ブラインドのパーツ名称ってちょっとマニアックですよね。
はじめて使うときには、説明書に並ぶ聞きなれない言葉に戸惑うのではないでしょうか。
アルミブラインドを構成する代表的なパーツには「ブラケット」「スラット」「操作コード」「操作棒」「コードイコライザー」などがあります。
さてさて、どれがどのパーツの名称かわかりますか。
この記事では『ブラインドのパーツ名称』について詳しく解説していきます。
図や写真が豊富なので、はじめてさんでも安心。
ブラインドの使い方を知りたいあなたにも、ブラインドの交換パーツが欲しいあなたにも、きっとお役に立つはずです。
目次
ブラインドパーツの名称を覚えておくといい理由
ブラインドのパーツ名称ってちょっと独特。どれがどれだかわからないですよね。
(かく言う私もそうでした・・・。)
ちょっとややこしいのは否めませんが、使い始める前にチェックしておきましょう。
はじめにパーツの名称を把握しておくと「ブラケットどれ?」「昇降コードどっち?」と考える時間が減るので、その後の作業がスムーズに進められますよ。
また、ブラインドは操作方法や取り付け方法もカーテンと少し違います。
購入前にはパーツの名称だけでなく、デメリットについても知っておくと後悔が少なくすみますよ。
ブラインドのパーツ名称一覧
ではさっそく!
ブラインドのパーツ名称について詳しく解説していきますね。
ブラインドの全体図(当店のオリジナルアルミブラインド)がこちらです。↓
上図の番号に対応した「各パーツの名称と説明」をまとめたので、一つひとつ照らし合わせながら確認していきましょう。
①ボックスキャップ:ヘッドボックスの両端に付属しているキャップ。
②取付けブラケット:ブラインド本体を取り付けるための金具。
③ヘッドボックス:羽根の昇降や角度を調整するメカ部分。
④スラット(羽根):ブラインドを構成する薄い板。
⑤操作棒:スラット(羽根)の角度を調節するための棒。
⑥コードイコライザー:コードを束ねるパーツ。
⑦ボトムキャップ:ボトムレールの両端に付属しているキャップ。
⑧セーフティジョイント:コードの引っかかりを防ぐためのパーツ。コードに力が加わると外れる仕組みになっている。
⑨ラダーコード:昇降時に必要な紐で、スラット(羽根)1枚ずつに通っている。
⑩ボトムレール:スラット(羽根)の最下部にあるパーツ。おもりの役目を果たしている。
⑪昇降コード:ブラインドを昇降操作するためのコード。
こうやって書き出してみると、なかなかボリューミーな内容ですね。
ブラインドはたくさんのパーツで構成されていることがわかります。
ですが、これらの名称を全部覚える必要はありません。
取り付けや操作の説明でよく出てくるパーツ名だけ数点押さえておけば、書かれている内容をイメージしやすくなりますよ。
【写真つき】ブラインド主要パーツを解説
取り付けや操作の説明書によく出てくるパーツ名に「スラット(羽根)」「ブラケット」「ヘッドボックス」「昇降コード」などがあります。
先ほどと重複している内容もありますが、大事なところなのでもう一度復習しておきましょう。
ここからは「よく登場する主要パーツの名称」について、写真付きで解説していきます。
スラット(羽根)
「スラット(羽根)」はブラインドを構成する薄い板のこと。
スラット(羽根)が水平に組み合わさることで、ブラインドが構成されています。
アルミ製がポピュラーですが、木製やファブリック製のスラットなども人気です。
薄い板のような形状のパーツなので衝撃への耐性は低く、あらぬ方向に力が加わると変形してしまうことがあります。
スラットの昇降や角度調整をするときには昇降コードや操作棒を使用して行うため、直接スラット(羽根)に触れる場面はあまりありません。
(※当店オリジナルのアルミブラインドは、折れに強いタフスラットを採用しています。)
ちなみに「スラット」というのはベネシャンブラインド(横型ブラインド)の場合の呼び名です。
バーチカルブラインド(縦型ブラインド)の場合は、「ルーバー」と言います。
取付けブラケット
「取り付けブラケット」はアルミブラインド本体を壁に設置するためのパーツのこと。「ブラケット」と呼ばれる場合もあります。
ブラインドを取り付けようと思ったら、まずこのブラケットをネジで固定するところから始めます。
(※つっぱり式の場合はブラケット不要。)
ブラインドの設置方法を「天井付け」にするのか「正面付け」にするのかによって、ブラケットを取り付ける位置は異なります。
ブラケットは説明書にしょっちゅう出てくるパーツ名なので、これを機に覚えておきましょう。
例えば「ブラケットをビスで固定しましょう」「ブラケットの間隔を一定に保ちましょう」というように記載されています。
◇ヘッドボックス
「ヘッドボックス」はブラインドのメカ部分。
スラット(羽根)の昇降や角度調整のために必要な機械がヘッドボックスに内蔵されています。
この中にメカが入っているとは想像できないほど、スリムな構造です。
◇昇降コード
「昇降コード」はスラット(羽根)を上げ下げするときに操作する紐のこと。
その他よく似たパーツには「ラダーコード」がありますが、こちらは各スラット(羽根)の穴に通されているものです。
対する昇降コードは、スラット(羽根)手前端の操作しやすい位置にあります。
◇コードイコライザー
「コードイコライザー」はコードを束ねたパーツのこと。
スラット(羽根)を上げ下げする際は、コードイコライザーか昇降コードを引っ張りましょう。
◇操作棒
「操作棒」はスラット(羽根)の角度を調節するときに使います。
たとえば、室内に光や風を取り入れたいとき。
この操作棒をクルクルと回転させると、スラット(羽根)の向きが水平になります。
その他上下からの角度がある視線を遮りたいときにも、役立ちます。
アルミブラインドの操作方法
ブラインドの操作は主に「①昇降 ②角度調整」の2パターンがあります。
パーツ名称を確認しながら、操作方法もチェックしてみましょう。
①ブラインドの昇降に使用するパーツ名称
ブラインドの昇降時に使用するパーツは「操作コード」「コードライザー」などです。
「ブラインドが下がらない~」と困っているときは操作コードの取り扱い方法(引っ張る向きなど)を確認してみましょう。
斜めに傾いてしまったときには、一番下まで降ろしきるのがポイントです。
ズレたままの状態で上げると故障の原因になってしまいます。
②ブラインドの角度調整に使用するパーツ名称
ブラインドの角度調節は「操作棒」を回転することで調整できます。
操作棒をクルクル回転させると、それに合わせてスラット(羽根)の角度が変わります。
ブラインドの操作方法について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ブラインドのパーツを交換したい!注文はどこでする?
ブラインドのパーツを壊しちゃった!なくしちゃった!というときにも、パーツ名称がわかっていると便利です。
たとえば「ブラケットが壊れた」「操作棒がなくなった」などがよくあるケース。
不具合は1か所だけなのに買い直すのはもったいないので、まずはパーツを別売りで購入して交換できないか検討してみましょう。
パーツの販売については購入店舗に直接問い合わせするのがおすすめです。
ネットでパーツだけ販売していることもありますが、果たして自宅のアルミブラインドに対応しているのかどうか・・・?見分けるのが難しいですよね。
メーカー・品番などが確実にわかっている場合に限り、注文しましょう。
パッと見た感じで同じように見えても、構造が異なることが多いのでご注意ください。
当店ではオリジナルブラインドの「取付ブラケット」を別売りで販売しております。
ブラケットは購入当初は問題なく使用できていても、引っ越しなどで取り外すときに破損してしまうことがあります。
これは経年劣化や汚れの付着が原因なので、新しいブラケットに交換した方がいいでしょう。
くれぐれもブラケットの数が足りないまま取り付けることはお控えください。
落下事故などのトラブルを招く可能性があります。
まとめ
この記事では『アルミブラインドのパーツ名称』について、詳しくご紹介してきました。
聞きなれない名前が多くてちょっとややこしいとは思いますが、メジャーなパーツ名だけでも覚えておくと便利です。
ちなみに、私がなかなかマスターできないのが「コードイコライザー」です。笑
コードイコライザー、コードイコライザー、コードイコライザー・・・。
確実に舌を噛みそう。
よどまずサラッと言えちゃう人はすごい!
そのほかメジャーなパーツ名称には、本体を壁に取り付ける「ブラケット」、メカ部分が内蔵された「ヘッドボックス」、羽根(スラット)を昇降操作をする「昇降コード」、羽根(スラット)の角度調整をする「操作棒」などがあります。
操作棒はうっかりなくしてしまわないように気を付けましょう!