敷きっぱなしにして使うことが多いラグ。
毎日使っていると気が付きにくいですが、だんだん古くなってきてしまいます。
「買った頃のフカフカ感がなくなったな」「なんだか、色あせてきたな」と思っていても、どのタイミングで買い替えればよいのか迷ってしまうこともありますよね。
そもそも、ラグの寿命ってどのくらいなんでしょうか?
この記事では、『ラグの寿命』と『買い替え時期の見極めポイント』について解説いたします。
目次
ラグの寿命って何年?
ラグは消耗品なので、使い続けていればやがて寿命を迎えます。
では、ラグの寿命はいったい何年くらいなのでしょう?
おおよその目安にはなりますが、リーズナブルな価格のラグをお手入れやメンテナンスせずに使った場合、寿命はおよそ3年前後です。
ただ、ラグの寿命については、一概に言い切れないというのが正直なところです。
その理由は、ラグは種類や使用頻度、使っている環境によって寿命が変わってしまうから。
同じ種類のラグであっても、夏場しか使わない場合と、年中頻繁に座ったり寝転んでいる場合では当然寿命は変わってきます。
丈夫で耐久性に優れたラグだと何十年と使えるラグもありますし、逆に安いラグだとワンシーズンで買い替えないといけなくなった!なんてこともありますよね。
だから、「3年たったから買い替えなきゃいけない!」なんてことは全くないんです。
買い替えのタイミングに迷ったときは「ラグの使用年数」よりも「ラグの状態」をみて決めていきましょう。
ラグを捨てるときはこちらの記事を参考にしてくださいね。
ラグの買い替え時期を見極める5つのポイント
ラグが古くなってくると「捨ててもいいかな?」「もうちょっと使えるかな?」と買い替え時期を見極めるのが難しいこともありますよね。
ここでは、ラグの買い替え時期を見極めるための5つのポイントをご紹介致します。
ラグの使用状況やお手入れ頻度など思い返しながら、ラグの状態を見ていきましょう。
①ラグの毛がへたってる
ラグは毛足の長さに関係なく、経年劣化によって毛並みがへたってきてしまいます。
買いたての頃はふわふわで整っていたのに、使っているうちに毛並みが寝てしまうと、なんだか残念な気持ちになりますよね。
特にムートンラグやシャギーラグのようなボリュームのあるものだと、より一層毛並みがへたっているのがわかりやすく感じられるかもしれません。
ラグの毛がへたっていたり、ふわふわとした弾力がなくなってきたら、そろそろラグの寿命です。
また、低反発ラグやウレタンラグなどは、毛足だけでなく、中のクッションもへたってきていないか確認しましょう。
「毛足の触り心地が悪い」「座ったときにいつもより腰に負担がかかる」など、毛足がへたってきていると感じたら買い替えを検討しても良いでしょう。
ただし、ラグの毛並みは復活させる方法もあります。
後ほど詳しくご紹介しますが、買い替えるべきか迷ったらそちらを試してみても良いでしょう。
②色あせている
ラグは日光に当たると日焼けして変色してしまいます。
また、人の肌に直接触れるものなので皮脂や汗で汚れてきてしまいます。
ダイニングテーブルの下にラグを敷いていたのですが、掃除をしようとテーブルを移動させたときにテーブルの脚があった部分だけ色が濃くて驚いたことがあります。
日光にも当たらず、皮脂などの汚れも付かず変色していなかったようです。
日々の生活の中で少しずつ変色していくので気が付きにくいですが、ラグの色が変わってきたら経年劣化してきている証拠です。
「あれ?うちのラグってこんな色だったっけ?」と思ったら、思い切って新しいラグを購入しましょう。
③汚れが目立つ
ラグを長く使っていると、ほこりや皮脂、汗などで汚れてしまい黄ばんでしまうことがあります。
これも経年劣化によるものなので買い替えを検討した方が良いでしょう。
また、どれだけ丁寧に使っていても、ラグが汚れてしまうことってありますよね。
とくに小さいお子様がいるうちは、食べこぼしをしたり、うっかりお茶をこぼしてシミができたりと、ラグが何かと汚れてしまいますよね。
ちょっと目を離した一瞬のすきに、ラグにご飯粒が散らばっているなんてことも…(絶望)。
気が付くのが遅くなって、洗っても汚れが落ちなくなってしまったという経験もあるのではないでしょうか?
なかなか取れない頑固な汚れやシミが沢山ついている時には買い替えを検討する方が良いかもしれません。
『はっ水ラグ』『洗濯機洗いできるラグ』など、お手入れしやすいラグに買い替えれば「汚れちゃっても大丈夫!」と心に余裕もできますよ。
④ラグが破れている
ラグは人が歩いたり座ったりするので、多くの負荷がかかっています。
そのため、長く使い続けると摩耗してしまい、ラグが破れてしまうことがあります。
織物タイプのラグだと破れた個所からほどけてしまうこともあるので、なるべく買い替えた方が良いです。
ラグが破れてしまったら、寿命だと思って買い替えましょう。
⑤引っ越しなどでまとめてごみを捨てる
ラグの状態とは関係ないですが、引っ越しも買い替え時期の重要なタイミングのひとつです。
ラグを買い替えるのであれば、当然今使っているラグを捨てることになります。
粗大ゴミとして捨てる、リサイクルショップに出すなど様々な方法がありますが、いずれも大変な作業ですよね。
引っ越しのタイミングなら、ラグだけでなく他の家具などもリサイクルショップに持って行ったり、不用品回収してもらうので作業が1回で済みます。
引っ越す予定がある場合は、多少ラグがへたってきていても引っ越しまで辛抱する方が効率よくラグを処分できるでしょう。
寿命が変わる?ラグの素材と耐久性について
同じタイミングで買ったラグだからと言って、同じタイミングで寿命が来るわけではありません。ラグに使われている素材によっても寿命に大きく変化します。
ここでは、ラグの寿命を見極める目安としてラグの素材ごとの耐久性について解説しますね。
ラグに使われる素材と耐久性を以下の表にまとめてみました。
ウール | コットン | ナイロン | アクリル | ポリエステル | ポリプロピレン | |
耐久性 | ○ | △ | ◎ | △ | △ | △ |
※◎:非常に良い ○:良い △:普通
耐久性・耐摩耗(まもう)性に最も優れているのがナイロン素材です。とにかく、へたりにくい!
その丈夫さから、ホテルのカーペットなど土足で使われる場所にも使われています。
続いて耐久性が高いのがウール素材。ウールは毛がくるんとカールしていて、弾力がありへたりにくいです。
また、ウールはキューティクルのような成分が含まれているため、汚れがつきにくくなっています。天然繊維ならでは機能性の高さもウールの魅力です。
コットンやポリエステルも比較的耐久性に優れていますが、ナイロン・ウールにはやはり敵いません。
長くラグを使いたいときは、ぜひナイロン・ウールのラグを選んでくださいね。
ラグを買い替えるなら「びっくりカーペット」がおすすめ!
「うちのラグ、さすがにもうダメそう」と思ったら、思い切ってラグを買い替えちゃいましょう!
当店びっくりカーペットでは、デザイン性の高いお洒落なラグから便利な機能性ラグまで、幅広い商品を豊富に取り揃えております。
ラグはお部屋の印象を大きく変えてくれるので、新しいラグで気持ちもリフレッシュしてみてくださいね。
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【手軽にできる】ラグを長持ちさせる3つの秘訣
せっかくラグを買い替えたなら、できるだけ長持ちさせて使いたいですよね。
ここでは、ラグを長持ちさせるための秘訣をご紹介します。
ラグを長く快適に使いたい方は、ぜひ試してみてください。
①定期的に掃除をする
ラグを長持ちさせるのであれば、ラグを清潔に保つことが何よりも重要です。
皮脂や食べこぼしなどの汚れがあると劣化しやすくなるのはもちろん、変色したり、ダニやカビが発生しやすくなったりします。
定期的に掃除をして、ラグを長くきれいに使えるようにしましょう。
日頃のお手入れは掃除機をかけるだけで大丈夫です。
週に1~2回程度、丁寧に掃除機をかけるようにしてください。
ラグの毛並みを起こすようなイメージで掃除機をかけると、根元からホコリやゴミを吸い取ることができます。
回転ブラシ付きの掃除機は、毛が抜けてしまう可能性があるので控えましょう。
また、強く掃除機を擦りつけたり、長時間同じ場所に掃除機をかけたりすると繊維を傷めてしまいます。
優しく丁寧に掃除機を掛けましょう。
掃除をすることでゴミや食べこぼしなどが減り、ダニ予防にもなりますよ。
②湿気を含ませない
ラグを長持ちさせるために大切なことの一つは、湿気を含ませないことです。
ラグをドライな状態にしておくとホコリが取れ易くなり、掃除機をかけても傷みが少なくなります。
また、ダニは乾燥を嫌いますのでダニ対策にもなります。
天気の良い日は換気をするなどして、普段から家全体の風通しを良くするように心がけましょう。
時々裏返したり、持ち上げて裏側にも風を通すようにすると、より効果的です。
梅雨時などには除湿機も利用し、ラグに湿気が残らないように工夫しましょう。
ラグを拭き掃除するときや、水洗いするときは、何日か晴れが続いているような空気が乾燥している日に干すのがベストです。
ラグが乾ききるまでしっかり陰干しするようにしましょう。
ラグを収納するときにも、陰干しをして湿気が残らないようにし、風通しの良い場所に保管してください。
除湿剤なども利用して、湿気を少なく保存するようにしましょう。
③スチームアイロンで毛並みを復活
買いたての頃はふかふかだった毛並みが、いつの間にかぺったんこに…。
気に入っているからまだ買い替えたくない!という方は是非一度スチームアイロンで蒸気をあててみてください。
毛並みを起こすように手でさーっと撫でながら、アイロンをかけて湿度を含ませます。
そうすることで、へたっていた毛足が復活し、ふんわりとした肌触りを取り戻します。
ダニは熱に弱いため、アイロンがけはダニの駆除にも効果的!一石二鳥のお手入れ方法ですね。
スチームアイロンを当てたあとは、屋外に干してしっかり乾かすようにしましょう。

この方法が使えるのは、『ウール』『コットン』『ポリエステル』など熱に強い素材のラグのみです。
合成繊維など熱に弱い素材だと溶けてしまうこともあります。
アイロンがけが可能かどうか、事前に洗濯表示を確認しましょう。
まとめ
この記事では、『ラグの寿命』と『買い替え時期の見極めポイント』について解説いたします。
リーズナブルなラグだと3年くらいが寿命のようです。
ただし、ラグの種類や、使用状況、環境やお手入れの頻度などによってラグの寿命は大きく変わります。
買い替えのタイミングに迷ったときは「ラグの使用年数」よりも「ラグの状態」をみて決めていきましょう。
また、ラグは丁寧にお手入れすることで長持ちさせることができます。
週に一回は掃除機をかけるようにしましょう。
ラグは湿気を嫌うので、換気をするなどして部屋の風通りが良くなるように工夫しましょう。