「い草ラグと竹ラグ、どっちにしようかな~」と迷っていませんか?
い草ラグや竹ラグは、どちらも夏の定番ラグですよね!
見た目も涼やかで、機能的にも夏に使いやすいと言われています。
せっかく夏用にラグを敷きかえるなら、自分にあったものを選びましょう。
この記事では、『い草ラグと竹ラグの特徴』と、『どちらを選ぶか迷ったときのチェックポイント』を解説します。
目次
い草ラグの特徴!メリット&デメリットを解説
い草ラグは、文字通りい草素材を使ったらラグです。
い草は畳などにも使われており、日本ではおなじみの素材ですね。
汗ばむ季節も使いやすく、夏ラグとして人気があります。
い草ラグのメリット
い草を使ったラグにはどのようなメリットがあるのでしょう。
い草ラグの主なメリットは以下の4つです。
- サラッとした手触り
- 空気を浄化する作用がある
- 落ち着きのあるデザイン
- 香りに癒やし効果がある
い草は湿気を吸い取ってくれるので、ベタつきにくいんです。
吸湿性のお陰で、湿度が高い日本の夏でもサラッと快適に過ごすことができますよ。
また、い草には空気を浄化する作用もあります。
二酸化炭素やきれいにしてくれるので、『天然の空気清浄機』と呼ばれることもあるそうです。
汗ばむ季節もサラッと快適!清潔に使うことができるい草ラグは、まさに夏にピッタリのラグなんです。
い草ラグのデメリット
い草ラグの主なデメリットは以下のとおりです。
- 変色や退色がある
- ささくれができることがある
- カビが発生することがある
い草は水や日光によって、変色・退色することがあります。
飲み物をこぼしてしまったときは、乾いた布で拭き取るようにしてください。
お手入れするときも、直射日光が当たらないよう陰干しを徹底しましょう。
い草は天然素材のため、ナイロンなどの化学繊維よりもデリケートです。
そのため、繊維が切れてささくれのように飛び出てしまう『イ切れ』という減少が起こることがあります。不良品ではないのでご安心ください。
イ切れを発見したときは、抜いたりせず、爪切りで根本からカットするようにしましょう。
い草ラグについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
・竹ラグの特徴!メリット&デメリットを解説
竹ラグは、文字通り竹を素材にしたラグのことです。
実は竹ラグには2種類あり、竹板を使ったラグと、竹ひごを使ったラグがあります。
どちらも竹素材を使っていることに変わりはないので、まとめて特徴を解説していきますね。
竹カゴや竹とんぼのように、竹は古くから日本で親しまれてきた素材です。
竹を使ったラグを敷くと、心和むリラックスした空間を演出することができますよ。
竹ラグのメリット
そんな馴染み深い竹を使ったラグにはどのようなメリットは、以下のとおりです。
- ヒンヤリとした手触り
- 抗菌・消臭効果がある
- ナチュラルな雰囲気
竹を触ったときにヒヤッとしたことはありませんか?
竹は熱伝導率が良い素材なので、身体にこもった熱も竹に移してくれます。
竹に触れると、体感でおよそ1~3度ほど涼しく感じることができるそうですよ。まさに暑い夏にピッタリの素材ですね!
また、竹には抗菌・消臭効果があると言われています。
高温多湿になる夏でも、雑菌の繁殖を抑えてくれる竹ラグは清潔に使いやすいですよ。
竹ラグのデメリット
では竹ラグにはどのようなデメリットがあるのでしょうか?
竹ラグの主なデメリットは以下のとおりです。
- 折れやヒビが入ったり、色むらがある
- ラグの表面がやや硬い
- コンパクトに折りたためない
竹は、布製の他のラグに比べると表面が硬いです。
そのため、長時間座っていたり、寝転んで肘をつくと身体が痛くなってしまうかもしれません。
ウレタン入りの竹ラグや、竹ひごのラグだと、表面の硬さを軽減することができますよ。
また、硬い材質の竹板のラグは、折りたたむのが難しいです。
省スペースに収納するなら、竹ひごのラグを選ぶようにしましょう。
竹ラグについて更に詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
い草・竹ラグどっちがおすすめ?違いを徹底比較
い草ラグと竹ラグの特徴はわかっても、どちらを選べばよいのか迷ってしまうこともありますよね。
購入してから後悔しないためにも、それぞれを比較してみたい!という方も多いのではないでしょうか?
そこで、い草ラグと竹ラグをそれぞれ比較してみたいと思います。
①座り心地
床に座ったり、寝そべったりして過ごしたい方もいますよね。
そういったクッション性や座り心地の良さでラグを選ぶなら、い草ラグを選びましょう。
竹ラグは硬い素材でできているため、い草のほうが座ったときの『硬さ』を感じにくいです。
とは言え、い草ラグも竹ラグもどちらの薄手なので長時間座るとおしりが痛くなってしまうこともあります。
座り心地を重視するなら、裏貼り付きや、ウレタン入りの厚みのあるタイプがおすすめですよ。
②涼しさ
竹ラグやい草ラグは、やっぱり夏に使いたいもの。
夏に快適に過ごすためには、『涼しく使えるか』も大切ですよね。
触ったときの冷たさ(接触冷感性)で選ぶなら、竹ラグがおすすめです。
竹ラグの熱伝導率により、触れた部分がヒンヤリと感じます。
一方のい草ラグには接触冷感性はないため、触れたときのヒンヤリ感は劣ります。
ですが、い草には吸湿性があるため汗をかいたときのベタつきなどは軽減することができますよ。
竹ラグもい草ラグも、夏に過ごしやすい機能が備わっているので積極的に取り入れていきたいですね。
③お手入れのしやすさ
い草や竹など天然素材を使ったラグは、お手入れについても気になりますよね。
い草ラグや竹ラグは比較的お手入れしやすく、基本的には掃除機を掛けるだけで大丈夫です。
ただし、どちらとも水に弱く、湿気が多いとカビが生えてしまうというデメリットもあります。
濡れてしまった場合はすぐに拭き取りましょう。
ときどき陰干しをして湿気がこもりすぎないように気をつけてください。
どちらも直射日光に弱いので、干すときは必ず陰干しするようにしてくださいね。
水に濡らしてしっかり洗いたい!という方は、化学繊維を使ったい草風ラグがおすすめです。
水に強いので、汚れが気になるときには手洗いすることも可能ですよ。
④デザイン
夏らしい見た目がおしゃれな竹ラグとい草ラグ。
昔は素材を味わえる無地のラグが多かったですが、最近はおしゃれなデザインのい草ラグや竹ラグが販売されていますよね。
デザインで両者を選ぶ場合は、人によって好みが別れると思います。
今のお部屋に合うデザインや色のラグを探してみてください。
一般的に、デザインの種類が豊富なのはい草ラグです。
和モダンな市松模様、日本らしい金魚柄、カラフルな北欧テイストなど、デザインの幅も広いのでお気に入りの一枚を是非探してみてください。
竹ラグの直線的なデザインは、スタイリッシュなインテリアやアジアンスタイルと相性が良いです。
竹ひごを使ったラグなら、モダンなインテリアにも合わせられますよ。
⑤価格
「夏にしか使わないから安いラグがいい!」と思っている方もいると思います。
い草ラグも竹ラグも産地や作りによって値段の幅が大きいのが実情です。
とくに国産の素材を使ったラグは、品質が高いため価格も高くなります。
ですが、い草ラグのほうが比較的安価な種類が多い印象です。
参考程度に当店のい草ラグと竹ラグの最低価格をご紹介します。(2022年6月現在)
- 竹ラグ 6000円前後
- い草ラグ 5000円前後
また、い草ではなくポリプロピレンなど化学繊維を使ったい草ラグならさらにリーズナブルな価格で購入できます。
化学繊維なので水に強くアウトドアでも活用できますよ。
ラグ選びに迷ったときは『生活スタイル』をイメージ
ラグ選びに正解はありません。
竹ラグとい草ラグについて解説してきましたが、みなさん自身が「これが良い!」と思うラグを選ぶのが一番だと思います。
ラグ選びで失敗しないために、「ラグを敷いてどんな生活を送りたいのか」をイメージしておきましょう。
- ゆっくり寝そべって過ごしたい
→クッション性のあるウレタン入りのい草ラグ - 子供が小さいから清潔に使いたい
→水洗いできる化学繊維のい草風ラグ - アジアンな雰囲気を楽しみたい
→素材感のある竹板ラグ
など、生活スタイルによって最適なラグは変わります。
ラグを敷いてどんなことを叶えたいのか想像しながら、自分にあうラグを探してみてくださいね。
まとめ
この記事では、い草ラグと竹ラグのメリットやデメリットを徹底比較しました。
夏を涼しく過ごすなら、自然の良さを生かしたい草ラグや竹ラグがおすすめです。
い草ラグのメリットは以下のとおりです。
- サラッとした手触り
- 空気を浄化する作用がある
- 落ち着きのあるデザイン
- 香りに癒やし効果がある
竹ラグのメリットは以下のとおりです。
- ヒンヤリとした手触り
- 抗菌・消臭効果がある
- ナチュラルな雰囲気
ラグを敷いてどんなふうに過ごしたいのかイメージしておくと、ラグ選びの失敗を減らすことができますよ。
汗ばむ季節もベタつかずに使えるい草ラグ・竹ラグで、暑い夏を乗り切りましょう!