高層マンションに住んでいるから、防炎には気を配りたい。
そんなあなたにおすすめなのが『アルミブラインド』です。
アルミブラインドは、消防法による防炎規制の対象外。
カーテンやじゅうたんなど「防炎物品」の使用を義務付けられているファブリックとは扱いが異なります。
そもそもアルミは燃えにくい材質なので、もしもの火災のときにも延焼させる心配がないんです。
この記事では『消防法による防炎規制』と『当店オリジナル!おしゃれなアルミブラインド』について、ご紹介します。
※法律に関しては、専門機関でご確認ください。
目次
アルミブラインドは防炎規制の対象外なんです
- 部屋の窓にアルミブラインドを取り付けたいけど、うちは高層マンションだし消防法の規定は大丈夫?
- 防炎機能がついているアルミブラインドじゃないとダメ?
と、思っていませんか。
だとしたら、そのような心配はご無用です。
なぜなら、アルミブラインドは消防法による「防炎規制」の対象外だからです。
そもそも主な材質であるアルミには火災で燃えないという特性があるので、万が一のときにも延焼の原因にはなりません。
つまり、アルミブラインドは消防法の防炎性能基準を満たしているか?を気にせず、自由に選んでOK。
防炎物品の使用を義務付けている【消防法】という法律を参照しながら、いっしょに確認しましょう。
法律の話なのでちょっとややこしいですが、なるべくわかりやすく解説していきますね。
「消防法」とは?
そもそも、消防法とはどのような法律なのでしょうか。
まずは、原文の内容を確認しましょう。
【消防法】第一章 総則
(目的)
第一条 この法律は、火災を予防し、警戒し及び鎮圧し、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、火災又は地震等の災害による被害を軽減するほか、災害等による傷病者の搬送を適切に行い、もつて安寧秩序を保持し、社会公共の福祉の増進に資することを目的とする。
「消防法」の目的を要約すると、次のようになります。
- 火災を予防、警戒、鎮圧すること。
- 国民の生命、身体、財産を火災から保護すること。
- 災害による被害を軽減すること。
- 傷病者の搬送を適切に行うこと。
- 社会公共の福祉の増進に資すること。
消防法は私たちの暮らしを火災から守ることを目的として様々なルールを定めた法律なのです。
「防炎規制」と「防炎物品」使用の義務付け
消防法では「防炎防火対象物」である建築物において「防炎物品」の使用を義務付けています。
つまり、特定の建物(高層マンションなど)で使用する「防炎対象物品」(カーテンやじゅうたんなど)は、防炎性能基準の条件を満たした「防炎物品」でなければいけません。
推奨でも努力義務でもなく”義務”として定められているので、あてはまる場合は遵守しなければいけません。
防炎規制の対象になる建築物は次の通りです。
◇防炎防火対象物にあたる建築物
高層建築物(高さ約31メートルを超えるマンションやビル)
学校、病院、劇場、映画館、集会場、飲食店、旅館、百貨店など。
防炎対象物品の具体例
特定の建築物で防炎物品(防炎性能基準を満たした製品)の使用義務があるのは、「防炎対象物品」です。
具体的にはどのような物品があてはまるのか、確認してみましょう。
「消防法」と「消防法施工令」では次のように定められています。
【消防法第八条の二の五-4】
(防炎対象物品の防炎性能)
第八条の三 高層建築物若しくは地下街又は劇場、キャバレー、旅館、病院その他の政令で定める防火対象物において使用する防炎対象物品(どん帳、カーテン、展示用合板その他これらに類する物品で政令で定めるものをいう。以下同じ。)は、政令で定める基準以上の防炎性能を有するものでなければならない。
【消防法施工令第四条の三】
(防炎防火対象物の指定等)
3 法第8条の3第1項の政令で定める物品は、カーテン、布製ブラインド、暗幕、じゅうたん等(じゅうたん、毛せん、その他の床敷物で自治省令で定めるものをいう)、展示用の合板、どん帳、その他舞台において使用する幕及び舞台において使用する大道具の合板、並びに工事用シートとする。
防炎対象物品を抜粋しました。↓
◇防炎対象物品
カーテン、布製ブラインド、じゅうたん、展示用合板、暗幕・どん帳、舞台において使用する幕及び大道具用の合板、工事用シート
「防炎対象物品」の中で私たちの生活で馴染みがあるのはカーテン、布製ブラインド、じゅうたんなどですね。
高層マンションなど対象の建物に居住している場合、カーテンやじゅうたんは防炎性能(燃えにくい性質)の基準を満たした「防炎物品」を使用する義務があるので注意しましょう。
アルミブラインドは防炎対象物品ではない
さて、「防炎対象物品」の項目で注目していただきたいのが”アルミブラインド”です。(やっと話が戻ってきました。)
消防法で定められた「防炎対象物品」の中にアルミブラインドは含まれていません。
布製ブラインドは含まれていますが、わざわざ「布製」という記載がありますね。
アルミブラインドは「アルミ製」なので、同じブラインドでも防炎規制の対象外なんです。
つまり、カーテンやじゅうたんのように防炎マークのついたものの中から選ぶ必要はありません。
そもそも主な材質であるアルミには、火災で燃えないという特性があります。
アルミブラインドは万が一の場合も火災の心配がないので、安心して使用することができます。
◇「防炎性能」と「防炎物品」
防炎規制では燃えにくい性質を「防炎性能」、消防法に定められた防炎性能基準の条件をクリアしたものを「防炎物品」と呼ぶ。
個人宅で消防法の義務が発生するのはどんなとき?
消防法の義務が一般家庭で適用されるのは、高層マンション(高さ約31メートル以上)に居住している場合です。
高層マンションに住んでいると、居住階数に関係なく防炎規制の対象になるので注意しましょう。
「うちは高層マンションだけど、1階だから関係ないわ。」というのはよくある間違い!
高層マンションは全ての居住スペースが防炎規制の対象となり、「防炎対象物品」の使用が義務付けられています。
カーテンやじゅうたんは防炎性能基準をクリアした「防炎物品」の中から選びましょう。
アルミブラインドの場合は、防炎か否かは気にしなくて構いません。
そもそも燃えない材質なので、万が一のときにも安心してお使いいただけます。
防炎カーテンの中に好みのものがない!というときには、アルミブラインドも含めて検討してみましょう。
アルミブラインドが適している取り付け場所
アルミブラインドを購入する前に、予定している場所に取り付けが可能かどうかを確認しましょう。
◇取り付け箇所の事前確認
- 木部の厚みが10mm以上ある。
- 取り付け箇所が水平。
- 可動範囲に障害物がない。
アルミブラインドをDIYで設置する場合、窓枠やドア枠など木部への取り付けが基本です。(カーテンレールへの取り付けも可能。)
その他の場所に取り付けたい場合は、専門業者に依頼しましょう。
つっぱり式なら穴あけ不要!
ブラインドを取り付けるとき、気になるのが「穴あけ」ですよね。
「うちは賃貸物件だし、アルミブラインドは設置できないな~。」とあきらめていませんか?
実はアルミブラインドには、穴あけ不要の「つっぱり式タイプ」があるんです。
つっぱり式のアルミブラインドは、内側から外側に圧をかけることで、固定するスタイル。
10分ほどで簡単に取り付けることができます。
ただし、以下の点に注意してい下さい。
- 幅の指定に制限がある。(最大160㎝)
- 取り付ける場所が必要。(窓枠やドア枠など。)
- 2連、3連と横並びでの設置ができない。
穴を開けるのは抵抗がある!って人に、おすすめしたい神アイテムです。
進化するアルミブラインドのデザイン
アルミブラインドのデザインといえば、白やグレーなどオーソドックスな色の中からかろうじて選べる、というイメージがありませんか?
実は、アルミブラインドのデザインは日々進化しています!
カラーバリエーションが豊富で、2色の色を組み合わせることも可能。
さらには、光沢感のあるメタリック素材のものまで登場しました。
ここからは、当店オリジナルのおしゃれなアルミブラインドをご紹介していきます。
1㎝単位でオーダー可能なので、お部屋の窓にぴったりサイズにできるのも魅力です。
シンプルな単色タイプ
全14色の中から好みのものを選べる!単色タイプのデザインです。
壁の色と合わせると一体化してフラットになり、すっきりした印象に仕上がります。
木目調でナチュラルな雰囲気
ナチュラルインテリアが好みのあなたにおすすめなのが、木目調のアルミブラインド。
①ライトベージュ、②ダークベージュ、③ライトブラウン、④ダークブラウンの4色展開でご用意しています。
お部屋の雰囲気にあわせてセレクトしましょう。
なんと2色使いも登場
ユニークな2色使いのデザインも登場!
ほかではなかなか見かけない、珍しいアイテムです。
「赤が好きだけど、ブラインド全面を赤にしちゃうと派手すぎるな~。」なんてときにもおすすめです。
切替箇所を1/2か1/3のどちらにするかも選べます。
アルミブラインドを連結させれば、こんなアレンジもできちゃいます!↓
キラキラ感にうっとりメタリック
光沢のあるメタリックカラーが美しい、ブラインド。
洗練されたモダンテイストのインテリア空間におすすめのアイテムです。
①シャンパンゴールド、②シルバーの2色展開でご用意しています。
まとめ
アルミブラインドは、消防法による防炎規制の対象外です。
高層マンションにお住まいの場合でも、カーテンやじゅうたんのように防炎物品使用の義務はありません。
主な材質であるアルミは火災で燃えないという特性があるため、もしもに備えて安心してお使いいただけます。
防炎カーテンだと種類が少なくて、好みのものがなかなか見つからない!という人は、アルミブラインドもあわせて検討してみてはいかがでしょうか。
※法律に関しては、専門機関でご確認ください。