カーテン選びで大切なのは最適なサイズを選ぶこと。
せっかくのおしゃれなデザインや便利な機能も、サイズが「足りない」「余る」ようでは台無しです。
かといってカーテン幅の調整をセルフでするのは難易度高め。
カーテン丈のようにスムーズにはいかないでしょう。
ということで、購入時にカーテン幅を間違えないようにすることが大切です。
手元にメジャーとメモを用意して、一つひとつ確認しながらサイズを決めていきましょう。
この記事では『カーテン幅・丈の決め方』『カーテン幅が足りない・余るときの対処法』について解説していきます。
目次
【保存版】カーテン幅を採寸&決め方ガイド
いざカーテンを買おうと思うとき、迷っちゃうのがカーテン幅ですよね。
採寸や簡単な計算が必要なのでちょっと面倒かもしれませんが、購入するときに欠かすことのできない大事なポイントです。
よく確認しながら決めていきましょう。
「だいたいこれくらい」と大ざっぱに決めると実際に取付けてから幅が足りない!余る!というような事態が発生し、後悔することになるかもしれません。
ここからはカーテンサイズの決め方を解説していきます。
「オーダーカーテンの場合」と「既製品カーテンの場合」の2パターンにわけてご紹介していきますね。
オーダーカーテンの場合はご自宅のカーテンレールを採寸して注文。ピッタリサイズのカーテンを購入できます。
既製品カーテンの場合は既製サイズの中から、必要サイズに近いものを選びましょう。
ここでは当店(びっくりカーペット)のサイズの決め方をご紹介していきます。
ステップ1 採寸
まずはカーテンレールの採寸をしましょう。
固定ランナーからもう片方の固定ランナーまでの距離を測ります。
詳しいカーテンの採寸方法については、こちらのページをご覧ください。
ステップ2 ゆとり分をプラス
採寸できたら、カーテン幅にゆとり分をプラスします。
カーテンの注文幅は、採寸値に5%から10%を上乗せするといいでしょう。
計算式としては「採寸幅×1.05=注文サイズ」となります。
採寸値にもよりますがだいたい1枚あたり4~8㎝くらいの余裕があると、ぴちぴち感なく閉めるときもスムーズです。
カーテン幅は足りないよりも余るくらいの方がいいので、心配な場合には少し多めの数値を見積もっておきましょう。
当店では目安として「5%プラス」でご案内していますが、実際には10%や20%プラスになったとしてもノープロブレムです。
ただし、ヒダのないフラットカーテンの場合はゆとり分の数値が異なるためご注意ください。
フラットカーテンは採寸幅×1.1~1.3倍にして、購入サイズを算出しましょう。
▼カーテン幅のゆとり分目安▼
1.5倍ヒダ | 採寸幅×1.05 |
2倍ヒダ | 採寸幅×1.05 |
フラットカーテン | 採寸幅×1.1~1.3 |
カフェカーテン | ポールの横幅×1.5~2.0 |
カーテン幅にゆとりがあることで、美しいウェーブができ気品ある窓辺に仕上がりますよ。
ステップ3 幅を決定する
採寸幅にゆとり分をプラスすれば、いよいよカーテンの幅を決定します。
カーテンの横幅は、『オーダーサイズカーテン』と『既製品カーテン』の場合で変わってきます。
それぞれの横幅の決め方について解説しますね。
オーダーサイズカーテンの場合
お部屋の窓に合わせてサイズが決められる「オーダーカーテン」。
ぴったりきれいな仕上げるためには、正確な採寸・計算が欠かせません。
オーダーカーテンの場合は、ゆとり分をプラスした幅が注文幅です。
計算が間違っていないか確認し、カーテンを注文しましょう。
既製品カーテンの場合
既製品カーテンのサイズは「幅100㎝」と「幅150㎝」が主流です。
オーダーカーテンと同じくカーテンレールの採寸値を基準に選びましょう。
(例)カーテンレールの採寸値が200㎝の場合、100㎝幅カーテン2枚入りを選びましょう。
※詳しくは購入店舗にてご確認ください。
カーテンレールの採寸幅が100㎝、150㎝、200㎝、300㎝前後なら既製品カーテンでも比較的ぴったりおさまるでしょう。
問題なのは中途半端な幅サイズの場合ですね。
例えば幅の採寸値が220㎝の場合ではどうでしょう?
100㎝×2枚=200㎝だとちょっと足りない。
かといって150㎝×2枚=300㎝だと80㎝ほど余ることになります。
必要サイズの約1.4倍もあるので、たまりが多くなり少々野暮ったく感じるかもしれません。
(ちなみにおすすめのサイズは採寸値×1.05倍です。)
失敗しないカーテン丈(長さ)の採寸&決め方ガイド
ここからは、カーテン丈の測り方を解説します。
ステップ1 丈を採寸する
カーテンの丈は、カーテンレールについているランナーを基準に採寸します。
カーテンレールの端についている動かないランナー(固定ランナー)の下から窓枠・床までの丈を採寸しましょう。
ステップ2 丈を決定する
カーテン丈の採寸ができたら、カーテンの丈を決めていきましょう。
カーテンの丈は取り付ける窓の種類によって変わります。
掃き出し窓の場合
床まである大きな掃き出し窓の場合は、固定ランナーから床までの長さを採寸丈とします。
採寸丈からマイナス2cmした長さで注文するようにしましょう。
計算式にすると「採寸丈ー2cm=注文サイズ」となります。
少し短く設定しておくことで、カーテンを開閉したときにカーテンの裾が床につくのを防げます。
カーテンに埃や汚れが付きにくいので衛生的にお使いいただけますよ。
腰高窓の場合
大人の腰くらいに位置する腰高窓の場合は、固定ランナーから窓枠下までを採寸丈とします。
採寸丈に15cm足した長さで注文するようにしましょう。
計算式にすると「採寸丈+15cm=注文丈」となります。
窓枠より大きめにすることで、遮熱性や遮音性を上げることができます。
ちなみに、カーテンの丈を決めるときにフックの種類についても検討しましょう。
カーテンフックの種類と選び方はこちらの記事で詳しく説明しています。
よくある失敗&サイズ選びのポイント
カーテン幅を決めるとき、よくある失敗は次のようなものです。
例えば・・・
- カーテンレールではなく、窓や使用中カーテンを基準に採寸した。
- 装飾レールの飾りも含めて採寸した。
- ゆとり分を足し忘れ、スムーズに閉まらない。
- リネンカーテンを洗濯して縮んじゃった!
などなど。
いかがですか?
「ふつーにやりそう・・・。」「どうしてダメなの?」と思った方は黄色信号です。
うっかりサイズ幅の合わないカーテンを購入してしまうかも!
次の4つのポイントをじっくり読み、ご確認ください。
- カーテンレールを採寸すべし
- 天然素材は洗濯による縮みに注意
- レースカーテンの丈に注意
- 採寸値をもう一度チェックする
それぞれ詳しく解説します。
ポイント① 窓やカーテンを採寸するのはNG!
やっちゃいがちな失敗として多いのが、カーテンレールではなく窓や、今使っているカーテンの幅を採寸しちゃったというもの。
窓とカーテンレールではカーテンレール幅の方が長いので、窓を基準にして測ると寸足らずになってしまいます。
きっと「カーテンといえば窓」というイメージが強いことが理由だと思うのですが、よくよく考えてみるとカーテンは窓そのものには取り付けていません。
カーテンはあくまでカーテンレールに取り付けるものなのです。
ですからカーテン幅を決める際には、必ずカーテンレールを基準にして採寸しましょう。
ちなみに↓のような装飾レールの場合でも、両端のリング(または固定ランナー)~リングの距離をはかります。
キャップや装飾は含めず採寸することがポイントです。
ポイント② 天然素材は洗濯による縮みに注意
コットン(綿)やリネン(麻)などの天然素材のカーテンは、洗濯や湿度の上下によってもとのサイズに狂いが生じることがあります。
特に天然素材100%のカーテンの場合、5%近く縮んでしまう可能性も否めません。
200㎝幅のカーテンなのに、190㎝になってしまったらかなりキツキツですよね。
天然素材カーテンを注文する場合にはゆとりをもって「採寸値×1.1」の注文サイズにしておくと安心でしょう。
お手入れの際にはくれぐれも洗濯表示をよくご確認ください。
特にリネン100%の場合には「洗濯不可」のタイプが主流です。
天然素材のカーテンを洗濯したいときは、化学繊維も織り込んでいる天然素材混のカーテンがおすすめです。
ポイント④ レースカーテンの丈に注意
レースカーテンを、ドレープ(厚手)カーテンと一緒に注文する場合はレースカーテンの丈に注意が必要です。
レースカーテンの丈が長すぎると、ドレープの下からレースが見えてしまうことがあります。
それだとなんだか不格好ですよね。
レースカーテンを注文するときは、ドレープカーテンより1cmほど短く注文するようにしましょう。
ポイント③ 採寸値をもう一度チェックする
カーテンのサイズを決めたら、注文前にもう一度採寸値を確認しましょう。
★カーテン注文前の最終チェック
- カーテン幅にゆとり分がプラスされている?
- カーテン丈は窓の種類に合ってる?
- レースカーテンはドレープよりも短くなっている?
カーテンはサイズ選びを失敗すると、見た目が不格好になってしまいます。
正しく採寸できているか、注文サイズは合っているか最終チェックを行ってくださいね。
カーテン幅・丈が「足りない」「余る」の対処法
- カーテン幅を間違えて購入した。
- 引っ越しなどで取り付ける場所が変わった。
というとき、カーテン幅が「足りない」「余る」と困った場面はありませんか?
まずはじめにお伝えしておくと・・・
「カーテン幅が足りない」のは致命的です。
いくつか対処法をご紹介しますが解決が難しい場合には「買い直し」or「我慢して使う」を視野に入れる必要があります。
カーテン幅が余る場合はそのままでもOK
カーテン幅がちょっと余るときには、見た目さえ気にならないならそのままでも使用できます。
カーテンにはドレープ(なみなみ)があるので、たっぷり余っていると多少つまった感じにはなりますが開閉には問題ありません。
採寸幅×1.05倍がおすすめですが、実際には1.1倍でも1.2倍でも大丈夫です。
ただし、あまりにも余り分が多いとスマートさに欠けるかも。
まずは一度取り付けてみて「どうにもイマイチ」と思ったなら、サイズの合ったものに買い直しましょう。
カーテン幅が足りない場合は買い直しを検討
カーテン幅が足りない!というのはなかなかツライ状況です。
ちょっと足りないだけでもスムーズに閉められなくなるので困りもの。
キュっと引っ張るとかろうじて止まるけど、数秒後にはマグネットが外れて隙間ができちゃう~なんてパターンもあるでしょう。
こんなときはどうすればいいのでしょうか?
まず最初に思い浮かぶのが、DIYで幅を足すことだと思いますがややハードル高めです。
カーテン丈なら「トライすべし」とおすすめしますが、カーテン幅はちょっと・・・。
裁縫初心者さんにとってはイバラの道だと思います。
だったら、もうあきらめるより他ないのかというとそうではありません。
次の方法を検討してみましょう。
- リメイク専門業者に幅伸ばしを依頼する。
- カーテンレールの長さを調整する。
順番に解説していきます!
1. リメイク専門業者に依頼する
「このカーテンがお気に入りで、引っ越し先でも是非使いたい!」
思い入れのあるカーテンなので再利用したいという場合には、リメイク専門業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
自分でサイズ調整するのが難しくても、プロに任せれば安心ですよね。
カーテン幅を足す方法としては、カーテンのヒダの数を変更して(2倍ヒダのカーテンを1.5倍ヒダにするなど)縫製し直すなどのやり方があるようです。
ただし業者への依頼はそれなりに費用がかかるので、場合によってはサイズの合ったカーテンを新調する方が安上がりかもしれません。
2. カーテンレールの長さを調整する
カーテン幅が足りないなら、カーテンレールをカーテン幅に合わせるという方法もあります。
普通はカーテンレールに合わせてカーテンを購入するのですが、なんというか斬新ですよね。
その手があったかー!みたいな。笑
ただし、この方法を適用できるのは次のような条件に限ります。
- カーテンレールが伸縮式であること。
- 今の時点で、カーテンレールの長さに余裕がある(窓幅より長い)こと。
伸縮式のカーテンレールには、レールの途中に長さを調節するジョイント部分があるのでそこで見分けがつくと思います。
さらに、カーテンレールは窓枠を覆う十分な長さがありますか?
たとえ伸縮式でも、短くして窓の両端がカバーできなくなっては意味がありません。
伸縮できそうであればネジで固定されているレールを外し、レールの長さを短くしてから(窓枠とカーテン幅に過不足ないように注意する。)再度設置しましょう。
カーテンの丈が合わないときはアジャスターフックで調節
カーテンの丈が短い・長いときにはアジャスターフックを活用しましょう。
アジャスターフックとは、カーテンの丈調節ができるフックのことです。
アジャスターフックを使えば、カーテンの丈を±4cmほど調節することができます。
1.Aフックの場合
アジャスターフックをAフックとして使用している場合は、以下のようにカーテン丈を調節することができます。
アジャスターフックで短く調節すると、カーテン上部がカーテンレールと干渉してしまうことがあります。
カーテンレールとカーテンが接触していると開閉操作がスムーズにいかなくなるので、カーテンレールに接触しない程度に調節しましょう。
2.Bフックの場合
アジャスターフックをAフックとして使用している場合は、以下のようにカーテン丈を調節することができます。
アジャスターフックは簡単にカーテン丈を調節できる便利なアイテムですが、あまりにも長い・短い丈を調節するのは難しいです。
その場合は、リメイク業者に裾上げを依頼したり、自力で裾上げをしましょう。
アジャスターフック以外のカーテンの長さ調節方法について知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。
ぴったりサイズの短納期カーテン『パレット』がおすすめ!
窓のサイズやカーテンレールの位置によっては、既製サイズのカーテンが合わない場合もありますよね。
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まとめ
この記事では「カーテン幅」のベストなサイズの決め方や、余ったり足りなかったりした場合の対策方法についてご紹介してきました。
これから採寸する予定の方は、くれぐれも測る場所にご注意ください。
カーテン幅はカーテンレールに付属している「固定ランナー~固定ランナーまでの距離」を基準に算出しましょう。
カーテンはサイズミスしないようスケジュールにゆとりをもって採寸してくださいね。