまとまるので、自宅の洗濯機でも洗えることが多いです。
(※洗濯できるかどうかは、カーテンのサイズや洗濯機の容量によっても異なります。)
コインランドリーは一度にまとめて洗えるので便利ですが、脱水時間の調整が難しく、シワになりやすいというデメリットもあります。
乾燥機はカーテン生地が傷む可能性があるので、使用は控えてください。
洗濯する前に、洗濯表示を事前に確認することをお忘れなく!
「なんとなく、洗えそう~」で洗って、カーテンが縮んで後悔するケースは珍しくありません。
コインランドリーを利用する際には、必ず洗濯機OKなことを確認してくださいね。