カーテンの丈は、長すぎても短すぎても見栄えが悪くなってしまいます。
ですが、カーテンは実際に取り付けてみるまで、正しいサイズで注文できたのか分かりづらいですよね。
カーテンを窓に取り付けてから、「あっ!サイズが違う!」と慌てた経験のある人もいると思います。
そんなとき、カーテンを買い替えずに自力で調節するにはどうすれば良いのでしょうか?
そこでこの記事では、窓装飾プランナーが『カーテンの正しい長さ』と『カーテンの長さ調節方法』について解説します。
買い替えせずに調節できるので、サイズ選びに失敗したときにぜひ実践してみてくださいね。
目次
カーテンの正しい丈はどのくらい?
そもそもカーテンってどのくらいの長さが正解なのでしょうか?
まずはカーテン丈の決め方について解説しますね。
カーテンの適切な長さは、窓の種類によって変わります。
『掃き出し窓』と『腰高窓』適切な長さは以下の通りです。
★カーテン丈の決め方★
- 掃き出し窓
固定ランナー~床の長さ-2cm - 腰高窓
固定ランナー~窓枠下の長さ+15cm
※こちらはドレープ(厚地)カーテンの長さの目安です。
レースカーテンの場合は、ドレープカーテンより1cm短い丈で注文してください。
それぞれの採寸方法について、詳しく説明しますね。
【掃き出し窓】カーテン丈の決め方
掃き出し窓は、カーテンレールについているランナーを基準に採寸します。
カーテンの端に固定されているランナー(固定ランナー)から床までの長さを採寸しましょう。
掃き出し窓のカーテンの注文丈は、採寸サイズ―2cmです。
掃き出し窓のカーテンは、床よりも少し短い丈になっていれば正解です。
カーテンの裾が床に触れないので、カーテンの裾に汚れがついたり、傷んだりするのを防ぐことができますよ。
【腰高窓】カーテン丈の決め方
腰高窓の場合も、カーテンのランナーを基準に採寸をします。
固定ランナーから窓枠下までの長さを採寸してください。
腰高窓のカーテンの注文丈は、採寸サイズ+15cmとなります。
窓の遮光性や遮熱性を高めたいときは、採寸サイズ+20cmで注文しましょう。
腰高窓は、カーテンが窓枠からはみ出た状態になれば正解です。
窓枠をしっかり覆うことができるので、窓からの冷気や熱気、日光を防ぐことができますよ。
また、カーテンは丈だけでなく、幅もしっかりサイズを合わせなければなりません。
カーテン幅の決め方や、調節方法についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
カーテンが長いときの調節方法
ここからは、カーテンの丈が長い時の調節方法について解説いたします。
基本的に、カーテンの丈が多少長い分には深刻にとらえなくて大丈夫です。
とくに腰高窓の場合は、カーテンの丈が長くても問題なくお使いいただけます。
カーテンの裾が床について気になる場合は、以下の方法で調節してみてください。
- アジャスターフックで調節
- Bフックに変える
- 裾上げテープを使う
- 縫って裾上げする
- パドリングスタイルを楽しむ
- 安全ピンなどで留める
アジャスターフックで調節
カーテン丈が長いときは、アジャスターフックを使って調節してみましょう。
アジャスターフックとは自由に高さを調節できるフックのことです。ホームセンターやネット通販で販売されています。
種類にもよりますが、カーテンの長さを4cmほど変えることができますよ。
カーテンの丈を短くしたいときは、フックがカーテンの下部に来るように調節してくださいね。
Bフックに変える
既製カーテンや一般的なカーテンは、Aフックで作られていることが多いです。
カーテンフックがAフックの場合は、Bフックに変えてみましょう。
▼カーテンフックの種類▼
Aフック | カーテンレールを見せるフック |
Bフック | カーテンレールを隠すフック |
Bフックとは、カーテンレールを隠すようにカーテンを取り付けるフックのことです。
カーテンレールより上部にカーテンがはみ出るので、カーテンの裾の位置を上げることができます。
カーテンレールの種類によっては、Bフックの取り付けが難しい場合があるので注意してくださいね。
ミシンを使って自力で裾上げする
フックを使えば手軽に丈を短くできますが、数cm程度しか調節できません。
5cm以上の大掛かりな丈調節が必要な場合は、カーテンの裾上げをおこないましょう。
ご自宅にミシンがある場合は、ミシンを使って自力で裾上げすることもできます。
裾上げをする前に、カーテンにアイロンをかけて折り目をつけましょう。
遮光カーテンなど分厚い生地だと、一般的なミシンでは針が通らないこともあります。
少しだけ針を通してご自宅のミシンでも使えるか試してみてくださいね。
裾上げテープを使う
裁縫が苦手な方は、衣類などに使われる裾上げテープを活用しましょう。
アイロンがけ不要で貼るだけで接着できるので、裁縫が苦手な人でも簡単に丈詰めすることができます。
ミシンで縫うときと同様、テープをつける前にアイロンで折り目をつけておいてください。
裾上げテープは手芸用品店や100均などでも販売されています。
カーテンは雨や結露で濡れることも多いので、水に強く洗濯可能なタイプがおすすめです。
テープタイプ、ボンドタイプなど様々な種類が販売されているので、使いやすいものを探してみてくださいね。
パドリングスタイルを楽しむ
あまりにもカーテンの丈が長いときは、あえて裾に垂らすスタイルにしてしまっても良いかもしれません。
実はカーテンを床に垂らすアレンジをパドリングスタイルと言います。
日本で見かけることは少ないですが、海外では人気のスタイルなんです。
裾が床について汚れやすいのが難点ですが、窓の遮光性や遮熱性を高めることができますよ。
安全ピンなどで留める
カーテンを買い替える予定がある場合は、安全ピンなどで留めておくのも一つの手です。
手間もお金もほとんどかけずに、カーテンの裾上げをすることができます。
カーテンの表面から留めているピンが見えてしまうので、見た目はあまりよくないです。
また、カーテン生地に穴があいてしまうので、あくまで応急処置として使うようにしましょう。
カーテンが短いときの調節方法
カーテンは長いときよりも、短すぎたときの方が深刻です。
カーテンの丈が短いと、窓から冷気や日光が入り込んでしまいます。
また、ドレープカーテンの裾からレースカーテンがはみ出てしまうので、見栄えも悪いですよね。
そんなときは、カーテンの丈を伸ばすようにしましょう。
カーテン丈が短いときの対処法は以下の通りです。
- アジャスターフックで調節
- 折り返しを利用して丈を出す
- 裾に布を足す
アジャスターフックで調節
アジャスターフックは、カーテン丈が長いときだけでなく短いときにも使えます。
とにかく便利なアジャスターフックと覚えておきましょう。
カーテンの丈が短いときは、フックがカーテン上部に来るように調節してください。
折り返しを利用して丈を出す
カーテンは裾に10cmほどの折り返しがあります。
カーテン丈を4~8cmほど調節したい場合は、カーテンの折り返しを利用して丈を出しましょう。
★折り返しを利用した丈調節方法
- カーテン裾の折り返しをほどく
- 長さを調節して新しく折り目をつける
- 折り目にアイロンをかける
- アイロンで縫い付ける
元の折りジワが残っていると不格好になってしまいます。
アイロンで新しい折り目をつけつつ、元の折り目はしっかり伸ばすようにしましょう。
ミシンがないときや、裁縫が苦手な場合は裾上げ用の布テープを使えば新しい折り目をつけることができますよ。
折り返しを伸ばしたままにすると見た目が不格好になるので、必ず新しい折り返しを作るようにしてくださいね。
裾に布を足す
カーテンの折り返しだけではどうにもできないくらい丈が違うときは、買い替えも視野に入れた方が良いです。
どうしても自力で丈を調節したい方は、裾に布をつけ足してみましょう。
カーテン同じ色の布よりも、カーテンと違う色の布を縫い付けた方がおしゃれに仕上がります。
フリルやレースなどつける布次第で自由にアレンジをお楽しみいただけますよ。
ですが、売り物のようにきれいに縫い付けるには、かなりの技術が必要になります。
「多少歪んじゃってもいいや!」くらいの、おおらかな気持ちで縫い付けてくださいね。
買い替えるなら、サイズオーダーカーテンがおすすめ!
カーテンの丈があまりにも違い過ぎるときや、DIYが面倒なときは、思いきってカーテンを買い替えましょう。
既製サイズカーテンは、一般的な窓の大きさに合わせて作られています。
安く購入できるというメリットがある反面、窓によってはサイズが合わないことも…。
既製サイズのカーテンが合わないときは、サイズオーダーできるカーテンがおすすめです。
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まとめ
この記事では、カーテンの長さ調節方法について解説してきました。
カーテンの適切な長さは以下の通りです。
★カーテン丈の決め方★
- 掃き出し窓
固定ランナー~床の長さ-2cm - 腰高窓
固定ランナー~窓枠下の長さ+15cm
カーテンの長さを1~2cm変えたいときは、アジャスターフックが便利です。
裾上げなどの必要もなく、簡単にカーテン丈の調節ができますよ。
5cm以上カーテンの丈を調節する場合は、自力で縫い付けたり、丈詰めしたりしなければなりません。
ミシンや裁縫が苦手な方は、裾上げテープなどを使ってトライしてみましょう!
カーテンの丈があまりにも違うときは、買い替えるのも1つの方法です。
サイズオーダーカーテンなら、既製カーテンのサイズが合わない窓にも安心ですよ!