遊び毛について
遊び毛について
遊び毛とは毛が抜けることをいいます。
短い繊維を絡めたり撚ったりしてパイル糸にしていますので、絡みの弱い一部の繊維が「遊び毛」として初期段階で出てきます。
抜け毛とは異なり、商品の欠陥ではありません。遊び毛は敷物の宿命なのです。
遊び毛は繊維の特性上、ウールやアクリルに多く見られる現象です。
遊び毛の対処法
遊び毛はこまめに掃除機をかけることにより次第におさまってきます。
しばらくすると(製品により異なりますが約2〜3ヶ月程)この遊び毛はおさまり、カーペット本来の毛艶が現れます。
ですが掃除機をかけすぎるのもよくありません。
今出ている以上の遊び毛を頑張って取ろうとせず、優しく丁寧を心がけましょう。
また、遊び毛は完全になくなることはないので、気にしないことも肝心です。
ご注意ください
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回転ブラシやピーター付きのブラシ(掃除機)を使用されますと、繊維を傷めたり撚り(繊維同士の絡まり)が緩くなり遊び毛が出やすくなる事があります。
回転ブラシやピーター付きのブラシは使用せず、バキューム(吸引)のみをおすすめします。
Step 1
ほつれたパイルを、ハサミで周囲と同じ高さに切ります。
Step 2
アロンアルファなどの瞬間接着剤を、切ったパイルの根元に染み込ませておきましょう。
ご注意ください
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ウールカーペットの場合、虫害の可能性もあります。裏まで穴があいているかどうか確かめて下さい。
虫害の可能性があるようなら、防虫業者に相談して下さい。
市販の殺虫剤はしみになる可能性もあり、小さな子供のいる家庭では安全性にも配慮が必要です。
専門業者にまかせて下さい。今後の虫害を防ぐためにも、ウールマーク付きのカーペットの購入をお勧めします。
ヘコみの対処法
カーペットやラグの上に家具を置いているとどうしても発生するヘコミ…。
こんな時にはスチームアイロンかドライヤーを使いましょう!
ドライヤーの場合
Step 1
ぬるま湯で湿らせた布でヘコミ部分を湿らせます。
Step 2
ドライヤーの場合は温風を当てながら、毛を立てるようにブラッシング。
Step 3
乾いたタオルまたはドライヤーでしっかり乾燥させましょう。
ドライヤーの場合
Step 1
蒸気をカーペットのへこみにかけ ヘコミ部分を湿らせます。
Step 2
そして毛を立てるようにブラッシング。
Step 3
乾いたタオルまたはドライヤーで しっかり乾燥させましょう。
ご注意ください
- 染色しているものは色落ちする可能性が御座いますのでご注意下さい。
- 撥水加工が施されている場合、撥水効果が薄れる可能性が御座います。