レースカーテンの長さ(丈)選びに悩んでいませんか?
「床すれすれ?」「もう少し上?」「ドレープカーテンよりどれくらい短くする?」
と、実際選ぶとなるとあれこれ悩んでしまいますよね。
レースカーテンを実際に取り付けてからでないと、サイズ選びを間違えたことに気が付かないことが多いです。
ですがレースカーテンの長さは、失敗したからといって簡単に変えられません。
だからこそ、カーテンサイズは注文前にしっかり確認しておきましょう。
レースカーテンはドレープカーテンの下からはみ出ないよう、少し短めにサイズを設定するのがポイントです。
今回は『レースカーテンの長さの決め方』や、長すぎたり短すぎたりしたときの『丈の調整方法&アイディア』をご紹介していきます!
目次
レースカーテンの長さ決めは慎重に!よくある失敗例!

レースカーテンよくある失敗の原因は次のとおりです。
- 「レースカーテンの長さはドレープカーテンと同じ」という思い込みがあった。
- 採寸箇所をまちがえた。
- 既成カーテンでぴったりサイズが見つからなかった。
さてさて、レースカーテンの長さを失敗するとどうなるのでしょうか?
レースカーテンの寸法選びを失敗すると、次のような困った状態になってしまいます。
- ドレープカーテンの裾からレースカーテンがはみ出る
- レースカーテンが長すぎて、床をひきずる
- レースカーテンが短すぎて、足元から冷たい空気が入ってくる
ドレープカーテンの裾からレースカーテンがはみ出る

一番ありがちなのが、ドレープカーテンの裾からレースカーテンがちらちら見えちゃうってパターンです。
レースカーテンの方が、ドレープカーテンよりもビミョーに長くなるとこうなります。
うん、これは・・・
なんだか間抜けな印象になっちゃいます。
一度気になるとずっと目がいっちゃいそうですね。
レースカーテンが長すぎて、床にひきずる
1ではドレープカーテンより少しだけはみ出ちゃうというパターンでしたが、次はグッとレベルがあがって「床にひきずるほど長いパターン」です。
もはやドレープカーテンとの比較というレベルではなく、極端に長すぎちゃったって失敗例ですね。
オーダーカーテンで注文ミスをしてしまったり、既成カーテンでぴったりサイズがなかったりするとこうなります。
床をひきずるくらいに長いなら・・・裾上げすることをおすすめします!(※後ほど詳しくお伝えしますね。)
レースカーテンが引きずっている状態ではカーテンを開閉がスムーズにいかずストレスになりますし、ずるずるすっている箇所が傷んでしまいます。
そして、見た目もよくありません。
レースカーテンが短すぎて、足元から冷たい空気が入ってくる
レースカーテンはドレープカーテンより短めがいいからといって、短すぎるのもよくありません。
ドレープカーテンよりも短い方がいいけど、できるだけ長い方がいいんです。
あまり知られていないかもしれませんが、”レースカーテンには外気からの熱伝導を防ぐ!”という立派な役割があります。
つまり屋外から入ってくる熱気を遮ったり、室内のあたたかい空気が出ていくのを防いだりしてくれるということ。
冷暖房効率がUPが期待できます。
(レースカーテンって目隠しするだけじゃないんですね。)
それなのにレースカーテンの丈が足りないということは、その役割が十分果たせないということ。
とくに冬場の冷たい空気は、下(床の方)から侵入しやすいものです。
せっかくレースカーテンをつけるのに、もったいないですよね。
見た目も寸足らずになっちゃってかっこ悪いので、やっぱり短すぎはよくありません。
現在使ってるレースカーテンや窓の寸法を参考にしたからサイズが合わない
ドレープカーテンも、レースカーテンも、カーテンレールを基準にサイズを決めていきます。
現在使っているレースカーテンの大きさや、取り付ける窓のサイズを基準にしないように気をつけてください。
また、カーテンレールの位置は物件によって異なります。
引越し先のカーテンを選ぶときは、「今の家がおよそこのくらいだから次もこうだろう」と大雑把に判断せず、実際に採寸して必要なサイズを決めるようにしてくださいね。
レースカーテンの適切な長さとは?ドレープカーテンより1cm短くが鉄則!

失敗例がよくわかったところで、ほんとに知りたいのは「レースカーテンは何cmにしたらいいの?」ということですよね。
レースカーテンの長さを決めるときのポイントは、「ドレープカーテンよりも1cm短くする」ということ。
掃き出し窓であっても腰高窓であっても、どんな窓でもこのセオリーは守りましょう。
そうでないと、ドレープカーテンの裾からレースカーテンがはみ出てしまいます。(※ただし、アジャスターフックを使うという裏技もあります。)
レースカーテンの採寸方法などを詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ここからは、適切なレースカーテンの長さを決めるポイントをお伝えします。
レースカーテンの一般的な長さ・幅とは?
既製サイズのカーテンは、一般的な窓に合わせて作られています。
では、レースカーテンの一般的なサイズってどのくらいかご存知ですか?
カーテンを注文するときに、一般サイズの目安があると安心ですよね。
腰高窓のに取り付けるレースカーテンの一般的なサイズは幅100×丈134cmです。
また、掃き出し窓に取り付けるレースカーテンの一般的なサイズは幅100×丈177cm、幅100×丈199cm となっています。
ただし!
こちらのサイズはあくまで一般的なカーテンのサイズです。
窓によっては一般的なサイズが取り付けられないこともあるため、カーテン(レースカーテン含む)を注文するときは必ず採寸を行ってください。
カーテンの一般的なサイズについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
掃き出し窓のレースカーテンは床から3cm短く

掃き出し窓とはお庭やベランダに出入りできる、大きな窓のことです。
掃き出し窓のカーテンを選ぶときは、まず固定ランナーの下側から床までの長さを採寸します。
▼腰高窓レースカーテンの採寸箇所▼

ちなみに、ランナーはカーテンフックを装着するときに使う、穴のあいたパーツのことです。
固定ランナーは、カーテンレールの一番端っこについているランナーのことを言います。

掃き出し窓に取り付けるカーテンが長すぎると、床に引きずってしまいます。
掃き出し窓のレースカーテンの長さは、床からマイナス3cmにしましょう!
■掃き出し窓・レースカーテンの長さ(丈)の決め方
- 固定ランナーの下~床までの長さを採寸
- 採寸サイズより3cm短いサイズで注文する
※ドレープカーテンの場合は床からマイナス2cmとなります。
腰高窓のレースカーテンは窓枠から14cm長く

腰高窓(腰窓)とは立った状態で腰のあたりに窓台がある窓のことです。
床まではない、小さめの窓のことをさします。
腰高窓もやはりカーテンレールの端についている固定ランナーの下から採寸をします。
固定ランナーの下から腰高窓の窓枠下側までの長さを測りましょう。

腰高窓につけるカーテンはジャストサイズだと下から光が漏れてしまいます。
レースカーテンの丈は、窓枠の下からプラス14cmにしましょう。
■腰高窓のレースカーテンの長さ(丈)の決め方
- 固定ランナーの下~窓枠下までの長さを採寸
- 採寸サイズより14cm長いサイズで注文する
※ドレープカーテンの場合は、窓枠の下からプラス15cmします。
腰高窓の場合、掃き出し窓のように長すぎて床を引きずるということはありません。
なのでそこまで採寸にシビアになる必要はないので、ちょっと気が楽かも!
ただし、腰窓の下に家具を置く予定がある場合は要注意です。
レースカーテンの裾を引きずらない丈に調整しましょう。
もしくは、カーテンと家具の間にカーテンを開け閉めできるだけの隙間を、しっかり空けておくといいですね。
くわしい採寸方法については、こちらのページを参考してください。
出窓のレースカーテンの長さはどう決める?

出窓のレースカーテンの長さは、カーテンの取り付け方法によって変わります。
採寸の前に『天井付け』と『正面付け』、どちらの方法で取り付けるのか決めておきましょう。
『天井付け』は、出窓内にカーテンを設置する取り付け方法です。
★天井付けレースカーテンの長さ(丈)の決め方
- カーテンレールのランナーの下~出窓床までの長さを採寸
- 採寸サイズ―3cm=注文サイズ
出窓の床に引きずらないよう、少し短めに設定します。
レースカーテン1枚で取り付ける場合は、出窓の床からマイナス2cmで注文しましょう。
『正面付け』は、出窓の窓枠外側にカーテンを設置する取り付け方法です。
■正面付けレースカーテンの長さ(丈)の決め方
- カーテンレールのランナーの下~出窓床までの長さを採寸
- 採寸サイズ+14cm=注文サイズ
正面付けは、腰高窓のレースカーテン長さの決め方と同じです。
レースカーテンのみを設置する場合は、採寸丈プラス15cmで設置しましょう。
レースカーテン長さを決めるときに注意が必要なケース
ここからは、レースカーテンの長さを決めるときに注意が必要なケースを2つ紹介します。
フロントレーススタイルのとき

フロントレーススタイルとは、レースカーテンを室内側に取り付けるカーテンアレンジです。
刺繍レースなど、レースカーテンの美しさを際立たせたいときに使われます。
フロントレーススタイルでレースカーテンを短くしてしまうと、このように(↓)下からドレープカーテンが見えてしまいます。少し不格好ですよね。

フロントレーススタイルにするときは、レースカーテンを床からマイナス2cm、ドレープカーテンを床からマイナス3cmで注文しましょう。
また、レースカーテンとドレープカーテンの長さを同じにしておくと、「やっぱりフロントレースカーテンは嫌かも…」と思ったときに付け替えやすいですよ。
天然素材のレースカーテンのとき

リネンやコットンなど、天然素材のレースカーテンは湿気や温度によって丈が伸縮することがあります。
ナチュラルな風合いをたっぷりと楽しめる分、自然ならではの特性も大きく反映されてしまうんですね。
湿気の多いときは伸び、乾燥していると縮むことが多いです。
天然素材100%のカーテンは、伸縮率が高くなります。
自然の風合いとしてお楽しみいただくか、どうしても丈の伸び縮が気になるときは化学繊維のカーテンを選ぶようにしましょう。
また、カーテンの裾を床まで垂らすブレイクスタイルなら、多少の伸縮も気にせずお使いいただけますよ。
レースカーテンが長かったときの長さ調整アイデア

レースカーテンを取り付けてみたら、短すぎた!長すぎた!という困ったアクシデント。
「これじゃぁ、使えない・・・。」とあきらめるのはまだ早いです。
便利なグッズを活用したり、リメイクしたりすることで、レースカーテンの長さの調整もできますよ!
アジャスターフックで長さ調整
まず、長さ調整でご紹介したいのが『アジャスターフック』という神アイテム!!です。
きっとアジャスターフックのおかげで、裾上げ&裾出しからまぬがれたカーテンは星の数ほどあることでしょう。

★アジャスターフックとは?
カーテン丈を調整する機能があるフックのこと。
カーテンの装着は、まずカーテンをフックをつけてから、カーテンレールのランナー(穴のあいているパーツ)に通します。
アジャスターフックは上下にカチカチ動かすことができるフックのことで、カーテンの取りつけ位置を調整することができます。
アジャスターフックでは、だいたい4cmくらいの範囲で丈調整が可能です。
動かすとカチカチカチっ音がします。(けっこういい音。)
Aフックのカーテンであれば、最大4cm程度裾を床から遠くすることができます。
当店はアジャスターフックを採用しています。
レースカーテンの長さが「長すぎた!」「短すぎた!」というピンチにも、微調整であれば対応可能です。
たくし上げてタッセルでとめる
レースカーテンが長すぎるなら、こんなふうにタッセルで止めちゃうという方法もありです!
マグネットのタッセルなら、パチッとカーテンを止められるのでたくし上げるのにぴったりです。
しかも・・・
おしゃれ感満載!ですよね。
失敗して長すぎたのをごまかしているはずだったのに、インテリア上級者のようなこなれ感。
「ピンチをチャンスに」っていうのはこういうことですね。うんうん。
カーテンをたくし上げるなら、マグネットタッセルがイチオシです!

両端にマグネットがついているので、房掛けがなくてもカーテンをまとめることができます。
シンプルなデザインならどんなお部屋とも相性◎。
無地のカーテンに取り付けると華やかなアクセントにもなります。

このように、タッセルの上で少しレース生地をたゆませる様にまとめると、裾を短くすることができます。
舞台にある絞り緞帳(端にある幕)のようでワクワクした気持ちになるのは、私だけでしょうか?

丈が長すぎるなら、こんなふうに下から大胆にたくし上げて丈調整するのもいいですね!
ふんわりしたウェーブが上品な雰囲気を醸し出してくれますよ。
レースカーテンが短かったときの長さ調節アイデア
カーテンは短くするよりも長くするときの方が少し大変です。
ただ、レースカーテンは多少短くても生活に支障はありません。
ドレープカーテンを閉じていれば、隠すこともできますからね。
レースカーテンだけで過ごしたいときや、下からの光漏れが気になるときなど、どうしてもレースカーテンを長くしたいときにチャレンジしてみてください。
アジャスターフックで長さ調整
カーテンを長くしたいときにも、『アジャスターフック』は大活躍です。
ほんの少しの誤差であれば、アジャスターフックでどうにかなることも多いですよ。

Bフックのカーテンだと、フックを調節することで最大4cm裾を床に近づけることができます。
それにしても、アジャスターフックってやっぱり便利!
これ考えた人、ほんとすごいなー!
短い場合は自力で丈を出す

”カーテン裾の折り返し”を利用して丈を出す、という方法もあります。
カーテンにもよりますが、ふつうは裾に約10cmほどの折り返しがあります。
どのようにするのかというと・・・
まずは、折り返し部分の縫い目をほどいていきます。
レースのカーテンは繊細ですから、無理に引っ張ったりしないように注意しましょう。
そして足りない丈の分をプラスできるように、折り返し幅を調整します。
新しい折り目は、あらかじめアイロンでしっかり押さえておきましょう。
まち針をうって、ミシンをかけます。
ミシン糸・ミシン針の種類は薄手生地に対応したものを選びましょう。
ミシン糸の強さも調整します。
ここまできたら、あとはミシンでダダッと縫って完了!
どうにもこうにも短い場合は継ぎ足し

思い切って新しい生地を継ぎ足しちゃう!という方法もあります。
つまり、カーテンのリメイクですね。
柄の入った生地やレースを裾にプラスすることで、世界に1枚だけのオリジナルカーテンができあがります。
洋服のように、アイディア次第でいろいろな組み合わせを楽しみましょう。
レースカーテンにお気に入りの生地をつぎ足したいけど「裁縫に自信がない・・・」という場合は、次の方法がおすすめです!
- カフェカーテンなどの既製品を活用する。
- 手芸用接着剤を使う。
継ぎ足す生地のサイズをはかって、裁断して、端処理をして・・・というのは手間なので、カフェカーテンや幅広レースを活用するという方法もあります。
家にミシンがない、手縫いがおっくうという場合は、「手芸用接着剤」という手もあります!
縫わずにペタっとひっつけられる優れもので、裁縫初心者の強い味方です。
ただし、塗った箇所が表面にひびくこともあるので要注意。(紙に水のりをつけたら、表面にシワが入った、みたいな現象です。)
まずは、目立たない場所できれいにできるか試してみましょう。
また、接着時にアイロンをあてる場合は、カーテンの洗濯表示をチェックして慎重におこないましょう。
レースカーテンの丈だけでなく、幅の測り方についても知りたいときはこちらの記事をご参照ください。
ぴったりサイズで注文できるサイズオーダーカーテンがおすすめ
既製サイズのカーテンは、一般的な窓の大きさに合わせて作られているので、どうしてもサイズが合わないこともありますよね。
そんなときは、サイズオーダーできるカーテンがおすすめです。
当店びっくりカーペットでは、レースカーテンの幅・裾直しを無料で実施しております。
ぴったりサイズで注文できるので、カーテンの長すぎ・短すぎ問題を解決できますよ。
最短当日出荷となっており、「前の家のレースカーテンが合わなかった!」と言うときにも素早くお手元にカーテンをお届けします。
機能やデザインも充実しておりますので、ぜひ「これだ!」と思える一枚をぴったりサイズでご注文ください。
▼当店おすすめレースカーテン▼
【お急ぎ便】幅・丈直し無料!高い遮熱効果で省エネ生活を可能にする日本製レースカーテン『フェイト 』
お急ぎ便!うれしい丈つめ無料!高機能UVカット・遮熱断熱・遮像効果・ミラーレースカーテン
【お急ぎ便】翌日出荷!幅・丈直し無料!ナチュラルで素朴な雰囲気が素敵!日本製レースカーテン
『イリゼ 』
お急ぎ便!うれしい丈つめ無料!ナチュラルな雰囲気だけどポリエステルだから縮みにくいミラーレースカーテン
【お急ぎ便】幅・丈直し無料!高層マンションでも安心の防炎機能付き!オールシーズン使える日本製レースカーテン
『フルル』
お急ぎ便!うれしい丈つめ無料!透け感を楽しむ洗えるボイルレースカーテン
まとめ
この記事では、レースカーテンの適切な長さ選びについて解説してきました。
レースカーテンのサイズの選び方で、おさえてほしいポイントは「ドレープカーテンの丈よりも1cm短くする」ということです。
ドレープカーテンの内側に、レースカーテンがきれいにおさまるようにしたいですね!
長すぎたり短すぎたりする場合は、アジャスターフックが便利です。
リメイクしたり、カーテンンクリップでまとめたり、おしゃれを楽しみながらカバーする方法も試してみてくださいね。

















