「外は涼しいのに、部屋だけが暑い…」という経験はありませんか?
お部屋が暑いと冷房の効きも悪くなりますし、熱中症の危険性もあります。
暑さの原因と対策を知って、室内でも快適に過ごしましょう。
この記事では、『外は涼しいのに部屋が暑い理由』と『暑さ対策の方法』について解説します。
目次
外は涼しいのに部屋が暑いのはなぜ?
仕事や学校から疲れて帰ってくると、部屋の中がムワッと暑い…。
想像するだけで、疲れがさらに増しそうですよね。
そもそも、外は涼しくなっているのにお部屋が暑いのはなぜなのでしょうか?
ここでは、外が涼しいのに部屋が暑い3つの理由を説明します。
屋根・壁から熱が放出される
祖とが涼しいのにお部屋が暑い原因の一つが、屋根や壁から放出される熱です。
屋根や壁に使われるコンクリートは、熱しやすく冷めにくい素材です。
そのため、日光が屋根や壁に当たると熱をどんどんため込み続けます。
そして、お昼間にコンクリートに蓄積された熱は、夜になると室内に放熱されるため部屋の中が熱くなるのです。
熱がこもっている
外が涼しい時間になっても部屋が暑いのは、部屋の中に入った熱が逃げていかないことも原因です。
家の中は屋根や壁によって密閉されているため、どんどん熱がこもってしまいます。
日が暮れて外は涼しくなっていても、家の中には熱がこもっているため暑くなってしまうのです。
日光だけでなく、冷蔵庫やパソコンなどの家電製品から放出される熱もお部屋を暑くしている原因の一つ。
あまりにお部屋が暑いときは使っていない家電の電源を落としておきましょう。
熱が入り込みやすい場所
外からの熱は、屋根・壁・窓・床など様々な場所から入り込みます。
その中でも特に熱の侵入の多い場所はどこだと思いますか?
答えは『窓』です。窓から侵入する熱は全体の73%だと言われています。
天気の良い昼間に、窓の近くに寄るとジリジリ暑いですよね。
窓から熱が入り込むと、せっかく冷房を使っていてもなかなか涼しくなりません。
とくに南向き・西向きに窓がある部屋は要注意。
夕方にも日が差し込むため、夜になっても熱が残っていて暑く感じられます。
湿度が高い
夏場、夕方家に帰って玄関を開けるとムワッと暑かったことはありませんか?
お部屋を閉め切った状態にしていると、熱だけでなく湿気も逃げられないため蒸し風呂のような状態に。
同じ気温でも、湿度が高い方が体感温度は高くなります。
そのため、閉め切って空気のこもったお部屋は外よりも暑く感じられるのです。
ちなみに夏の天気予報でよく使われる『不快指数』も、気温と湿度をもとに計算されていますよ。
夏を涼しく!お部屋の暑さ対策方法
ここからは、お部屋の暑さ対策をするときのポイントを解説します。
部屋に熱がこもる際の対策方法は、以下の4つです。
- 日中にカーテンを閉めておく
- 換気をする
- サーキュレーターを使う
- 窓の断熱性を高める
手軽にできるので、ぜひ試してみてくださいね。
カーテンを閉めておく
一度室内に熱がこもってしまうと、なかなか逃げていきません。
そのため、お部屋涼しくするためには、室内に熱を入れないことが一番大切です。
日中に窓を閉めて出掛けるときは、カーテンを閉めておくようにしましょう。
ドレープ(厚手)カーテンを閉めておくことで、外からの日差しや熱を遮ることができます。
カーテンを閉めておく以外に、シャッターやサンシェード、すだれなど窓の外から日差しを遮るアイテムもおすすめです。
換気をする
カーテンやシャッターを使っていても、外からの熱を完全に防ぐことは難しいです。
帰宅した時にお部屋が暑いと感じたときは、窓を開けて部屋にこもった熱や湿気を逃がしてあげましょう。
日中に窓やカーテンを開けると外の熱がダイレクトに入り込んでしまいます。
早朝や夕方など直射日光の当たりにくい時間帯に換気をするのがおすすめです。
換気をするときは対角線上に窓やドアを開き、風の通り道を作ってあげましょう。
帰宅後すぐにエアコンをつけるより、換気してこもった熱や湿気を取り除く方が冷房の効きも良くなりますよ。
サーキュレーターを活用する
換気のときに活用してほしいのが、扇風機やサーキュレーターです。
ドアから窓に向かってサーキュレーターを回すと、素早く熱や湿気を追い出すことができます。
サーキュレーターは、冷暖房効率アップにも効果的です。
冷たい空気は下に溜まりやすいので、上に向かってサーキュレーターを回してくださいね。
家の遮熱性を高める
遮熱とは、日光など外からの熱が室内に入り込まないようにする機能のことです。
家全体の遮熱性を高めることで、室内の暑さをかなり抑えることができます。
ですが、壁や窓の遮熱断熱工事は費用が高く、何十万円(場合によっては100万円以上)とかかってしまうことも…!
そこで、インテリアショップの店員としておすすめしたいのが、遮熱カーテンなどの窓周りアイテムです。
カーテンを付け替えるだけなので、数千円~で暑さ対策をすることができます。
また、家に入り込む熱の73%が窓から侵入しているため、窓を遮熱できればお部屋の暑さはかなり変わりますよ。
暑さ対策におすすめの遮熱アイテム9選
ここからは、暑さ対策におすすめのインテリアアイテムを紹介します。
手軽に暑さ対策には、カーテンがおすすめです。
断熱性だけでなく、取り付けやすさやデザインも考慮しながら選んでくださいね。
ハニカムスクリーン
窓周りアイテムトップクラスの断熱性を誇るのが、ハニカムスクリーンです。
ハニカムスクリーンとは断面が蜂の巣のような六角形になっているスクリーンのこと。
六角形の部分が空気の層を作ることで高い断熱・遮熱性を発揮します。
当店の遮光ハニカムスクリーンで実験を行ったところ、何も取り付けていない窓に比べて約28度温度上昇を抑えてくれることがわかりました。
非遮光タイプでも約13度温度上昇を抑えてくれます。
我が家にも非遮光タイプを取り付けていますが、家に帰った瞬間の蒸し暑さが減ったように感じました。
断熱性重視で選ぶなら、ハニカムスクリーンを選びましょう!
賃貸住宅の窓に設置する場合は、ネジ穴不要のつっぱり式ハニカムスクリーンがおすすめです。
【賃貸OK】ネジ穴不要で取り付けできるからマンションでも安心♪
『つっぱり式ハニカムスクリーン 遮光タイプ チェーン式』
1mm単位でオーダーできる当店オリジナルつっぱり式ハニカムスクリーン!傷が付かないので賃貸でも安心!
遮熱カーテン
カーテンにも遮熱機能を備えたものがあります。
裏地や特殊な糸を使うことで断熱性を高め、外からの熱をしっかりブロックしてくれるカーテンです。
遮熱カーテンを選ぶときは、遮熱断熱率をチェックしておきましょう。
遮熱断熱率が高いほど、熱の出入りを防いでくれます。
遮熱カーテンの効果を高めたいときは、窓枠より少し長めの丈がおすすめです。
窓をしっかり覆うことで遮熱性をさらに高めることができますよ。
【遮熱断熱率58%】完全遮光・遮熱・防音・形状記憶の高機能カーテン 『エコマカロン グリーンティ』
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遮熱ロールスクリーン
カーテンレールのない小窓の遮熱対策に便利なのが、遮熱ロールスクリーンです。
ロールスクリーンなら、カーテンが取り付けにくい細長い窓や小窓にも設置できます。
ロールスクリーンの遮熱性を高めたいときは、正面付けでの設置がおすすめです。
壁にネジ穴を開けたくないときは、つっぱり式のロールスクリーンを活用しましょう。
工具も必要なく、簡単に取り付けできるのでDIYが苦手な方でもチャレンジしやすいですよ。
【賃貸OK】隙間が少ないスリムタイプの遮熱ロールスクリーン
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水回りの窓に取り付けるときは、はっ水加工付きのロールスクリーンがおすすめです。
キッチンに取り付けるときは、安全のために防炎加工付きのロールスクリーンを選びましょう。
激安!お風呂・キッチンなどの水回りにも使いやすいはっ水ロールスクリーン
『つっぱりロールスクリーン 1級遮光+防炎はっ水タイプ』
1mm単位でオーダーできる激安つっぱりロールスクリーン
後から裏地
後から裏地とは、カーテンに後から取り付けられる裏地のことです。(名前の通りですね!)
カーテンと窓の間に取り付けることで空気の層をつくり、断熱性を発揮します。
カーテン自体は買い替える必要がないので「今のカーテンが気にいっているから、そのまま使いたい!」と言うときにも便利ですよね。
完全遮光や断熱効果付きなど、遮蔽性の高い記事を選ぶようにしましょう。
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遮熱断熱・防音効果!後づけ裏地・完全遮光・手洗いOK!サイズ調整無料の100サイズカーテン。
オーニング・サンシェード
オーニングを使えば、窓の外側からの遮熱断熱対策をすることができます。
遮光タイプのオーニングを設置した時の体感温度はマイナス3度!
木陰にいるような涼やかな気分を味わえます。
遮熱カーテンをもっと見たい方はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
この記事では、『外は涼しいのに部屋が暑い理由』と『部屋を涼しくする方法』について解説してきました。
外は涼しいのに部屋が暑い理由は、外から入り込んだ熱や湿気がこもってしまっているからです。
お部屋に入り込む熱量の73%が、窓から侵入していると言われています。
断熱対策をするときは、窓やカーテンを見直すようにしましょう。
日中に締め切ったままでいると、空気の流れが悪くなってしまいます。
家に帰ったら、対角線上に窓を開けて換気し、空気の通り道をつくるようにしてください。