いつものようにロールスクリーンを巻き上げようとしたのに・・・あれ、できない。
「これってもしかして、故障??」
コードを強く引っ張ってみたり、ローラーパイプを回してみたり・・・
何とかしたい一心でアレコレさわってみたくなりますが、やみ雲にさわると悪化してしまうのでご注意ください。(涙)
お客様の中には「修理しようと思って解体したら、元に戻せなくなった」という方もいらっしゃいました。
こうなってしまっては最後、新品に買い替えないといけなくなります。
焦る気持ちは押さえて、どういう修理方法があるのかを冷静に確認してみましょう。
この記事では「ロールスクリーンが巻き上がらない!」と困っている方に、図解付きでくわしく解説していきます。
目次
ロールスクリーンが巻き上がらないときの原因は?
ロールスクリーンが巻き上がらないとき、どのような理由が考えられるのでしょうか?
よくあるパターンとしては、次のような内容です。
- メカ内部にあるスプリング調整がうまくいっていない。
- メカ内部のスプリングが外れいている、切れている。
- 引ききり状態になっている。
- 巻き乱れがある。(斜めに巻き上がっている。)
- 初期の不良がある。
- 操作方法を間違えている。
「引ききり状態」「巻き乱れ」「操作方法の間違い」などが原因の場合は、少し調整を加えることで簡単に直すことができます。
それに対して「メカ内部のスプリングが外れている、切れている」「初期不良」の場合は、自分で解決することは難しいので、メーカーや販売店に相談する必要があるでしょう。
はじめに「操作方法」を確認しよう
ロールスクリーンが巻き上がらなくて困ったときに、まず確認してほしいことがあります。
それは・・・ロールスクリーンの『正しい操作方法』です。
実は、お問い合わせいただくお客様の中にも「故障だ!」と思って慌てて電話したけれど、使い方を間違えているだけだった~。うっかり~。というケースも多いのです。
特にロールスクリーンを使い始めたばかりのときは、操作ミスの可能性は高めです。
自己流でやっていると、不具合の原因になってしまうのでご注意ください。
ロールスクリーンの正しい操作方法
ロールスクリーンの正しい操作を確認しましょう。
特に、
- コードを引く方向はあっているのか?
- 巻き上げたいときに引っ張るチェーンは手前側と奥側どちらなのか?
などをチェックしておきましょう。
※こちらでご紹介した操作方法は、あくまで一例です。
商品によって異なる場合があるので、詳しくは添付されている説明書をご確認ください。
不具合を招くロールスクリーンの使用例としては、
- 上部のローラーパイプを自分で回して、巻き上げている。
- チェーンを両方引いている。
- コードを手前側に引っ張っている。
- スクリーン(生地)を引っ張っている。
などがあります。
ロールスクリーンの巻き上げがうまくいかないときの解決策は、操作方法が「チェーン式」なのか「プルコード式」なのかによって異なります。
まずは、ご自宅のロールスクリーンがどのタイプなのかを確認しましょう!
次の章からは、タイプ別の解決策について、ご紹介していきます。
チェーン式ロールスクリーンの解決策
チェーン式のロールスクリーンは、トラブルが少ない安定した操作方法です。
もし「かたくて、動かない」「上げても下がってくる」などのトラブルが発生したときには、部品の交換や買い替えが必要であることが多いです。
まだ購入して間もない場合には、初期不良であることも考えられるので、販売店に相談してみましょう。
販売店やメーカーによっては、保証期間内なら修理交換など無料で対応してもらえることもあります。
あらかじめ保証の有無、内容、期間を確認しておきましょう。
プルコード式ロールスクリーンの解決策
プルコード式のロールスクリーンは、メカ部分にスプリングモーターが組み込まれています。
ワンタッチで巻き上げられて便利ですが、仕組みとしてはやや複雑なつくりになっています。
チェーン式と比較すると、トラブル発生頻度が高い傾向にあります。
プルコード式のロールスクリーンが「巻き上がらない」場合には、いくつかのパターンがあるので、不具合の内容にあわせて対処方法を考えましょう。
①巻き乱れがある(ナナメになっている)
スクリーンが斜めになってしまったときには、一番下まで下げきりましょう。
このとき強く引っ張るとスクリーン生地が破れることがあるので、くれぐれも様子を見ながら、無理のない範囲で行います。
スクリーン生地をすべて引き出せたら、巻きズレを予防する対策を考えます。
取り付け箇所が、水平になっているかを確認
ロールスクリーンの取り付け位置が、そもそも斜めになってる~!ってことはないでしょうか?
この場合は一度ロールスクリーンを取り外して、水平になる位置を確認してから取り付けましょう。
市販の水平器やスマホアプリを活用して、水平になっているかをチェックしてみてくださいね。
巻きずれ調整シールの活用
巻きずれを防止するためには、『巻きずれ調整シール』の活用がおすすめです。
『巻きずれ調整シール」は、通常商品に同封されていることが多いです。
見当たらない場合には、ホームセンターやネット通販でも購入することができます。
コードの位置の確認
コードの位置が中央でない場合、巻きずれの発生につながることがあります。
位置を動かして、真ん中へ移動させましょう。
②巻き取りスピードを調整する
ロールスクリーンが途中までは巻き上がるけど、一番上まで上がらない場合は、速度調整がゆるんでいる可能性があります。
このような場合は、メカ部分のサイド側にあるスプリングを調整することをおすすめします。
プルコード式のロールスクリーンには、このように(↓)モーターの速度を調整できる箇所があります。
商品によっては、スプリングの外側にカバーがついていることもあります。
巻き取り速度の調整は、レバーを直接回せるもの、六角レンチやドライバーを使用して回転させるものがあります。
回転させる方向は「巻き上げの速度が速くなる方」です。
少しずつ様子を見ながら、調整してみましょう。
スプリングの調整について、代表的なメーカーを例にあげて解説します。
(1)びっくりカーペットのスプリングモーター
(2)タチカワのスプリングモーター
(3)ニチベイのスプリングモーター
(4)TOSOのスプリングモーター
③ローラーパイプ(巻き取りチューブ)を回す
スクリーンが下がり切っていて、巻き上がらなくなっている場合には、強く引いた反動で上に戻らないようにロックがかかっている可能性があります。
ローラーパイプ(上部のむき出しになっている銀色のパイプ)をつかみ、奥側へ優しく回してみましょう。
※このときローラーパイプを手前側へ回すと、故障の原因になるのでご注意ください。
必ず「奥側」へ回すことを、意識してくださいね。
「それでも直らない」ときは、メーカー・販売店に相談を
こちらでご紹介した方法を試してみたけど「やっぱり巻き上がらない!」という場合は、メカ部の故障が考えられます。
自分で修理するのが難しいので、メーカーや販売店に相談することをおすすめします。
相談する際には、品番がわかるものを手元に用意しておくと、スムーズに対応してもらえます。
メンテナンスシールについて
国内メーカー「タチカワ」「ニチベイ」「トーソー」のロールスクリーンの場合、ロールスクリーンにメンテナンスシールが貼られています。
ロールスクリーンのウェイトバーやメカ部分に貼られていることが多いので、探してみてくださいね。
保証について
メーカーや販売店によっては、保証が設けられていることがあります。
定められた保証期間の中で不具合が生じた場合には、修理、部品の交換、本体の交換などに対応してもらえます。
ただし保証の対象になるのは、通常の使用の範囲で生じた故障についてです。
例えば、コードに子どもがぶら下がって故障した、自分で修理しようと解体して元に戻せなくなった、という場合には対象外になってしまうと思います。
保証の対象外の場合でも、有料で対応してもらえることもあるので、ぜひ一度相談してみてくださいね。
ロールスクリーンの修理方法や修理費用についてはこちらの記事をご覧ください。
トラブルが少ないチェーン式がおすすめ
これから新しくロールスクリーンを購入される方には、チェーン式をおすすめします。
チェーン式はプルコード式と比較して、昇降のトラブルが少ないのが特徴です。
また、掃き出し窓のように大きな面積に取り付けた場合でも、かがまずに操作できる!というのも大きなメリットです。
ロールスクリーンの操作方法に迷っている方は、長く快適に使用できるチェーン式をご検討ください。
びっくりカーペットのロールスクリーンは、国内最安値に挑戦中!です。
1年間の品質保証がついているので、安心してご使用いただけます。
トラブルの際には、お電話やメールでご相談くださいませ。
操作簡単チェーン式♪賃貸OKで隙間が少ないスリムタイプのつっぱり式
『ファストシリーズ 日本製スリムつっぱりロールスクリーン 1級遮光』
1mm単位でオーダーできる!激安日本製スリムつっぱりロールスクリーン
操作簡単チェーン式♪お部屋のアクセントにもなる北欧柄つっぱり式ロールスクリーン
『ファストシリーズ 日本製つっぱりロールスクリーン 北欧柄 1級遮光』
1mm単位でオーダーできる!激安日本製つっぱりロールスクリーン
操作簡単チェーン式♪カーテンレールにも取り付けできる遮熱断熱ロールスクリーン
『ファストシリーズ 日本製チェーン式ロールスクリーン1級遮』
1cm単位でオーダーできる!激安日本製チェーン式ロールスクリーン
まとめ
この記事では「ロールスクリーンが巻き上がらないときの対処方法」について、ご紹介してきました。
操作がうまくいかなくて困っているときは、まずは”正しい使い方”を確認するところから始めましょう。
プルコード式の場合には、スクリーンの巻き取りスピードを調整したり、ローラーパイプを優しく奥側へ回すなどの方法を試してみましょう。
また、取り付け位置が水平になっていることをチェックすることも大切です。