腰高窓のカーテン選びに悩んでいませんか?
人の高さくらいの位置にある腰高窓。
一般のご家庭でもよく見かける窓ですが、何を基準にカーテンを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
この記事では、窓装飾プランナーが腰高窓に取り付けるカーテンの選び方について解説します。
サイズの選び方、部屋別のコーディネートのポイントについても解説していきますのでぜひ参考にしてくださいね。
目次
腰高窓とは?
腰高窓とは、読んで字のごとく『腰くらいの高さにある窓』のことです。
外からも侵入しにくく、防犯性が高くなっています。
窓の面積が掃き出し窓より小さいため、冷暖房の効率が高くなると言うメリットも。
また、面積が小さいので大胆なデザインのカーテンにも挑戦しやすいですよ。
一方、掃き出し窓に比べると面積が小さいため、お部屋が暗くなりやすいというデメリットがあります。
腰高窓につけるカーテンサイズの選び方
カーテン選びで失敗が多いのが、カーテンの丈選びです。
ここでは、腰高窓につけるカーテンのサイズの選び方について解説します。
幅の決め方
カーテンは、窓ではなくカーテンレールに取り付けるアイテム。
そのため、サイズを決めるときもカーテンレールが基準です。
■腰高カーテンの注文幅■
注文サイズ=両端の固定ランナーの距離×1.05
カーテンレールの両端に固定されている輪っか(固定ランナー)の距離を採寸します。
カーテンにはヒダがあるため、採寸幅より5%ほどゆとりを持たせて注文しましょう。
ゆとりがあることで、カーテンを美しく見せることができます。
フラットカーテンをお選びの場合は10%ほど大きいサイズで注文してくださいね。
丈の決め方
カーテンの丈もカーテンレールを基準に決定します。
腰高窓のカーテンは、取り付けるスタイルによって丈の決め方が変わるので注意しましょう。
レースカーテンと併用する場合は、ドレープカーテンより1cm短いサイズで注文してくださいね。
おすすめの丈サイズ
腰高窓ぴったりの長さにすると、裾から光漏れしてしまいます。
基本的には、窓枠よりも少し大きいサイズで設置するようにしましょう。
■腰高カーテンの一般的な注文丈■
注文サイズ=固定ランナーから窓枠の外枠下までの長さ+15cm
固定ランナーから窓枠の下枠までを採寸します。
窓枠外寸よりも15~20cm程度長めに注文すると、光漏れをしっかり防ぐことができますよ。
腰高窓のカーテンは短すぎると見栄えが悪くなる上に、下から光が漏れてしまいます。
サイズ選びに迷ったときは、大きいサイズを選ぶようにしてくださいね。
床まで降ろす場合
※こちらは掃き出し窓の図です
遮光性を高めたいときは、腰高窓のカーテンを床まで垂らすように取り付けましょう。
光漏れを防ぐだけでなく、防音性や遮熱断熱性も高めてくれますよ。
日本ではあまり見かけませんが、欧米では窓のサイズに関係なく天井から床までカーテンを垂らすのが主流なんです。
腰高窓のカーテンを床まで垂らす場合、注文サイズは掃き出し窓と同じ方法で算出します。
■床まで垂らすカーテンの注文丈■
注文サイズ=固定ランナーから床までの長さ-2cm
固定ランナーから床までの長さを採寸しましょう。
裾が床についてしまわないよう、注文サイズは採寸サイズより2cm短いサイズで注文しましょう。
窓枠内に取り付ける場合
窓枠内に収まるサイズにすることで、すっきりとした窓辺に仕上がります。
カーテンレールが窓枠内に設置されているときや、腰高窓の前に家具を置いている場合におすすめです。
■窓枠内に設置するカーテンの注文丈■
注文サイズ=固定ランナーから窓枠の内枠下までの長さ-2cm
固定ランナーから窓枠内側の下までを採寸します。
窓枠に裾がつかないように、採寸サイズから2cm短いサイズで注文しましょう。
窓枠にジャストサイズで設置したいときは、採寸サイズでご注文ください。
腰高窓に取り付けるカーテン選びのポイント
カーテンを選ぶときには、サイズだけでなく色や機能も気になりますよね。
また、腰高窓はカーテン以外の窓周りアイテムを選ぶこともあります。
腰高窓にどんなものを取り付けるのかによって、部屋の印象や過ごしやすさが変わるので慎重に選びましょう。
ここでは、腰高窓に取り付けるカーテン選びのポイントについて解説します。
カーテンの種類
腰高窓はブラインドやロールスクリーンなど、カーテン以外の窓周りアイテムを設置することもできます。
カーテンレールがなくても設置できるタイプもあるので、腰高窓にカーテンレールがついていないときにも便利ですよ。
ここでは、カーテンレールなしで設置できる窓周りアイテムを4つ紹介します。
【ロールスクリーン】
まっすぐなスクリーンを巻き取って上下させるロールスクリーン。
スクリーンのバリエーションが豊富で、色や柄、機能を自由にお選びいただけます。
フラットなシルエットで、圧迫感がないこともメリット。
つっぱり式ならネジ穴不要で取り付けることもできるので、賃貸住宅の腰高窓にも便利です。
ヒダがないため、壁と同じ色に揃えると腰高窓を目立たないようにすることもできます。
柄物のロールスクリーンなら、アートパネルのような仕上がりになりますよ。
【ブラインド】
規則正しく並んだ羽根が美しいブラインド。
羽根の角度を調節することで、外からの視線を遮りながら風を通したり、光を取り込むことができます。
プライバシー対策をしたい、人通りの多い窓におすすめです。
アルミや木材など、羽根に使われる素材によって雰囲気を変えることができます。
ナチュラルインテリアやリゾート風インテリアには木材、無骨なインダストリアルインテリアにはアルミ素材がおすすめですよ。
【シェードカーテン】
布を上下に開閉して使うシェードカーテン。
写真を見てわかる通り、ヒダがない分カーテンよりも柄が際立ちやすいです。
柄物のローマンシェードなら、インテリアのアクセントになりそうですね。
ローマンシェードの最大のメリットは、カーテンとお揃いの生地で製作できること。
掃き出し窓のカーテンと同じ生地でローマンシェードを仕立てれば、統一感のあるコーディネートになります。
ドレープ生地とレース生地を組み合わせて使えるダブルシェードなら、調光をコントロールしやすいですよ。
【ハニカムスクリーン】
六角形が縦に並んだユニークなデザインのハニカムスクリーン。
窓装飾の中でもトップクラスの遮熱断熱効果を持つアイテムです。
ハニカムスクリーンは、連なった六角形が空気の層を作ることで外からの熱気・冷気をしっかり遮断します。
日差しの強い腰高窓や、省エネ対策をしたいお部屋におすすめです。
色
カーテンは色選びも悩みますよね。
腰高窓は、掃き出し窓に比べて面積が小さいので大胆な色にもチャレンジしやすいです。
他のインテリアとの相性を見ながら、思い切って色を選んでくださいね。
どんな色を選べば良いのか迷ったときは、インテリアの配色黄金比を参考にすると失敗が少ないですよ。
配色黄金比ではインテリアをベースカラー(70%)、メインカラー(25%)、アクセントカラー(5%)に分類します。
【配色黄金比のコーディネート例】
ベースカラー (70%) |
壁・床・天井 |
メインカラー (25%) |
カーテン・ラグ・家具 |
アクセントカラー (5%) |
クッション・小物など |
カーテンはメインカラーに含まれることが多いです。
掃き出し窓がある場合は、2つの窓をお揃いでコーディネートするのも良いでしょう。
ベースカラーとして壁の色に合わせると、壁と一体となって空間を広く見せることができます。
腰高窓は面積が小さため、アクセントカラーとして目立たせるのもおすすめです。
空間がパッと華やかになりますよ。
カーテンの色選びに迷ったときはこちらの記事を参考にしてくださいね。
機能
カーテンはお部屋での過ごし方に合わせて機能を選んでいきます。
例えば、西日の強い部屋であれば『遮光』『遮熱・断熱』機能があると快適ですね。
人通りの多い道路に面している窓の場合は、外から透けにくい『遮光』『遮像』や、音漏れを防ぐ『防音』機能があると安心です。
このように、お部屋の間取りや過ごし方によって、カーテンに欲しい機能は変わります。
暮らしに合わせて、カーテンの必要な機能を考えてみてくださいね。
部屋別!腰高窓カーテンのコーディネート術
腰高窓に取り付けるカーテンは、お部屋の過ごし方に合わせて選ぶことも大切です。
ここからは、お部屋別に腰高窓に取り付けるカーテンのコーディネート術を紹介します。
リビング
リビングの腰高窓のカーテンは、リビング全体のインテリアバランスを見ながらデザインを選んでいきましょう。
カーテンはもちろん、ロールスクリーンやブラインドを取り付けてもおしゃれにまとまります。
リビングに掃き出し窓がある場合は、トータルコーディネートを意識しましょう。
掃き出し窓とお揃いのデザインで設置するとまとまりが良いです。
あえて掃き出し窓と違うデザインにすると、メリハリのあるコーディネートができますよ。
ナチュラルな素材感が素敵なコットン100%の天然素材ドレープカーテン
『ボムール ホワイト』
幅100cmで丈は1cm単位でオーダーOK!ナチュラルテイストの綿100%の非遮光ドレープカーテン
【100サイズから選べる】2級遮光+ウォッシャブル対応+形状記憶加工付き!波モチーフがモダンな日本製ドレープカーテン
『ライネ アイボリー』
ランダムなラインモチーフがモダンな北欧ロセルプラスドレープカーテン
シェードカーテンなら、カーテンと同じ生地で製作できるので違和感なくコーディネートできます。
掃き出し窓にカーテン、腰高窓に同じ生地のシェードカーテンを設置すれば、統一感のあるコーディネートになりますよ。
寝室
寝室の腰高窓に設置するカーテンは、ゆっくり眠れるように遮光性重視で選びます。
外からの光や音が漏れないよう、カーテンの丈はゆとりを持たせて注文しましょう。
とくにカーテンの真下にベッドを設置している場合は光漏れが気になりやすいです。
床につくくらいの長さにしておくと、光漏れもほとんどなく快適に過ごせますよ。
朝までぐっすり眠りたい方は、遮光カーテンがおすすめです。
1級遮光や完全遮光のカーテンなら、室内を真っ暗にすることができますよ。
【お急ぎ便】翌日出荷!心躍る11色のカラーラインナップが魅力の日本製ドレープカーテン
『パレット ネイビー 』
お急ぎ便!幅・丈直し無料!大人可愛いくすみカラーでお部屋ごとに色を変えて揃えたくなる!遮光ドレープカーテン
キッチン
キッチンにも腰高窓がついていることがありますね。
キッチンは火や水を扱う場所なので、ヒダが揺れるカーテンはあまりおすすめできません。
はっ水・防汚加工の施されたロールスクリーンならキッチンでも安心してお使いいただけます。
窓枠内に取り付けると、火や水が掛かりにくく使いやすいですよ。
明るい色を選ぶと、お料理の時間も楽しくなりそうですね。
清潔なキッチンを演出したいときは、ホワイト系のロールスクリーンを選びましょう。
さびにくく、燃えにくいアルミブラインドもキッチンで使いやすいです。
水道の近くには、水に強い浴室用のアルミブラインドがおすすめですよ。
ダイニング
家族で食事をとるダイニングの腰高窓には暖色系のカーテンがおすすめです。
赤やオレンジなどの暖色は食欲を増進する効果があり、料理を美味しそうに演出してくれます。
腰高窓は面積が小さいため、明るい色を取り入れてもコーディネートしやすいです。
インテリアになじませたいときは、ブラウンやグリーンなどのナチュラルなカラーを選びましょう。
日中も食事をすることが多い場合は、非遮光タイプを選ぶと明るい食卓に仕上がりますよ。
子ども部屋
子ども部屋の腰高窓につけるカーテンは、お子さんの成長に合わせて選ぶ必要があります。
お子さんの年齢が小さいと、ロールスクリーンやブラインドなどは紐で遊んでしまうことがあるかもしれません。
開閉操作が簡単なカーテンを選んでおく方が安心ですよ。
腰高窓はインテリアのアクセントとしても使えるので、お子さんの感性を刺激する鮮やかな色やポップなデザインを選んでみてくださいね。
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『パラキート イエロー』
3級遮光・形状記憶加工・ウォッシャブル。他では買えないオリジナルデザイン!北欧小鳥柄ドレープ
学生のお子さんが過ごすお部屋は、勉強に集中できるシンプルなデザインを選びましょう。
ブルーのカーテンは心を落ち着け、集中力をアップさせる効果がありますよ。
【100サイズから選べる】完全遮光・遮熱・防音・形状記憶の高機能カーテン
『エコマカロン カシス』
全22色!豊富なカラーが揃ったお洒落で上品な光沢のヘリンボーン織り柄ドレープカーテン
まとめ
この記事では腰高窓に取り付けるカーテンの選び方について解説してきました。
腰高窓とは、腰くらいの高さにある小窓のことです。
腰高窓に取り付けるカーテンはサイズ選びに気をつけましょう。
遮光性や断熱性を高めたいときは、床まで降ろすくらいの長さで注文します。
窓枠内に収まる丈にすると、窓辺をすっきりと見せることができますよ。
腰高窓にはカーテン以外にも、ロールスクリーンやブラインドなども取り付けることができます。
掃き出し窓とお揃いのデザインにしたり、インテリアのアクセントに鮮やかなデザインを選んだり、コーディネートを楽しんでくださいね。