「ロールスクリーンの隙間が気になるー!」
と悩んでいませんか?
ロールスクリーンには、窓との間にわずかな隙間がありますよね。
それもそのはず。
ロールスクリーンはスクリーン生地を巻き上げる構造になっているので、上部のメカ本体の幅よりもスクリーンの幅の方が3~4㎝ほど短くなるからです。
ですから窓枠内側におさまるように取り付けると(「天井付け」というやり方です。)、必然的に隙間が生じてしまいます。
せっかく遮光タイプの生地にしたのに、隙間からさし込む光が眩しくて困っている方もいらっしゃると思います。
この記事では『ロールスクリーンの隙間問題を解決する方法』をあらゆる角度からご提案させていただきます。
目次
ロールスクリーンの隙間が見える!眩しい&寒いを解決したい
ロールスクリーンを取り付けるとき、気になるのは「隙間」です。
隙間があると光が漏れたり、断熱性が劣って寒さを感じたりすることがあるので、なるべくふさぎたいですよね。
そのための対策としては「取付方法を工夫する」「便利グッズを活用する」などのやり方がありますが、隙間を完全になくすのは難しいでしょう。
(ロールスクリーンに限らず、カーテンやブラインドでも隙間は発生します。)
特に遮光タイプのロールスクリーンにした場合、隙間が不満につながりやすいもの。
わざわざ暗さをキープできるものを選んだのにいざ取り付けてみたら「隙間から光が差し込んでくる!」なんて、ちょっと困りますよね。
購入前にどれくらいの隙間ができるのかを把握しておくことも大切です。
また、その他のロールスクリーンのデメリットについてしっかり知っておきたいときは、こちらの記事をご覧ください。
ロールスクリーンの隙間ってどれくらい?
ロールスクリーンを購入したとき、どれくらいの隙間が生じるのでしょうか?
取付方法や操作方法によっても隙間の大きさは異なるのですが、ここではおおよその目安をご紹介しますね。↓
当店オリジナルロールスクリーンを例にあげて解説します。
【窓枠の内側に取り付ける場合】
左右それぞれ1~2㎝ほどの隙間が生じる。
【窓枠の外側に取り付ける場合】
窓枠全体を覆うように大きめサイズで取り付ければ、隙間はほとんど生じない。
【ロールスクリーンを2連つなげて設置する場合】
ロールスクリーンとロールスクリーンの間に、4~5㎝ほどの隙間が生じる。
ロールスクリーンの隙間対策におすすめ!2つの方法
ここからはロールスクリーンの隙間対策について解説していきます。
対策その1: 隙間が気になるなら『正面付け』にすべし
光漏れ対策を考えるとき、一番大切なポイントはロールスクリーンの取り付け方法です。
おすすめは窓枠全体を覆うように取り付ける『正面付け』です。
◎『正面付け』がおすすめ
『正面付け』とはロールスクリーンを窓枠の外側に取り付ける方法のことです。
光が入るのをしっかり防ぎたい場合には、上下左右それぞれ10㎝以上のゆとりを持たせるようにしましょう。
サイズを自由に決められることが、正面付けのメリットでもあります。
△『天井付け』は隙間ができる
ロールスクリーンの取り付け方法には正面付けのほかに、『天井付け』があります。
窓枠の内側におさまるように固定するので、すっきりシンプルな印象に仕上がるのが特徴です。
ただし遮光性や断熱性を高めたいときには、こちらの取り付け方法はおすすめできません。
上下左右に隙間が発生してしまうからです。
隙間が気になる方は『正面付け』で大きめのサイズを取り付けましょう。
その他、ロールスクリーンの取り付け方法についてはこちらの記事をご覧ください。
対策その2: 2枚以上並べて設置する場合
2枚以上横並びで設置する場合、ロールスクリーンとロールスクリーンの間に隙間が生じます。
窓の中央に隙間ができて「外から見える状態になっちゃった~」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
ロールスクリーンを並べたときの隙間対策については、こちらの記事をご覧ください。
①大型サイズを購入する
隙間をなくすことを最優先にするなら、大型サイズのロールスクリーンを選びましょう。
製品にもよりますが、幅300㎝くらいまでだと1枚で設置できますよ。
ただし、幅が広くなればなるほど重量が増すというデメリットがあるのでその点については考慮する必要があります。
- 出入りの頻繁な掃き出し窓に設置する。
- ご年配の方やお子さんが操作する。
- 遮光タイプでスクリーン生地に重みがある。
このような場合には少ない力で昇降操作できるように、スクリーンの分割(1か所につき、ロールスクリーンを2枚以上にわけて設置する。)を検討してみましょう。
大型サイズのロールスクリーンの場合、操作方法はトラブルの少ないチェーン式がおすすめです。
②操作位置を調整する(チェーン式の場合)
チェーン式のロールスクリーンを2枚以上を並べて設置するなら、チェーンが窓の両端にくるように取り付けることをおすすめします。
チェーン式とは、チェーンを両手で送って昇降する方法です。
巻きズレなどのトラブルが少なく、大きな窓でもしゃがまずに操作できます。
このように(↓)チェーンがある側(操作する側)の隙間が大きくなってしまいます。
中央の隙間をなるべく小さくしたいなら、チェーンの位置が中央ではなく左右それぞれの端にくるように取り付けるといいですね。
2枚とも右側にチェーンがあるロールスクリーンを連ねると中央にチェーンが垂れて煩わしいですし、隙間も大きくなってしまうので注意しましょう。
当店ではロールスクリーンのチェーンの位置を左右どちらにするかお選びいただけます。
操作チェーンの位置を選べる!UVカット機能付き非遮光ロールスクリーン
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1cm単位でオーダーできる!激安日本製チェーン式ロールスクリーン
③サッシを利用する
2連以上並べて設置する場合、窓のサッシのところに生地の隙間が採寸するようにすると光漏れが和らぎます。
光漏れが気になる場合には、隙間とサッシがちょうど重なるようにプランニングしましょう。
購入後にできる光漏れ対策とは?
- 取り付けは正面付けにして、スクリーン生地は大きめサイズで注文しましょう!
- 中央の隙間が気になるなら、分割にせず幅広サイズを設置しましょう!
と言われても・・・
「もう買っちゃったんだよね」「今あるロールスクリーンの隙間を何とかしたいんだよね」ってパターンもありますよね。
わざわざ買い直すのも勿体ないですし、工夫してなるべく隙間を少なくする方法をいっしょに考えてみましょう。
対策その1:カーテンボックス・ガイドレールを活用する
上下左右から生じる隙間が気になるなら「ガイドレール」や「ヘッド部(カーテンボックス)」を取り付けてみてはいかがでしょうか?
つまり、窓との隙間をふさげばいいのです。
「ガイドレール」「ヘッド部(カーテンボックス)」の画像はこちら。
上下左右からからの光漏れを防ぐためのアイテムです。(↓)
既製品でも販売されていますが(残念ながら当店では取り扱いはございません)、それだと対応商品に買い直さないといけないかもしれないので、この案はいったん横に置いてといて・・・
「既製品をまねてDIYでオリジナルをつくってみてはどうでしょう!」というご提案がしたかったのです。
DIYなら窓サイズぴったりに作れるし、材料費も安いのでおすすめです。
隙間から差し込む光をブロックするのはもちろん、断熱性が高まり冷暖房効率UPが期待でき、結露対策にもなりますよ。
◇DIYで隙間対策グッズをつくってみよう
さてさて「ガイドレール」や「ヘッド部(カーテンボックス)」をDIYでつくるとしたら、どんな方法があるのでしょうか?
ネットで調べてみるといろんなアイディアが公開されています。
主な材料は木材、プラダン、牛乳パックなど。
見た目を重視するなら「木材」がおすすめです。
(ホームセンターで販売されている『1×4(ワンバイフォー)』なら初心者にも扱いやすい。)
窓のサイズに合わせてボックスを製作し、L字金具で固定しましょう。
ニスを塗れば見た目にも美しく仕上がります。
手軽さを重視するなら「プラダン」や「牛乳パック」を活用しましょう。
カッターで好きなサイズにカットして、ガムテープで貼り付けられるので簡単につくれます。
100均で購入できるリメイクシートを貼ると、見た目もおしゃれになりますよ♪
対策その2:本体を隙間なく設置する(2枚以上の場合)
2枚以上のロールスクリーンを横に並べて設置するときに大切なのは、なるべく隙間なく本体を取り付けることです。
ロールスクリーンの構造上、スクリーンとスクリーンのあいだに隙間が生じる事態は避けられませんが、取り付け位置に間隔が空いていると隙間の幅がさらに大きくなってしまいます。
ですから「隙間がやけに大きいなぁ」と思ったら、上を見上げて取り付け箇所をチェックしてみましょう。
本体同士の間隔が空きすぎている場合なら、取り付け場所をつめて隙間をつめるといいですね。
対策その3:窓の隙間に遮光シートを貼る
ちょっと荒業なんですが・・・
「隙間から差し込む光が眩しい!」なら、窓に遮光シールを貼るのもアリですよね。
隙間が気になる場所に部分的に貼ってみてもいいでしょう。
好きな形・サイズにカットして貼れば完了!なので、見た目に抵抗がなければ試してみてくださいね。
対策その4:カーテンと併用する
ロールスクリーンとカーテンを併用するのもおすすめです。
昼間はドレープカーテンを両端に寄せておけば隙間隠しになりますし、夜間はドレープカーテンを閉めておけば朝日がさし込んで目覚めてしまうことも少なくなるでしょう。
まとめ
この記事ではロールスクリーンに隙間があるとき、どんな対策があるか詳しく解説してきました。
もしまだ購入する前なら、窓枠の外側に大きめサイズで取り付けることをおすすめします。
ガイドレールやヘッド部を取り付けられるタイプのロールスクリーンなら、上下左右の隙間からの光を遮ることができるので高い遮光性を期待できますよ。
お手持ちのロールスクリーンの隙間をふさぎたい場合、スクリーン生地の幅を継ぎ足すことはできません。
DIYで隙間対策グッズをつくってみたり、窓の隙間に遮光シートを貼るなどの方法を試してみましょう。