カーテンの洗濯は大変ですよね?
カーテンレールからカーテンを取り外して、カーテンフックをひとつずつ外すのはとっても手間がかかります。
「カーテンフックをつけたまま洗濯機に放り込みたい!」と思ったことが何度もあるのではないですか?
そんな人に朗報です。
実はカーテンにフックをつけたまま洗濯ができます!
とっても簡単な方法でカーテンにフックをつけたまま洗濯機で洗うことができるので、その洗い方を解説しますね!
目次
カーテンフックをつけたまま洗濯する方法
さっそく、カーテンにフックをつけたまま洗濯する方法について解説しますね。
まずは、カーテンを洗濯する前に準備する物があります。
- 洗濯ネット
- 大きめの輪ゴム(もしくは紐)
必要な物はこの2つだけです。
洗濯ネットはカーテンが入る大きめのサイズを用意してください。
大きめの輪ゴムが用意できない場合は、ヘアゴムまたはカーテンを縛れる長さの紐を準備します。
この2つのアイテムを使ってカーテンフックをつけたまま洗濯を行います。
それでは、カーテンフックをつけたまま洗濯する手順を解説します。
1.カーテン上部のカーテンフックがついた部分を内側に2回折る
カーテン上部のカーテンフックが付いた部分をカーテンフックが付いたまま内側に2回折ります。
この時、カーテンフックが劣化していないか確認をしてください。
プラスチック製のカーテンフックは太陽光で劣化します。
カーテンフックを触って白い粉が指につくようならカーテンフックが劣化しています。
劣化したカーテンフックをつけたまま洗濯するとカーテンフックが折れるなど破損してしまう可能性があります。
劣化したカーテンフックは新しいカーテンフックに取り換えるようにしてください。
2.折ったカーテンフックが付いた部分を輪ゴムで縛る
折ったカーテンフックがついた部分を用意した輪ゴムで縛ります。
輪ゴムの代用としてヘアゴムや紐で縛っても大丈夫です。
カーテンを縛るとき、余計なシワがカーテンにつかないように注意しながら、カーテンを縦に3つ折り~4つ折りにします。
そして、折ったカーテンフックがついた部分(こぶし一個分ぐらい)が飛び出すぐらいの位置を輪ゴムで縛ります。
輪ゴムの縛り方は、自分の手首に輪ゴムを掛ける感覚に近いです。縛ったカーテンもどことなく手首を輪ゴムで縛った状態に見えませんか?w
輪ゴムの縛り方は一重巻きで大丈夫です。
輪ゴムを二重巻き以上にすると、縛った部分がシワになってしまうので、二重巻きにしないでください。
すると、画像のように輪ゴムで縛った部分の出来上がりがふんわりした見た目になります。
この状態なら、洗濯中に縛ったカーテンフック部分がほどける心配も少なくなります。
輪ゴム(ヘアゴム)で縛るのではなく、紐で縛るときはきつく縛らないようにしてください。
紐できつく縛るとカーテンに縛った跡がシワとして残ります。
カーテンを紐で縛る強さは、カーテンが紐から抜けない程度の強さで縛りましょう。
洗濯中に輪ゴムが取れてしまわないか心配される方もいると思います。
洗濯ネットに入れて洗うので、輪ゴムが取れて排水口に詰まるといった心配は少ないです。
どうしても心配という方は、洗濯ネットのファスナー部分が空いていないか、ファスナーをシッカリ閉めたのを確認して洗濯をしてくださいね。
3.カーテンを洗濯ネットに入るサイズに畳む
縛ったカーテンを用意した洗濯ネットに入る大きさに畳んで入れてください。
カーテンの大きさによりますが、カーテンを縦に2つ折りか3つ折りすると洗濯ネットに入るサイズに出来るはずです。
2枚1組のカーテンを同じ洗濯ネット入れて洗濯するのはおすすめしません。
洗濯ネットに入れるカーテンは1枚ずつに入れてください。
同じ洗濯ネットに入れない理由は、洗濯ネットの中でカーテン同士が重なることで汚れが落ちにくくなるからです。
4.カーテンを洗濯ネットに入れて洗濯機に入れる
カーテンを洗濯ネットに入れたら洗濯機に入れて洗います。
カーテンを洗濯するとき、他の洗濯物と一緒に洗わないようにしてください。
他の洗濯物と一緒に洗うと色移りなどが起こる可能性があります。
それにカーテンの洗濯を長い間していないと、カーテンに沢山の汚れが付いています。
沢山汚れのついたカーテンを他の洗濯物と一緒に洗うのはちょっと気が引けますよね。
また、レースカーテンとドレープカーテンを洗濯する場合も、一緒に洗濯するのではなく別々に洗濯することをおすすめします。
カーペット用洗濯ネット
5.洗濯機のドライコースで洗濯する
カーテンはドライコースで洗濯してください。
(※洗濯機の種類によってコースの名称は違います)
洗濯をドライコースで脱水の時間を2~3分に設定して脱水回数は1回にします。
脱水の時間と回数を少なくする理由は、脱水によってカーテンにシワがつかないようにするためです。
洗濯でシワが出来る原因は脱水にあります。
カーテンの洗濯でも脱水をやりすぎるとシワがついてしまいます。
脱水でシワがつくとカーテンを干してもシワが直らないことがあるので脱水の時間と回数を減らして洗濯してください。
また、脱水時間が短いとカーテンに水分が残るので、水分が残っているぶんカーテンが重くなり、カーテンを干したとき自重でシワを伸ばすというテクニックもあります。
カーテンの「形状記憶加工」と「形態安定加工」の違い
「形状記憶加工」とは洗濯してもカーテンのウェーブが崩れにくくする特殊加工で洗濯を繰り返しても効果が残ります。
「形態安定加工」とは熱処理によってカーテンのウェーブを整える加工で何度か洗濯を繰り返すと加工の効果は無くなります。
6.洗濯したカーテンを干す
洗濯が終わったら、洗濯ネットからカーテンを取り出します。
プリーツ部分を縛った輪ゴムを外してカーテンをカーテンレールのランナーに取付けます。
カーテンレールに吊るしたカーテンに目立つシワがあれば、シワを手でぽんぽんと軽く叩いて整えてください。
軽くシワを伸ばして完全にカーテンが乾くまでしっかり乾燥を行ってください。
あとは乾燥が終われば、通常通りにカーテンを使用していただけます。
カーテンレール以外の場所でカーテンを干す場合は、日陰の太陽の光が当たらない風通しのいい場所で陰干しを行ってください。
これでカーテンの洗濯は完了です。
カーテンレールが高い位置にあるとカーテンの取り外しに脚立等の踏み台が必要な場合もありますが、カーテンの洗濯の手間は少なくなったのではないでしょうか。
カーテンを洗濯する前に注意すること
カーテンのフックをつけたまま洗濯する前に、ご自宅のカーテンが洗濯できる物かチェックしてください。
洗濯機OK | 手洗いOK | 洗濯不可 |
桶のマーク |
桶と手のマーク |
桶と×のマーク |
洗濯表示で洗濯不可のマークあるカーテンは洗濯することができません。
カーテンの洗濯表示の確認をしてから洗濯を行いましょう。
カーテンフックをつけたまま洗濯するメリット・デメリット
カーテンフックをつけたまま洗濯する方法を解説しましたが、カーテンフックをつけたまま洗濯できることはわかっていただけたと思います。
では、カーテンにフックをつけたまま洗濯するとどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
カーテンにフックをつけたまま洗濯する一番のメリットは、「カーテンの洗濯の手間が減る」ことです。
他にもカーテンフックをつけたまま洗浄するメリットと、カーテンフックをつけたまま洗濯するデメリットを解説します。
フックをつけたまま洗濯するメリット
- カーテンの洗濯の手間が減る
- 洗濯した後のカーテンをそのまま吊るして干せる
カーテンを洗濯する手間が減るというのが一番のメリットですが、洗濯後にすぐ干せるというのも重要なメリットです。
洗濯したカーテンを干す前にカーテンフックを取付けようとすると、湿ったカーテンが床に当たって床が濡れたり、カーテンにホコリやゴミがついてしまうことがあります。
カーテンフックがついたままのカーテンなら洗濯後のすぐにカーテンレールに吊るしてラクに干すことができます。
フックをつけたまま洗濯するデメリット
- カーテンをまとめて洗濯できない
- カーテンのプリーツ部分の生地が傷む
カーテンの洗い方によっては、カーテンの生地を傷めてしまうことがあります。
カーテンフックをプリーツで包むようにして洗っているので、プリーツ部分の生地がシワになったり、フックの角が生地を傷める可能性もあります。
また、カーテンをまとめて洗濯ネットに入れて洗うと、洗濯ネットの中でカーテン同士が重なって汚れが落ちにくくなるといったデメリットもあります。
洗濯しても美しいウェーブが残る形状記憶加工のカーテン
カーテンを洗濯すると美しいウェーブが崩れてしまわないか心配という人で、カーテンの洗濯をためらってしまう人もいるのでは?
形状記憶加工されたカーテンは洗濯しても美しいウェーブを保つことができます。
カーテンの洗濯シワを気にしないで洗濯することができる形状記憶加工のカーテンがおすすめです!
【当店オリジナルデザイン】レーザーでかたどった可愛いシルエット♪お子様部屋にもピッタリな夢見るドレープカーテン
『リトルツイン』
1級遮光・防炎・形状記憶加工・ウォッシャブル。光が差すとシルエットが輝きだす、当店オリジナルデザインドレープカーテン!
【1.5倍ひだ】【モリスシリーズ】草花等のモチーフが美しい、世界で愛されるデザイン。日本製ドレープカーテン
『ゴールデンリリーマイナー ブルー』
織物だから表現できる色彩の豊かさと立体感が美しい高級生地ドレープカーテン
カーテンフックを破損・紛失した場合
カーテンフックを紛失してしまった、もしくはカーテンフックが破損してしまうといったことがあります。
カーテンフックはカーテンの購入時に備え付けの物をそのまま使い続けているご家庭が多いのではないでしょうか。
プラスチック製のカーテンフックだと、太陽光によって劣化します。
劣化したカーテンフックを使っていると、カーテンを開け閉めするだけでフックが破損することもあります。
壊れたり紛失したカーテンフックは新しいフックに交換してください。
カーテンフックは100円ショップやホームセンター、インターネットショップでも購入することができます。
フックには金属製フックとプラスチック製フックの2種類があり、その中にも「Aフック」「Bフック」「アジャスターフック」があります。
- Aフック
カーテンレールを見せる(天井付け) - Bフック
カーテンレールを隠す(正面付け) - アジャスターフック
高さを調節できるのでAフック・Bフックのどちらでも使用できます。
最近は高さを調節できるアジャスターフックが一般的になっていて、簡単に好みの高さでカーテンを吊るすことができるようになりました。
また、金属製のフックの中には「カーテンクリップ」と呼ばれる物があります。
カーテンクリップはプリーツの入っていないフラットタイプのカーテンを吊るす時に使用するカーテンフックです。
このカーテンクリップは洗濯中にクリップが外れてしまうので、他のカーテンフックのようにクリップをつけたまま洗濯できないので注意が必要です。
ただ、カーテンクリップは装飾レールやおしゃれなカーテンと組み合わせて使うことで、窓辺の見た目を良くすることができるので、窓辺をおしゃれにコーディネートしたい人にはカーテンクリップがおすすめです。
まとめ
カーテンフックをつけたまま洗濯する方法について解説しました。
フックをつけたままカーテンを洗濯することでお掃除の時間を短縮して、ラクにカーテンを干すことができます。
家庭洗濯が可能なカーテンはこの方法で洗濯することができますが、カーテンの生地の素材やフックの素材によっては洗濯が難しい物もあります。
洗濯の前にカーテンの洗濯表示とフックの状態を確認してから洗濯を行ってくださいね!