「こたつが欲しいけど、高いからホットカーペットで代用できないかなぁ…。」と悩んでいませんか?
テーブルの中を暖めてくれるこたつは冬の名物!
ですが、費用が高額だったり、こたつ布団の収納が大変だったりと購入すると手間も多いですよね。
安くて暖まりやすいホットカーペットで代用できれば手軽に暖を取れそうですが、使い勝手に違いはあるのでしょうか?
この記事では、「こたつはホットカーペットの代わりに使うことができるのか」「ホットカーペットをこたつ代わりに使うときの注意点」について解説していきます。
目次
ホットカーペットをこたつの代わりになる?
ホットカーペットはこたつの代わりとして使うことができるのでしょうか?
結論から申し上げますと、ホットカーペット単体では、こたつの代わりとして使うのは難しいです。
ここではその理由と、こたつ代わりに使いたいときの対処法について解説します。
ホットカーペットとこたつは暖める場所が違う
ホットカーペットをこたつとして使えないのは、ふたつの暖房器具で暖める場所が違うからです。
ホットカーペットは床と身体が触れている部分を暖めてくれますよね。
それに対して、こたつはテーブルの中全体を暖めます。
そのためホットカーペットだけで、こたつと同じようにテーブルの中を暖めることは難しいです。
逆に、こたつだけでホットカーペットのように床全体を暖めることもできませんよね。
それぞれの良さを生かしつつ、寒さ対策をすることが大切です。
机と布団があればホットカーペットを「こたつ風」に使える
ですが、ホットカーペットをこたつとして絶対に使えないわけではありません。
ホットカーペットの上にこたつを乗せて使用すれば、こたつのようにテーブルの中を暖めることもできます。
これ、意外と暖かいんです。
実際に使ってみたことがあるのですが、こたつのようにテーブルの中がじんわり暖かくて、ホットカーペット単体で使うより暖かく感じられました。
ごろんと寝転んだら、テーブルの中も背中も温かいのですごく気持ちが良いですよ。
ホットカーペットをこたつ代わりに使う方法
こたつと同じように、テーブルに掛け布団を設置し、ホットカーペットを下に敷けばOKです。
ホットカーペットの配線が傷まないよう、ホットカーペットカバーを敷いておきましょう。
「こたつが壊れちゃったけど、そのままテーブルを使いたいなぁ…」というときに、とっても便利ですよ。
こたつがない場合は、テーブルにブランケットや毛布を掛けるだけでも温かさを感じられると思います。
温度設定や注意点については、後ほど詳しく説明しますね。
ホットカーペットとこたつの電気代を比較
ホットカーペットをこたつの代わりに使うことで、電気代はどのように変わるのでしょうか?
できることなら電気代が安い方を使いたいですよね。
そこで、ここからはホットカーペットとこたつの電気代を比較していきたいと思います。
電気代の算出方法
そもそも、電化製品はどのように電気代を算出するのでしょうか?
電気代は以下の式で求めることができます。
例えば、電気代単価が27円で、200Wの消費電力のホットカーペットを使ったとします。
その場合は、以下のようにして1日と1ヵ月の電気代を計算することができますよ。
■1日(6時間)使った場合の電気代
0.2(kW)×6(h)×27(円/kWh)=32.4円
■1日6時間、1ヵ月(30日)使った場合の電気代
1日の電気代32.4円なので、32.4円×30(日)=972円
ただし、ほとんどの電化製品は、商品に書かれている消費電力で常に稼働しているわけではありません。
こたつやホットカーペットは、一定の温度になると稼働せず保温する機能なども付いています。
あくまで目安として、見ておくようにしましょう。
ホットカーペットとこたつの電気代
では、実際にホットカーペットとこたつの電気代目安をみていきましょう。
こたつとホットカーペットの電気代、エアコンの電気代を比較するとこのような結果になりました。
では、1ヵ月使い続けた場合の。電気代はどのようになるのでしょうか?
1日8時間、30日感使い続けた場合の電気代は以下の通りです。
こたつ(弱) | 528円/月 |
こたつ(強) | 1,296円/月 |
ホットカーペット(3畳サイズ) | 2,256円/月 |
エアコン(6畳用) | 3,864円/月 |
※消費電力は商品によって異なります。実際の数値は説明書などに書いてあるものを参考にしてください。
結果、こたつの方がお安いという結果になりました!
ですが、ここで使われているホットカーペットが3畳サイズ(約200×250cm)とかなり大きいサイズとなっています。
2畳サイズ1.5畳サイズのホットカーペットであれば。ここまで高くならないかもしれません。
また、消費電力は商品の種類やこたつのヒーターユニットの種類によっても変わります。
実際に比較されるときは、商品の説明書などに書いてある消費電力を参考に計算してください。
また、参考数値としてエアコンの電気代も紹介しましたが、エアコンに比べるとホットカーペットもこたつも安くすみますね。
ホットカーペットとこたつは併用がおすすめ!
こたつもホットカーペットも、暖房器具の中では電気代が安い部類に入ります。
ですが、ホットカーペットだけだとお尻以外が寒いですし、こたつはヒーターの当たらない足裏やこたつ布団から出ている部分が寒いですよね。
省エネでさらに暖まりやすくするなら、ホットカーペットとこたつの併用がおすすめです!
(※併用する前にホットカーペットとこたつを併用しても大丈夫か取扱説明書を確認してください。)
ホットカーペットを敷くことで、こたつのヒーターの届かない部分をしっかり暖めることができます。また、こたつの熱が床から逃げるのを防ぐこともできますよ。
低い温度設定で暖まることができるので、お財布にも優しいです。
併用して使う場合は、こたつの中が暖まりすぎないように、低めの温度設定で使うようにしましょう。
ホットカーペットをこたつ代わりにするときの注意点
ホットカーペットやこたつなどの暖房器具は、無理な使い方をすると漏電や火災の原因になってしまうことがあります。
とくに、ホットカーペットとこたつを併用したり、こたつ代わりに使う場合は、安全に使うためにも注意が必要です。
ここからは、ホットカーペットをこたつ代わりに使うときの注意点を解説します。
説明書を確認する
ホットカーペットの種類によっては、こたつと併用できない場合もあります。
ホットカーペットとこたつの下に敷く前に、まずはホットカーペット・こたつの説明書を確認しましょう。
説明書に他の暖房器具と併用すのはNGと書かれているときは、残念ながらホットカーペットとこたつを一緒に使うことはできません。
他にも、こたつとホットカーペットを併用するときの注意点などについても書かれいるので、きちんと守るようにしてくださいね。
温度は「中」以下に設定する
ホットカーペットを使用するときに気になるのが温度設定ですよね。
ホットカーペットの説明書に温度設定について指定がある場合は、指示に従うようにしましょう。
説明書に設定温度について書かれていない場合は、「中」以下の低めの温度しておくのが無難です。
とくに、こたつとホットカーペットの両方をONにする場合は、こたつ内が暖まりすぎないように気を付けてください。
重い机を置かない
ホットカーペットは、カーペットの中にヒーター線が通っています。
ピアノやタンスなど重たいものを上に置くとヒーター配線が傷んでしまうので注意が必要です。
こたつやテーブルを置くときも、できるだけ軽めのものと合わせるようにしましょう。
おしゃれな無垢材のこたつなどは重量があるため、ホットカーペットと併用しないのが無難です。
配線を踏まないように気を付けながら、こたつの脚を設置するようにしましょう。
また強い負荷に弱いので、テーブルを動かすときは引きずらないように注意してください。
電気こたつ以外と併用しない
ホットカーペットは、電気こたつ以外のこたつと併用するのは難しいです。
豆炭こたつなど、昔ながらのこたつを使われている場合は、残念ながらホットカーペットと一緒に使うことはできません。
電源をオンにしたまま寝ない
こたつ、ホットカーペットどちらにも言えることですが、電源をつけっぱなしにして寝ないようにしましょう。
暖房器具をつけたまま寝てしまうと、低温やけどや脱水症状を引き起こしてしまう可能性があります。
ホットカーペット寝転んでいる場所も暖まるので、ついウトウトしてしまいがち。
タイマーを設置するなどして、うたた寝しないように気を付けてくださいね。
ホットカーペット・こたつの電気代を節約する方法
最後に、ホットカーペットとこたつを節約して使う方法を解説します。
省エネしててもポカポカ!暖かい冬を過ごしましょう。
設定温度を低くする
暖房器具の消費電力は、設定温度が低くなるほど少なくなります。
電気代を節約するなら、温度設定を低くするようにしましょう。
そうは言っても、最初から低温設定にしているとなかなか暖まらないですよね。
使い始めのときは設定温度を高くしておき、しっかり暖かさを感じるようになれば設定温度を下げるようにしましょう。
低めの温度に設定することで、低温やけどや脱水症状などのリスクを下げる効果も期待できますよ。
あったかラグと併用する
こたつやホットカーペットを使っているときに、床からヒンヤリとした寒さが伝わってくることがありますよね。
断熱効果の高いラグを敷くことで底冷えを防ぎ、ホットカーペットやこたつ暖かさを逃さずに使うことができますよ。
ウレタン入りのラグなら、厚みがあるので床からの冷えをガードしてくれます。
保温・断熱効果が高いウールラグもおすすめです。
また、暖房効率をアップさせたいときはアルミ基布ラグもおすすめです。
ラグの中にアルミの基布が入っているため、こたつやホットカーペットの暖かさを素早くラグに伝えてくれます。
夏はクーラーの冷気をラグに伝えてくれるので、オールシーズン快適!
まとめ
この記事ではホットカーペットをこたつの代わりに使う方法について解説してきました。
ホットカーペットの上にテーブルと掛け布団を設置することで、こたつの代わりとして使うことができます。
ホットカーペットをこたつ代わりに使うときは、設定温度を「中」以下に設定するようにしましょう。
また、ホットカーペットのヒーター線が傷まないよう、テーブルは重すぎないものを選ぶようにし、移動させるときも引きずらないよう気を付けてください。
ホットカーペットとこたつを併用することで、更に暖かくエコな冬を迎えましょう。