初めての一人暮らしはワクワクしますよね!
引っ越し前に、これから一人暮らしをする部屋の間取り図を眺めながら、自分好みのインテリアを揃えて部屋を自由にコーディネートすることを夢想した人もいるのでは?
こんな風に言っている私も、一人暮らしをする前は引っ越し先の間取り図を眺め、ベッドやテーブルの配置を想像してワクワクしていました。
でも、実際に部屋をコーディネートしようとすると、何から手をつけたらいいのかわからなくなってしまいますよね。
実は私もそうでした…。
そこで、新生活をもっと楽しめるように、一人暮らしの部屋をヴィンテージ風にコーディネートする方法についてご紹介したいと思います。
ヴィンテージインテリアを一人暮らしの部屋に取り入れることはできるのか、ヴィンテージインテリアの実例とコーディネートのポイントを一緒にご紹介します。
目次
ヴィンテージとは?
お部屋のインテリアコーディネートで人気のあるヴィンテージインテリアの「ヴィンテージ」とは、いったいどんな意味があるのでしょうか。
ヴィンテージインテリアのヴィンテージとは、製造されてから30年以上100年未満のアイテムに対して「古くて価値のある物」という意味で使われる用語です。
ヴィンテージの由来は、ワインの価値を表す用語として使われていたのが始まりで、次第にファッションやインテリアなど他の分野でも「古くて価値のある物」に対して「ヴィンテージ」が使われるようになりました。
ヴィンテージと似たインテリア用語にアンティークがあります。
アンティークは製造から100年以上が経過した古いアイテムに対して使われる用語なので、ふたつは似ていますがヴィンテージとアンティークは別物です。
手軽にヴィンテージインテリアを楽しむ
ヴィンテージインテリアのコーディネートで「本物のヴィンテージソファやテーブルをインテリアに使わなくてはいけない」と思っている方はいませんか?
確かに、本物のヴィンテージソファやテーブルをコーディネートで使うのが一番良いのかもしれません。
でも、本物のヴィンテージソファやテーブルは1台で数十万もする物だったり、好みの古いインテリアが市場で見つからないなど、本物のヴィンテージインテリアを揃えるのは結構大変です。
本物のヴィンテージソファやテーブルでなくてもヴィンテージインテリアを楽しむことはできます!
例えば、年月を感じさせる加工がされた革製ソファ、ユーズド感のあるラグやカーペットなど、探してみるとヴィンテージを感じさせるアイテムは意外とあります。
そこで、ここでは大学生や新社会人として新生活を一人暮らしで始める人でも手の届くヴィンテージ「風」のインテリアを使ったコーディネートについて解説したいと思います。
部屋をヴィンテージインテリアでコーディネートするポイント
どなたでも部屋をヴィンテージインテリアにコーディネートすることはできます。
一人暮らしの部屋をヴィンテージインテリアにコーディネートするポイントを4つご紹介したいと思います。
ヴィンテージインテリアにどのようなコーディネートがあるのか実例を見ても自分の部屋で実現できるかわからないという人は、ここでコーディネートのポイントを押さえておきましょう。
それでは、ヴィンテージインテリアで部屋をコーディネートするときに参考となる4つのポイントを解説します。
ヴィンテージインテリアお手本の配色
まずは、ヴィンテージインテリアの配色についてです。
インテリアには配色の黄金比というのがあり、「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3つを「7 : 2.5 : 0.5」の割合で配色すると、部屋を見た人は洗練された印象を受けます。
ヴィンテージインテリアでもこの黄金比を使って、インテリアの色を決めることができます。
色の組み合わせに迷った方がいれば、後ほどヴィンテージインテリアの配色のサンプルをご紹介するので、そちらを参考にしてみてください。
照明の明るさと明かりの色を電球色にする
部屋のヴィンテージ感を手軽に出す方法として、照明の明るさと明かりの色を電球色にする、という方法があります。
部屋に取り付ける蛍光灯の光には色が主に3色あります。
昼光色・・・青白っぽい色をした光で3つの中で最も明るさがある。
昼白色・・・昼光色よりかは自然な色をした光で太陽の光に最も近く十分な明るさがある。
電球色・・・温かみのあるオレンジ色の光で明るさは3つの中で一番明るさが少ない。
この3つの光の色で最もヴィンテージインテリアに適した明かりが「電球色」です。
一人暮らし用の賃貸物件では、部屋に備え付けのシーリングライトに蛍光灯が備わっているケースは珍しくあります。
蛍光灯は寿命が長くコスパに優れているので賃貸ではよく使われますが、青白っぽい光の昼白色蛍光灯だとヴィンテージ感は薄れてしまいます。
蛍光灯を電球色に交換するだけで、温かみのある光とノスタルジックさが出て部屋のヴィンテージ感がアップします。
また、部屋に設置してあるシーリングライトなどの照明器具はヴィンテージを感じさせるデザインのシェードに取り換えるなどしましょう。
床をヴィンテージ感のある物にする
床にヴィンテージ感のあるラグを部分敷で敷いたり、またはカーペット・タイルシートを敷くことで部屋の印象が大きく変わります。
一人暮らしに多い賃貸では、床のフローリング材を入居した後で変更することは、ほぼ出来ません。
そのため、部屋に入居したら退居するまで、ずっと同じフローリング材の床で生活することになります。
でも、ヴィンテージインテリアを目指して部屋をコーディネートするなら、床のフローリング材も変えたいですよね?
フローリングのデザインを変えることができれば、コーディネーの選択肢が増えてヴィンテージ感のある部屋が作りやすくなります。
そこで、賃貸でも床のデザインを簡単に変えられる方法として2パターン挙げることができます。
それが「ラグを部分敷で敷く」、「カーペット・タイルシートを敷く」です。
ラグを部分敷する
ヴィンテージ感のある上品なラグをソファの足元、ベッドの脇に敷くだけで部屋の印象が随分とよくなります。
ヴィンテージインテリアに合う上品なラグとは、毛足が長くてゴージャスな見た目のラグから、エキゾチックな柄がプリントされているラグなど、いくつか候補を挙げることができます。
ラグの部分敷なら一人暮らしの限られたスペースでもくつろげる空間を作れます。
カーペット・フロアタイルを敷く
カーペット・タイルシートを敷き詰めることで、フローリングを自分好みのデザインに変更することができます。
一人暮らしなら床生活で過ごす人も珍しくないので、フローリングの上にカーペットを敷き詰めれば床上での生活が快適になります。
タイルシートは、フローリングで使われる木材などの模様がプリントされているシートで種類も豊富です。
鮮やかな木目がプリントされたシートを敷くことで、ヴィンテージ感がなかった部屋のフローリングでもヴィンテージインテリアにコーディネートすることができます。
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ワンルームアパートで部屋を探してみて、家賃などの条件は良いのに、フローリングが気に入らないといった経験はありませんか?
そんな人にも、ラグやカーペット・タイルシートを使えば、自分好みの床にすることができるので、これまであきらめていた物件で一人暮らしができるかもしれません。
部屋のインテリア雑貨は統一感のあるデザインを選ぶ
一人暮らしでは、大型家具よりも部屋に置くインテリア雑貨はデザインに統一感を持った物を選びヴィンテージ感のある部屋にコーディネートすることをおすすめします。
ヴィンテージインテリアに限らず、部屋をコーディネートしようとすると、大型家具に目がいきがちです。
ヴィンテージソファに憧れを持つのは仕方がないです。私もユーズド感のある革製ソファには憧れがあります。
でも、大型家具は部屋の広さによっては置けない場合もありますし、ヴィンテージ風のインテリア家具を一人暮らしの初期にすべて買い揃えるのは大変です。
一方で、インテリア雑貨なら一人暮らしの部屋でも置けるサイズで大型家具よりも手軽に手に入れることができるので、コーディネートのアクセントとして最適です。
部屋に置くインテリア雑貨とは
- クッション
- 掛け時計
- スタンドライト
- 収納ケース
など
ネットで探せば様々なジャンルのインテリア雑貨を見つけることができます。
また、最近は100円ショップでもデザイン性もあって安価で手に入るインテリア雑貨の種類も増えています。
一人暮らしの大学生なら、あまりお金をかけずにインテリアを揃えようと考える人もいるのではないでしょうか。
ここで注意していただきたいのが、デザインを統一するということです。
買い揃えるインテリア雑貨は、ヴィンテージインテリアにマッチしたインテリア雑貨を選びましょう。
クッションカバーやコースターなど、買い替えやすい小物からチェンジしていくと失敗してもリカバリーしやすいですよ。
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お部屋をヴィンテージに見せる配色の見本3パターン
それでは、ヴィンテージ風に見せることができる配色の見本を3パターンご紹介します。
パターン① 定番的なヴィンテージ風の配色
ベースカラー:ホワイト
メインカラー:ブラウン
アクセントカラー:ダークグリーン
ホワイト | ブラウン | ダークグリーン |
ベースカラーは壁紙のホワイト、メインカラーにはヴィンテージ加工された木目のあるテーブル、または人口皮を使ったソファのブラウンを配置します。
アクセントカラーにクッションなどのインテリア雑貨の色にはダークグリーンで落ち着いた雰囲気の男性向けなヴィンテージインテリアの配色をチョイスしました。
一人暮らしの賃貸アパートやマンションの壁紙はホワイト系の壁紙がよく使われているので、壁紙の色をインテリアにそのまま取り入れてコーディネートしたいという人におすすめの配色ではないでしょうか。
パターン② 大人の秘密基地を感じさせるヴィンテージ風の配色
ベースカラー:グレー
メインカラー:テラコッタ
アクセントカラー:パープル
グレー | テラコッタ | パープル |
グレーをメインカラーにして、少し明るめでやさしい色のテラコッタをメインカラーにしました。
デザインマンションなどでコンクリート打ちっぱなしの部屋を借りたとき、コンクリートがむき出しなのは見た目はカッコいいけど、どんなインテリアを合わせればいいのか部屋に置く家具に困った…。
そんな人はいませんか?
部屋の壁や床がちょっと暗いイメージのあるグレー系なら、ソファやテーブルに比較的明るくてやさしい色合いでヴィンテージ感のある色のテラコッタを使って、グレーの暗いイメージを和らげてみてはいかがでしょう。
そして、アクセントカラーには上品な色でヴィンテージ感をアップしてくれるパープルを使ったインテリア雑貨を配置すると、ヴィンテージの中に個性と遊び心を取り入れた大人の秘密基地感を出すことができると思います。
アクセントカラーのパープルは自分好みの別の色に変更してみるのもいいかもしれません。例えば、くすみのあるオレンジやイエロー、深みのあるブルーなど組み合わせは自由です。
パターン③ 大人な女性にピッタリのヴィンテージ風の配色
ベースカラー:ホワイトグレー
メインカラー:ベージュ
アクセントカラー:ヴィンテージピンク
ホワイトグレー | ベージュ | ヴィンテージピンク |
こちらの配色は、ヴィンテージインテリアの配色に男性的な組み合わせが多いなかで、ホワイトグレー・ベージュ・ヴィンテージピンクという組み合わせは女性向けの配色になります。
ホワイトグレーは一般的なグレーよりもホワイトに近い色で、メインカラーにはベージュを選び、ヴィンテージ感がありつつ全体的にやわらかい女性的な印象を与えてくれるように色を合わせました。
また、アクセントカラーには女性に人気のピンクを選びましたが、ヴィンテージピンクは「女の子」よりも「大人の女性」に似合う風味の色なので、一人暮らしの女性の部屋におすすめの配色です。
おしゃれなヴィンテージインテリアの実例集
先に解説したヴィンテージインテリアのコーディネートのポイントを押さえておけば、これからご紹介するコーディネートの実例がわかりやすくなると思います。
それでは、ヴィンテージインテリアにはどんなコーディネートがあるのか、実例を見ながら部屋に配置する家具やインテリア雑貨を考えてみましょう。
コーディネートの実例.1
一人暮らしでは、ワンルームなどの限られてたスペースを使ってコーディネートしなくてはならないので、少ないインテリアでどうやってヴィンテージ感を出すかが重要です。
ユーズド感のデニム生地をあるイメージしたラグを敷くことでヴィンテージ感をアップしています。
また、ヴィンテージといえば木製の家具をイメージしますが、スチール製の家具を使うことでクールな見た目に工業感が加わって男前な雰囲気を匂わせることもできます。
コーディネートの実例.2
全ての家具をヴィンテージ感のある物にする必要はありません。
テーブルやソファなどの家具のどれかがヴィンテージ感のある物でもお部屋をコーディネートすることはできます。
このコーディネートではテレビボードがヴィンテージ風の加工が施されていて、懐かしみのあるやわらかい雰囲気があります。
色はグレーやブラック、ブラウンなどの暗い色を多く使っていますが、ヴィンテージ感のあるテレビボードのライトブラウンがワンポイントになっていて、部屋の印象が暗くならないようにしています。
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コーディネートの実例.3
エキゾチックな柄のラグは使いどころが難しい…。
そんな風に思っている人でも、落ち着いた色合いのソファやテーブルの色にエキゾチックな柄を取り入れることで、部屋をおしゃれに見せることができます。
全体的に落ち着いた配色のコーディネートの中で異国風のラグは良いアクセントになります。
コーディネートの実例.4
工業的でノスタルジックな雰囲気を作ろうと思ったら、床や壁のインテリアを工夫してみましょう。
フローリングには落ち着いた色合いの木材や工場の床をイメージしたコンクリートなど、フロアマットを使えば賃貸でも床の模様替えができます。
また、壁には剝がし跡が残らない賃貸用に壁紙を貼ることで、コンクリートやレンガ風の壁を作ることができます。
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「生活感のない部屋」をコーディネートするには
ヴィンテージインテリアのコーディネートのポイントと実例について解説しましたが、インテリアコーディネートを成功させるならもうひと手間加えることで、より完成度の高いヴィンテージインテリアの部屋を作ることができます。
部屋のコーディネートをしてみて、こんな気持ちになったことありませんか?
・生活感のない部屋を作ってみたい
・生活していると物が増えてコーディネートが崩れないか不安
実際にコーディネートしていると、より高い完成度を求めることがあります。
部屋のコーディネートで高い完成度を求める人は、よく見るコーディネート事例のような、生活感のない部屋を目標にコーディネートしていませんか?
でも、どうすれば生活感のない部屋を作ることができるのか、その方法については想像が難しいのではないですか?
生活感のない部屋を作ろうと思ったら、部屋からビニール袋を取り除くと生活感のない部屋を作ることができます。
コンビニやスーパーなどで買い物したときに貰うビニール袋は生活の臭いが強いアイテムです。
また、ビニール製のアイテムも安っぽいイメージがあるため、ヴィンテージインテリアにはあまり向いていません。
部屋にビニール袋やビニール製のアイテムが増えないように整理整頓と生活で出たゴミの処理は定期的にすることで、完成度の高いヴィンテージインテリアの部屋を作ることができるはずです。
まとめ
この記事では、「一人暮らしでできるヴィンテージインテリア」について解説をしてきました。
お部屋をヴィンテージインテリアにコーディネートする4つのポイントで、これまで「なんとなくこんな感じかな」というコーディネートの謎が少しでも解けたでしょうか。
また、ヴィンテージインテリアの実例からは、目指す自分の部屋をイメージすることはできたでしょうか。
一人暮らしは自分だけのくつろげる空間を作ることができます。
最初から完璧なコーディネートで部屋を作ることは難しいと思います。
時間をかけてゆっくりでもいいので、自分が納得できるくつろぎの空間を作ってくださいね。